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潔く飛ぶ、ヒバリのようでありたい

皆さま、明けましておめでとうございます。

まさか元旦にご挨拶することになろうとは、noteを始めた当初は思いもしませんでしたが、こうして長くnoteを続けられているのは、いつも読んでくださる皆さまのおかげに他なりません。

昨年、皆さまと出会えたことは、本当に幸せなことだと改めて思います。

どうぞ今年も、よろしくお願いいたします!

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さて、新年最初のnote、せっかくですので抱負的なものを語らせていただこうかと思います。

といっても、今年こそはこうする! みたいなことって、あまり考えたことがありません。

ですので、私が今年、自分に贈りたい言葉についてお話しさせていただきます。

その言葉というのは、私がペンネーム(元町ひばり)を決めた後、たまたま父が貸してくれた本の中で印象に残った一節です。

空から一直線に降りてくる、その姿が素晴らしいのです。一片の迷いもありませんよ。ひばりさんには、ぜひ、ヒバリのようにまっすぐな女性になってもらいたいのです。

小川糸「リボン」ポプラ社 2015年 6頁

これは、「ひばり」と名付けられものの、図鑑で初めてヒバリを目にし、その地味な姿にガッカリとした主人公へ、名付け親から贈られた言葉です。

この箇所を読んだ時、自分のペンネームが更に好きになったのを覚えています。

そこで、私はこの言葉を、今年の自分に贈りたいと思います。

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人間は迷うものですし、私は自分ほど悩んでばかりいる人間を知りません。
親しい人に「あなたは悩むのが好きなんだね」とまで言われてしまうくらいなのですから、迷いばかりの人間だといっても過言ではないでしょう。

実際、私は、
迷って、悩んで、足踏みばかりして。
そんな自分に落ち込んで
そんなループを繰り返しがちなのです。

でも、今年は、この、一片の迷いなく飛翔する、雲雀の姿を胸に、生きてみたいと思います。

その通りにはならなくても、こうありたいと願うこと、その言葉を抱えて生きてみること。それが、自分の現実を少し、変えてくれる気がするのです。

自分で自分につけた名前が仮にも「雲雀」なら、私は、私生活でもやはり、雲雀のように生きたいと思うのです。

力強くはなくても、潔く

まっすぐに

小説「リボン」のなかで名付け親のすみれちゃんが、ひばりへと贈った大切な言葉を、今年の自分に贈りたいと思います。

さて、皆さんは、今年、どんな言葉を胸に生きてみたいですか?


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