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ドラムで200曲以上コピーした私が推したい曲5選

2015年4月、大学で軽音学部に入部したのをきっかけに、ドラムを始めた。ドラムを始めた詳しい経緯はこのnoteに書いてある。

大学から初心者で始めた私だがドラムの楽しさを知りのめり込んだ結果、気づいたら200曲以上の楽曲をコピーし、演奏していた。

コピーした曲はもともと自分の知らない曲が多かったが、ライブで演奏するために曲を聴くうちに、たくさんの曲やバンドを好きになった。

そんな私が、実際に自分がライブで演奏した中から特に推したい5曲を、厳選して紹介しようと思う。

推したい曲が多すぎて、絞るのがとても大変だった。noteを書くにあたり、参考に先人の音楽ライターたちが書いた媒体を読んでいたら自分との表現力のちがいに何度か絶望した。

自分の言葉が蛇足になるのでは、と筆を進めるのを躊躇することもあった。それでも「私なりの推しポイントが紹介できれば」と思い、今回書くことにした。

紹介するのが知らない曲やバンドだったらぜひ一度聴いてみてください。知っている曲やバンドだったらぜひ一度語りましょう。

ロッキンポ殺し / マキシマム ザ ホルモン

2005年3月にリリースされたマキシマム ザ ホルモン5枚目のアルバム「ロッキンポ殺し」のリードトラック。 漫☆画太郎のジャケットが特徴的だ。

インパクトが強すぎるジャケット

「マキシマム ザ ホルモン」は、「ホルモン」の略称で親しまれ、ダイスケはん(キャーキャーうるさい方)、マキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)、上ちゃん(4弦)、ナヲ(ドラムと女声と姉)の4人で構成されている。

ロッキンポ殺しの「ロッキンポ」とは、ロックインポ(=ロックを感じられないインポ人間)のこと。

作詞作曲をしているマキシマムザ亮君は、「ロックは表面でなく、中身(魂)まで理解してほしい」と考えているため、ロッキンポを殺してやる(そんな価値観を壊してやる)といった思いを込めて楽曲を作っている。

彼らの楽曲はハードで重めなデスボやシャウトがありながら、ポップさもあるのが魅力のひとつ。

この曲を初めて聴いたときも衝撃を受けた。ミクスチャー魂全開で、変則的なリズムとテンポが展開されている。だけど一度聴いたら忘れられない1曲。

ちなみにライブでコピーしたのをきっかけに本家のライブにも行くようになった。本家のライブでは終了後のSEでよく流れていた。

Final destination / coldrain

2009年10月にリリースされたcoldrain1stアルバムの中の1曲。coldrainは2007年結成のロックバンドで、メンバーはMasato(Vo)、 Y.K.C(Gt)、Sugi (Gt・Cho)、 RxYxO(Ba・Cho)、Katsuma(Dr)。

ギターのフィードバックとドラムのロールからスタートし、激しい曲調が展開されていく。後戻りできない人生を進む彼らの決意を表したかのような楽曲となっている。

この曲は初期に作られた曲でありながら、現在もライブの定番となっている。本家のライブでは、アンコールなどの重要な場面で披露されることが多い。

ちなみに、Masatoはインタビューで「人生最後のライブで一番最後にやりたい曲は?」と聞かれた際に、「Final destination」と答えている。

KiLLiNG ME / SiM

2011年10月にリリースされたアルバム「SEEDS OF HOPE」に収録されている曲。YouTubeのMV再生回数は3,700万回を超えている「SiMと言えば」な曲だ。

SiMは2004年11月にボーカルのMAHを中心に湘南でスリーピースバンド「Silence iz Mine」を結成したのがはじまり。翌年にバンド名から頭文字を取り、今のバンド名「SiM」となった。

SiMはレゲエパンクバンドと名乗っているが、この曲はラウドの印象が強めになっている。イントロでは重厚感あふれるサウンドや、インパクト抜群のシャウトをかましつつも、サビにくるのはキャッチーなメロディ。

