見出し画像

京都へ行こう❣【236】

前回より引き続きの女子旅❣
今年の干支である『辰(龍)』にゆかりのある神社仏閣巡りの2カ所目は、龍の尻尾が庭園に出現している永興寺(ようこうじ)です。

地下鉄東西線『御陵(みささぎ)駅』下車。
2番出口より徒歩約14分。

琵琶湖疏水にかかる『山ノ谷橋』を渡ります。

琵琶湖疏水船が通るルートなのに、水がなくてびっくり。冬場だから減らしているのか、水不足なのか、謎は深まります。

参道入口

参道の突き当りにこの門があり、右に曲がります。

慈母観音

階段が二手に分かれています。
これは階段スペシャル用に撮ってしまう(笑)
山門がある方の階段を上ります。

山門

山門前から『龍の石造』がチラッと見えています。これはフォトスポットにピッタリかも。

本堂

境内は自由に見てまわれますが、本堂は公開されていません。お寺の方に声をかけて、堂内を案内してもらうスタイルです。

鐘楼と本堂

友人と龍に夢中になっていたので、赤い建物の『山科 豊川稲荷社』を見忘れました💦

手水舎

私のチェックポイントは、龍の爪の数。
この手水舎の龍の爪は3本でした。

奥が尻尾

歯車のように見える石造が二つ並んでいます。こちらは、本堂にある天井画の龍の『背中』と『尻尾』なんだそうです。

私達の他に拝観希望者が二人いて、運良くお寺の方に本堂を案内してもらう事が出来ました。
まずは御本尊・釈迦如来像の前にある賽銭箱に志納金を入れ、お焼香をします。
※志納金とは、『感謝の気持ち』としてお支払いする費用の事です。

文殊大士

『文殊菩薩』のことですが、修行している僧侶の姿であることから『文殊大士』と呼ばれています。獅子は『智慧』を表すので、文殊菩薩の乗り物とされています。

道元禅師 御一代記絵巻

お寺の方に簡単に説明してもらいました。
こちらは、右下から順に見ていきます。

※道元禅師は、西暦1200年1月26日に京都で生まれ、8歳の時に母を亡くし、母の遺言通りに出家して『比叡山』で宗教の勉強をします。
その後『建仁寺』で禅の修行。禅の神髄を見るために、24歳の時に『宋』に渡ります。
『天童山』で坐禅修行中に、居眠りをしている1人の僧を大声で叱りつける声が、雷のような僧堂に響きわたる声であったため、その瞬間に悟りを開きます。
帰国後、36歳の時に宇治の『聖興寺』に僧堂を開き、8年にわたり禅の普及に専念。
その後、『永平寺』で坐禅修行に励みながら、修行僧を指導します。

全部を説明してもらった訳ではないので、調べてヒットした最初の部分だけまとめました。
比叡山焼き討ちの場面もあります。

日本一大きな木魚

日本一大きな木魚は、直径90cm、高さ95cm
あります。

本堂 大間天井龍図

日本画家である安藤康行 筆

本堂に描かれた天井画の龍図は、記念すべき『平成の龍・第一号』。
一緒に説明を聞いていた方が写真撮影について尋ねると、『減るもんじゃないので!』と撮影を快諾。いろんな角度からいっぱい撮らせてもらいました。

宝珠を握る龍の爪を見た時に『もしかして?』と思ったその予感は的中します!
別の場所から見ると、平成の龍の爪はしっかり4本で描かれています。

本堂の左奥の部屋には、仏様の掛軸と猫の絵が飾られていました。

『桜と猫』

本堂前庭

本堂の縁側より撮影

本堂は公開されていないにも関わらず、前庭もしっかりお手入れされていて、砂紋が綺麗✧*。

※画像はお借りしました

作庭をされた『いのはな夢創園』さんより画像をお借りしたのには理由があります。
なんとなくですが、龍の頭に見えませんか?

※画像はお借りしました

本堂の扁額

天井画を見てから、再び龍の石造を見ました。
背中と尻尾だけ、お庭で表現するという発想が面白いと思いました。
こちらを今回のトップ写真にしています。

大黒天

いかがでしたか?
『永興寺』は、道元禅師一代記絵巻に登場する福井県の『永平寺』と、宇治の『聖興寺』より一文字ずつもらって命名されています。

特に天井画は素晴らしいので、見る価値はあると思います。それにしても『減るもんじゃないので!』発言には、強く賛同。
知る人ぞ知る穴場の寺院でした。

最後までお読み下さりありがとうございます❣

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この街がすき