見出し画像

京都へ行こう❣【227】

今回は、『金臺寺』に行って来ました。
妙心寺の境内から離れた場所にある境外塔頭で、通常非公開の寺院です。
(特別拝観は、11月1日〜7日まで)

金臺寺(こんたいじ)

嵐電北野線『等持院・立命館大学キャンパス前』下車、徒歩1分の場所にあります。

山門

11月2日撮影

白隠禅師筆『法具変妖之図』の提灯がお出迎えしてくれました。

ぱっと見た感じだと単なる戯画(ぎが)に見える非現実的な図ですが、本来妖怪になるはずのない『法具』で百鬼夜行図を表現することで、仏具をおろそかにする者たちへの戒めとしたものです。

前庭に置かれている瓦

河童の手水鉢

舌(ぜつ)ヒデ子さんの素朴でユーモラスな
河童の作品。

立派な鬼瓦を撮るためにしゃがんで撮影。
左側から中へ入ります。拝観料は大人500円。
パンフレットはなく、壁画の配置図と説明の
プリントを頂きました。

方丈前庭

この日は天気が良くて、赤い毛氈が天井に反射して真っ赤に写ります💦

別の角度から『額縁風』に撮ってみました。
こっちの方が好き(*´艸`*)♡

下間と室中

左側の下間は『花鳥図』
仏間のある室中は『琴棋書画』の人物図

客殿には、狩野永岳筆と伝わる襖絵が三十三面あり、御本尊である釈迦三尊像以外は撮影可能でした。(釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩)

上間前室

『山水図』

上間後室

『蘭亭曲水図』
襖絵のアップ

こちらで、猪目(ハート)の小窓を発見❣
中にはいろんな達磨さんがいました。

極彩色で描かれた『鳳凰図』も美しい✧*。

方丈東庭

こちらのお庭は大正ガラス越しで見ました。
大正ガラスの特徴である歪み(レトロな感じ)で、景色が味わい深くなります。

この池には、井戸水を引かれているそうです。
甲羅干しをする亀も発見!

そして、こちらに提灯と同じ『法具変妖之図』が飾られていました。

龍頭の幡を持った赤鬼が疾走し、琵琶にひかれた琴や如意の化け物がユーモラスな姿で描かれています。

一部抜粋
へちまの襖絵

2階からの景色

こちらから方丈東庭が見下ろせます。
このお部屋には皇室とのつながりを示す
『菊花紋章』がいくつも見られました。

菊花紋章のアップ
立派な屋根瓦

茶室のにじり口が見えます。
中に入ってもいいということでした。

茶室

にじり口からの『影』を楽しんでいます!

いかがでしたか?
道具が妖怪になった姿をコミカルに描いている『法具変妖之図』が一番の見どころでした。
特に妖怪の提灯が、お気に入り♡
猪目の小窓も大変珍しいので、ぜひ行かれたら中の達磨さんを確認してみて下さい。

こちらにも菊花紋章

最後までお読み下さりありがとうございます❣

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この街がすき