見出し画像

カラダから立ち昇ってくる臭い。

1日の整体指導を終えた後に

自分の手のひらから臭いが漂ってくる。

その臭いを嗅いだだけで

あっ、これは〇〇さんの臭いだって分かってしまうほどに明瞭に臭う。


たいていの臭いなら洗い流せるマジックソープで手を洗っているのに

なぜか愉気によって自分の手のひらに付いた臭いだけは不思議と消えない。

あれっ!?

もしかして、これって臭いが染み込んでいるの?


とくに頭部への愉気や

肝臓への愉気など

時間をかけて愉気を行う場合に

ぼくの手のひらに臭いが濃く染み込んでいるみたい。


愉気をすることで相手の気が接触面に集まってくる。

触れている場所、

ぼくの手のひらと相手のカラダ。

気を通していくことで気の感応が生じる。

相手のカラダ内部から集まってくる気の量が多いほどに感応が生じ

ぼくの手のひらには相手の方の臭いが染み込んでいく。

だから整体指導のあとに丁寧に手を洗っても

気の感応とともに染み込んた臭いは洗い流せない。


そのときに手に染み込んでいるのは

相手の方のメインの体臭。

ところがカラダの特定の部位に愉気をしていると

突然、別の臭いが

ふわ~~っと立ち昇ってくることがある。


先日もちょうど呼吸器と関連のある胸椎3番に愉気をしていると

ふわ~~っとタバコの臭いが香ってきた。


タバコ吸われているんですねと伝えると

もう数年前に止めているんですが臭いますか?と返ってきた。


ふつうにお会いしているぶんには臭わないし

背中全体に愉気をしていると臭わない。

呼吸器に関係する部位にフォーカスして気を通していくと

すぐに臭いが立ち昇ってくる。


その方は10代から喫煙を始めて

30年間タバコを吸われていた歴史を持っておられた。

ちゃんと残っているんですねぇ~と驚かれていた。


ある方の肝臓と関連している胸椎9番に愉気をすると

あま~い臭いが立ち昇ってきた。

ケーキ屋さんの前を通ると漂ってくる

まさに生クリームのような臭い。

スイーツ大好きを遥かにこえて

スイーツ食べ過ぎの女性だった。


ところが別の部位に愉気をしていても臭ってこない。


特定の部位に愉気をして臭ってくる臭いは

ぼく自身は鼻で嗅ぎ取っていると思っていたんだけど

不思議なことに愉気を受けている本人は臭わないらしい。

整体指導者であるぼくだけが明確に嗅ぎとっている。

気を通した瞬間に嗅ぎ取れるほどにハッキリ臭うのにね。


なので嗅覚で感じているんじゃなくって

気で感じとっている情報が臭いとして変換されているのかもしれない。

こんなに明確に臭うのに不思議すぎる。


ぼくらは触れて手応えを主に観察を進めていく。

触覚に、視覚、嗅覚、そして気の感覚。

だから強い香水をつけて整体指導を受けに来られると

嗅覚という観察が使えなくなってしまう。

自分では普段意識することはないだろうけど

臭いって大切な生体情報なんです。



※あわせて読むといい記事












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?