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京都へ行こう❣【221】

今回は、『西陣興聖寺』に行って来ました。
通常非公開の寺院で、秋のもみじを公開されるのは初めて。(特別公開は12月11日まで)
武将茶人・古田織部(ふるたおりべ)が創建しているので『織部寺』とも呼ばれています。

12月7日撮影

地下鉄『鞍馬口駅』1番出口より徒歩約13分。
『西陣興聖寺』がある堀川通り前の中央分離帯には、見事な銀杏の木がありました。

総門

山門

こちらで受付。拝観料は、800円。
パンフレットはなく、ポストカードを頂きました。

もみじのトンネル

鐘楼

本堂

今回のトップ写真は、本堂ともみじ🍁
この写真の別バージョンです。

庫裏

こちらが入口。順路は方丈から。
右側に方丈、左側に本堂があります。

花頭窓

方丈

写真の一番奥にあるお庭は、白砂が特徴的。

小さな石と長方形の石が組み合わされた延段が目を楽しませてくれます。
延段のまわりの白砂が『降り積もった雪』に
見えてしまうのは、私だけでしょうか?

こちらは、大正ガラス越しに撮影。

海中写真家・杏橋幹彦氏の襖絵『青波』は、
フィジーの海中写真。
写真の襖絵を見るのは初めてです。

この斬新な襖絵は、2021年に奉納。
襖絵もどんどん進化していきますね。

四季の花天井

中央には、織部ゆかりの梅が描かれています。
季節ごとに撮ってみました。

桜(春)
竹(夏)
紅葉(秋)
松に雪(冬)

四季の花は、4人の檀家さんが描かれたそうです。

降り蹲踞(つくばい)

方丈から奥に進むと『降り蹲踞(つくばい)』があります。

茶室に入る前に手を清める場所です。
地面を掘っているので立体的。
しかもかなり大きくて深い!

螺旋状の石段を降りるという独特な形状の蹲踞
(つくばい)を初めて見ました。しかも、反対側に上がれます。
側には織部灯籠もあります。

こちらには、『雲了庵』と『青松庵』という
ふたつの茶室があるそうですが、今回は公開
されていません。

降り蹲踞の反対側にあるお庭。

杉戸絵

次に本堂へ向かいます。
写真撮影禁止のため、画像をお借りしました。

本堂内部

※京都観光Naviさんより

本堂について、ガイドさんより説明がありました。ご本尊は釈迦如来像。
脇侍の文殊菩薩像は智慧(ちえ)を表す獅子、
普賢菩薩像は慈悲を表す象に乗っています。

左側には藤堂高虎の寄進と伝わる『達磨像』、右側には弥勒菩薩が安置されています。

天井には『雲龍図』が描かれていて、ある場所で手を叩くと龍の鳴き声が響き渡るような反響を体感できることから『鳴き龍』とも言われています。
私も手を叩いてみましたが、同志社大学の近くにある『相国寺』ほどは響きませんでした。

西陣興聖寺は、平安時代に書かれたものも含め5300巻の『一切経』を所有。
特別公開の拝観料は、その維持費の一部として使われるそうです。

いかがでしたか?
一番の見どころは『降り蹲踞』です。
古田織部は、千利休の7人の弟子『利休七哲』のひとり。千利休の『人とは違うことをしろ』という教えから、自由で大胆な気風が『織部好み』として流行りました。
この蹲踞(つくばい)を見て、古田織部の事をもっと知りたくなりました。

最後までお読み下さりありがとうございます❣

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