京都へ行こう❣️【56】
今回は、創建650年の節目を迎える泉涌寺(せんにゅうじ)の別院、『雲龍院』に行ってきました。
『雲龍院』の見どころは、丸や四角などさまざまな『窓』から見る景色と枯山水のお庭。
皇室ゆかりの寺院なので、『菊の模様』があらゆる所に散りばめられています。
現在、JR東海の『花咲く京都キャンペーン』
春のお花で彩られたアート空間『花の間』も見る事が出来ます。(4月24日まで)
総門
総門をくぐって泉涌寺道を真っ直ぐ進みます。
大門
こちらには入らず、『雲龍院』を目指します。
山門
両サイドの塀に5本線があるの見えますか?
皇室と関わりのある格式高い寺院です。
受付を済ませて、一番に目に入るのがこの龍。
【蓮華の間】(れんげ)
『しきしの景色』
『蓮華の間』の雪見障子。素敵でしょ✧*。
ある場所から見ると、四角いガラスから4枚の違った風景を眺めることが出来ます。
左から、椿・灯籠・楓・松。一番綺麗に見える場所に座布団が置かれています。
秋だったら楓が紅葉して、もっと美しいかも!
この部屋の照明は『菊の模様』です。
実際のお庭はこちら。
【大輪の間】(だいりん)
こちらには『瞑想石』がありました。
もちろん、座って足を乗せてみます。
気持ちいい(⁎˃ᴗ˂⁎)♡⤴︎⤴︎
お庭に『菊の家紋』の丸瓦が置かれています。
城南宮の力強い赤松を撮影してから、松のうねりが気になって仕方ない私(*´艸`*)♡
こちらは大石内蔵助の額です。親戚が泉涌寺の塔頭寺院である『来迎院(らいごういん)』の住職をされていて、よく訪ねていたそうです。
こんな掛け軸もありました!(下写真)
解読できた方はお知らせ下さい。
正解がわからない(ฅฅ*)💦
霊明殿と灯籠
最後の将軍、徳川慶喜が寄進した灯籠です。
灯籠を取り囲む『菊の模様』が美しい✧*。
本堂 龍華殿【重要文化財】
『龍華殿』では、写経が出来ます。
御水尾天皇(ごみずのおてんのう)より寄進された写経机が、現在でも使用されています。
勅使門
龍華殿から見た勅使門。
山門をくぐった左側にある『衆宝観音』が、
こちらからも見えます。
【清浄の間】(しょうじょう)
水琴窟『龍淵のさやけし』
『菊の模様』が特徴的な水琴窟。
竹筒に耳をあてると、綺麗な音が聴こえます。
かつてこの庭には大きな池があり、忠臣蔵で
有名な大石内蔵助がこの池を龍のすみか
『龍淵(りゅうえん)』と名付けたそうです。
この水琴窟の音は『龍の息吹』(ღ*ˇ ˇ*)。o♡
【月窓の間】(げっそう)
ピンク色の額や掛け軸で統一されていました。椅子も花柄で可愛らしいイメージのお部屋。
椅子に座るとこんな景色が見えます。
【悟りの間】(さとり)
四角い『迷いの窓』
四角い窓は『迷いの窓』と呼ばれ、人生における苦しみを象徴し『生老病死四苦八苦』を表していると言われています。
丸い『悟りの窓』
丸い窓は、禅の世界で『悟り』を表現しているので『悟りの窓』と呼ばれています。
期間限定『花の間』
花の魅力を活かし、歴史ある寺院のお部屋を
より一層春が感じられるアートの空間に演出
しています。
『悟りの間』から見た書院とお庭。
廊下の先やお手洗いにも生け花がありました。
加茂川真黒石の観音石像
(かもがわまぐろいし)
泉涌寺(せんにゅうじ)案内図
いかがでしたか?
今回は『花咲く京都キャンペーン』初日に張り切って行ってきました。
京阪『東福寺駅』下車は2度目。
道沿いに案内があるので迷わず辿り着けます。
秋の東福寺は混み合いますが、春は静か。
緑に囲まれた泉涌寺道が気持ちいい。
拝観料400円でめちゃくちゃ楽しめました。
見どころいっぱいでしたが、やっぱり雪見障子がMVPです。景色の楽しみ方が素敵すぎます。
『雲龍院』の御本尊は薬師如来三尊像。
お医者様の役目を果たす仏様です。
薬師のパネルを展示した『薬師回廊』がありました。
鎌倉時代の作である『走り大黒天』も見どころの1つです。撮影不可なのですが、胸元にきりがね細工が施されていて、目は水晶。わらじ履きの大黒様です。
短期間ですが、4月1日〜5日まで春の夜間ライトアップをされています。
また秋にも訪れたいお寺です。
特に秋の夜間ライトアップを狙っています!
(ΦωΦ)✧*。