見出し画像

手術という打撲。

この記事に書いたように

カラダには過去の酷い打撲が痕跡として

すべて刻まれている。


生まれつきの障害を持っておられて

長いあいだ寝たきりで生活されていたんだけど

幾度もの手術を受けることで

立って歩けるようになったという方から整体指導の依頼を受けた。


歩けるようになって日常生活を送れるようになったのだけど

立てるようになってからずっと腰痛に悩まされている。

いろんな病院や治療院や整体指導も受けたことがあるけれど

どこを訪ねても腰痛は一向に改善なく、

この10年はすっかり諦めて生活していたんだそう。


ところが転職した新しい会社での激務で

腰痛が耐え難いほどになってしまっているとのこと。


ちなみに臓器を取り除いたり,下肢を造ったりというカラダは

整体にはなりえない。

正確には術後リハビリの範疇なんだろうと思う。


もしやと思ってカラダを観てみると

酷い打撲をした影響がすべからく表現される部位である座骨に

ものすごい脂がこびりついていた。


両足の再建手術ってことは

骨も切っているだろうし。

カラダにしたらメスを入れられることが既に打撲。

くわえて骨折だって打撲だからね。

手術で骨を切れば

カラダにしてみれば事故で骨折したのとなんら変わりがない。


しかも何度も手術をされたってことは

何度も打撲が加えられたってことを意味している。


座骨の脂にふれると脂汗をたらして

悲鳴をあげるほどに痛みを感じてしまう。

激痛だとおっしゃる。

車にはねられた人の座骨を押さえた時も痛がられたんだけど

見た目から察すると比較にならないほど痛がっておられた。

その痛がり様が、打撲の影響の大きさを示していた。


打撲の影響ってホントに知られていない。

心理的なショックも

物理的なショックも

カラダにとっては打撲。

大きな打撲の痕跡が生涯カラダに残っていることを踏まえると

打撲の影響ってぼくが思っている以上に大きのだろうなと思う。



※あわせて読むといい記事



















この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?