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京都へ行こう❣【203】

今回は、『真如院』の特別公開に行って来ました。(10月14日〜10月29日までの土日のみ)
作庭家の重森三玲が復元した、石で水の流れを表現した枯山水庭園が見どころです。

場所は、堀川五条の近く(猪熊通五条上ル)にあります。
※『上ル』とは、北へ行くという意味です。
私は、地下鉄烏丸線『五条駅』で下車して
歩きました。(12分ぐらい)

山門

10月14日撮影

入って左側の前庭。
見る角度によって、石の表情が変わります。

よく見るとマンホール!これは珍しい♡⤴︎⤴︎

こちらは入って右側にある前庭。
手前には美しい苔が広がっています。
白砂をアップにすると、水道の蛇口が気に
なってしまうのは私だけ?

庫裏前

拝観料は600円。
部屋には、庭園の成り立ちや見どころなどを
説明するテープがエンドレスで流れています。

真如院庭園

庭園の小堂には、日蓮聖人が祀られています。

織田信長が、大の庭園愛好家であった足利義昭の機嫌をとるため名庭を贈ることを思いつき、宿院である真如院に庭園を造らせ、義昭を出迎えたと伝えられています。

庭園の見どころをピックアップしていきます。

桃の瓦

小堂の屋根には、『火難除け』の意味が込められた『桃の瓦』が飾られています。

鱗形(うろこがた)の石

水の流れは右から左へ

最大の特徴は、鱗形の石を並べて『水の流れ』を表現している所です。

通常は白砂や小石を用いるのですが、鱗形の石を丁寧に並べた独特の表現方法。
これは当初からなのだそうです。

烏帽子石と瓜実灯籠

右側奥は、足利義昭お気に入りの『烏帽子石』
中央には、足利義昭が名付けた『瓜実灯籠』

春日灯籠

ツツジの植え込みの中に『春日灯籠』が据えられています。これも珍しい。

呼子手水鉢

前側面に、右に母、中央に子、左に父の文字が刻まれているそうです。かなり見にくい💦
幼くして亡くなった子供のために、両親が墓所に奉納したものだと考えられ、『呼子手水鉢』の名が付いたと言われています。

重森三玲に復元された美しいお庭を、
いろんな角度からご覧下さい。
まわりにビルがなかったら、もっと素敵なんだけどなぁ(*˘︶˘人)✽*。✽

沓脱石(くつぬぎいし)

いかがでしたか?
6日間しか見れないお庭なので、初日に行ってじっくり見てきました。
重森三玲ファンの方をはじめ、お庭が好きな人にはぜひ見て頂きたい名庭です。

一番奥にあったシンプルなお庭は、ガラス越しで撮影

最後までお読み下さりありがとうございます❣

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