京都へ行こう❣【125】
今回は、デヴィッド・ボウイが愛した枯山水庭園がある『正伝寺(しょうでんじ)』に行って来ました。
京阪『出町柳』駅前から1系統の市バスに乗り『神光院前』で下車。徒歩約15分です。
今回もグーグル先生に案内してもらいましたが
分かりにくく、住宅街でプチ迷子。
二階のベランダでお花に水やりされているマダムに声をかけて行き方を教えてもらいました。
私は人に聞いた方が安心できます(*˘ ˘人)❤
山門
この山門から庫裏まで、なだらかな階段状の
参道が続きます。
中門
カーブが美しい『階段』にときめきました✧*。
すっかり階段の魅力にハマっています(*´艸`*)♡
また別のタイプの『階段』が続きます。
左側の苔むした『石垣』も趣きがあります✧*。
禅寺だからダルマなのかな?
赤いバンダナを巻いたタヌキ顔のダルマさんがお出迎え。
庫裏
庫裏前にはたくさんのお花が咲いていて、その中に小さなお地蔵さまがいらっしゃいました。
こちらから中に入ります。
拝観料は大人400円。
お寺の方が不在の時は、こちらを二回叩いて
お知らせするみたいですね!
方丈(本堂)【重要文化財】
血天井
方丈(本堂)の廊下の天井は、伏見城の戦いで伏見城が落城する際に自刃した鳥居元忠らの
血痕が残った廊下の板を使用しています。
天井にしているのは供養するためです。
方丈前庭【京都市指定名勝】
白砂を敷詰め、サツキの刈込みだけで構成された枯山水庭園です。
サツキは右から七つ・五つ・三つの順に並び、『七五三式の庭』、別名『獅子の子渡しの庭』とも呼ばれています。
※『獅子の子渡しの庭』とは、中国の古事曰く
『獅子は三頭の子を産むと、そのうちの一頭は豹であり、他の子を食おうとする。獅子が川を渡ろうとする時、親がいなくなると豹は他の子を食ってしまう。獅子は三頭の子を向こう岸に無事渡らせる事が出来るのか』という話をお庭で表現しているらしい。
かなり長い時間、ゆっくり眺めていました。
理由は青空待ち。
下の写真と比較すると随分違うでしょ!
デヴィッド・ボウイは、1979年に宝酒造の焼酎
のテレビCMのために京都を訪れています。
しかも、デヴィッド・ボウイが撮影場所をこの『正伝寺』に指定。
縁側にたたずみ涙を浮かべた静寂を私も体感。
小堀遠州の作庭と伝えられていますが、昭和になって重森三玲によって整備されています。
岩ではなくサツキの刈込みのみで構成されているのが特徴で、白壁越しに比叡山を借景にしています。
本堂の中には狩野山楽が描いた襖絵がありますが、撮影が禁止なのでホームページより画像をお借りしました。
襖絵【重要文化財】
お手洗の前には苔玉がありました。
手水鉢には亀。
鐘楼
白いフワフワした珍しい植物。
私が知らないだけかも(*´艸`*)♡
いかがでしたか?
こちらは11月5日に訪れたので、今から紅葉しますという色合いでした。
美しいお庭を静かに眺めたい方におすすめの
寺院です。