京都へ行こう❣【260】
今回は、聖徳太子によって創建されたと伝わる『紫雲山 頂法寺』です。
本堂の屋根の形より『六角堂』と呼ばれ親しまれています。華道家元池坊が代々住職を務め、『いけばな発祥の地』としても知られています。
山門
この日は、祇園祭の山鉾を見るために烏丸通りまで来ていたので、立ち寄ってみました。
お寺の名前はもちろん知っていますが、訪れるのは初めて。烏丸通りから六角通りに曲がるとすぐに山門があり、『ここかぁ!』というのが正直な感想(笑)
山門をくぐると『六角堂の由緒』を書いた看板があります。ちゃんと読まなかったので、通りを隔てた飛地境内にある鐘楼を見逃しました。
縁結びの六角柳
本堂の右側あたりにあります。
訪れた時は『縁結びの柳』だとは知らなくて、
これは石灯籠を撮ったもの。
そういえば、凄く立派な柳だったなぁと今頃になって納得。
へそ石
六角堂が京都のまん中に位置する事から、
人の体に例えて『へそ石』と呼ばれています。
(諸説あります)
手水舎
『手水舎の龍』と『十六羅漢像』のコラボ♡
十六羅漢像
この羅漢像は、『和顔愛語(わげんあいご)』を実践されていて『にこにこ顔』。
いつも優しい顔つきで、穏やかに話をするように心がけていれば、必ず良い影響をもたらすと説いています。
一言願い地蔵
このお地蔵さまは、お参りに来られた方の願いを叶えてあげようか、どうしようかと考えているため、少し首を傾けられています。
願い事は一つだけ。欲張ってはいけません。
親鸞堂
こちらに、親鸞像を二体安置しています。
親鸞上人像
奥に見えるのが本堂(六角堂)です。
街中なので、お寺のまわりは高層ビルばかり。
本堂【京都市指定有形文化財】
本堂の正面には拝堂が付属しています。
ご本尊は、聖徳太子の護持仏とされる秘仏の
『如意輪観音坐像』。
脇侍は、毘沙門天立像【重要文化財】と
地蔵菩薩立像です。
仏教には『六道輪廻』という考え方があり、
人間が輪廻を繰り返す際に生まれ出る世界は、
地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・
天道の6つ。
六角堂のご本尊は、その中の『天道』に迷う者を救うと信仰されています。
大香炉を支える邪鬼。
よく見ると、大香炉の台も六角形です。
ふれあい仏(お釈迦様)
鳩みくじ
お地蔵さまの前に、幸運のシンボルである鳩をモチーフにした素焼きのおみくじが並べられていました。
境内には、たくさんの鳩が集まっています。
近寄っても全く動く気配はありません!
絵馬
今回は、鳩の絵馬をトップ写真にしています。隣の龍の爪は5本!
一願成就(祈願用の置物)
備え付けの用紙に願い事を一つ書き、
鳩の中に入れて六角堂に納めると、
ご本尊に願い事を運んでくれるそうです。
お堂のまわりに綺麗に並んでいるので、
これは撮ってしまう( ⁰⊖⁰)♡
太子堂(開山堂)
こちらには、三体の聖徳太子像が安置されています。『聖徳太子沐浴の池』には、白鳥が気持ち良さそうに泳いでいます。
白鳥がいる事は知っていましたが、ここだけ
動物園のニオイがします(笑)
ちょうど係の方が、ホースを使って太子堂の
まわりを掃除されていました。
白鳥は、ネットがかけられたエサ置き場にうまく頭を突っ込んで食事をしていて、こちらには来てくれません。
不動明王
不動明王の石像と木像を安置する堂が隣接して建っています。
いかがでしたか?
『かみつきますので白鳥に近づかないようにして下さい。エサを与えないで下さい。』という看板が衝撃的でした。白鳥がかみつくの?
奈良で鹿せんべいを持っていて、雄鹿に噛まれた事があるからなぁ。←トラウマ(笑)
気になる方はぜひ行ってみて下さい。
お寺の隣にある『スターバックス京都烏丸六角店』はガラス張りなので、六角堂を眺めながらドリンクを楽しむ事が出来ますよ!
最後までお読み下さりありがとうございます❣