本家のライブではツーステップ(ツーステ)を踏んだり、モッシュが起きたりする。Aメロの「someone、trash it」や、サビラストの「You’re killing me」では思いっきり声を出して叫ぶ観客も多い。ブレイクダウンでは一旦観客がしゃがみ、ボーカルのMAHの合図に合わせてみんなでジャンプするのが恒例となっている。

Just Awake / Fear, and Loathing in Las Vegas

2012年1月にリリースされたFear, and Loathing in Las Vegas(フィアー・アンド・ロージング・イン・ラスベガス)のメジャー1枚目のシングル。アニメ「HUNTER×HUNTER」のエンディングテーマ曲でもある。

Fear, and Loathing in Las Vegasは、2008年に結成された兵庫県神戸市出身のロック・バンド。バンド名は1998年の映画「ラスベガスをやっつけろ」の原題(Fear and Loathing in Las Vegas)に由来。略称は“FaLiLV”、愛称は“ベガス”と呼ばれている。

メンバーの脱退や死去などを経て、現在はSo、Minami、Taiki、Tomonori、Tetsuyaの5名体制。

ベガスの曲はエモやスクリーモ、メタル、EDM、Hip Hop、アニソンなどさまざまなジャンルが詰め込まれている。これだけ聞くと「音楽としてぐちゃぐちゃになるのではないか」と思われるが、曲として成り立っているのがベガスのすごさ。まさにカオス。

ちなみに、彼らはメンバー同士で曲の趣味が全然違う。ボーカルのSoが最初にハマったのは ELLEGARDENだし、ドラムのTomororiがドラムを始めたきっかけは銀杏BOYZやGOING STEADYだ。

この曲はシャウトやデスボイスを用いたハードコア要素だけではなく、シンセサイザーの電子音も取り入れているのが印象的。曲の展開も緩急があり、予測不可能。ハードコアな曲かと思いきや急にジャズっぽい要素を入れてくる。初めて曲を聴いたとき、そのカオス具合にニコニコ動画の全盛期を思い出した。

また、英語詞と日本語詞を組み合わせた歌詞となっているのも特徴。もともと海外リリースが決まっていたため、初めから英語も日本語も両方やることを想定された曲となっている。

Just AwakeのPVは全編アニメーションになっていて、制作したのは「DEATH NOTE」や「サマーウォーズ」、「葬送のフリーレン」を手がけたMADHOUSE。アニメ好きの私胸熱。

CORE PRIDE/ UVERworld

2011年5月にリリースされたUVERworldの19枚目のシングル。アニメ「青の祓魔師」のオープニングテーマ曲。UVERworldに関してはただのファンなので、この曲はコピーする前から好き。リリース当初からずっと好きって言っている。

UVERworldは滋賀県出身で、幼馴染の集まりで結成されたバンドだ。保育園で出会った友達と40年もずっと一緒に音楽を続けているのやばすぎる。

この曲の良さは、TAKUYA∞が歌う熱い歌詞と激しさの中にある切ないメロディだろう。歌詞はTAKUYA∞の実体験をもとに書かれていて、「死に物狂いで未来を変えてやる」というキャッチフレーズのもと、作られている。

参考までにサビの部分を引用してきた。

どうしたって 叶わない絵空事だろうが
胸を燃やす火は誰にも消せやしない
空から降る黒い雨が この身を濡らし降り止まなくとも
まだ消させはしないこの胸の火 それが「プライド」

「夢を叶えるのにどんなに困難な状況に立たされても、心に灯された火は誰にも消すことができない」と、魂の叫びを表現した曲だ。

そして最大の魅力はサックス。ドラムではじまりバンドサウンドがくるかと思いきや高らかなサックスのパート。やっぱりUVERworldにサックスは欠かせない。

この曲は構成が複雑で「どこがAメロでどこがサビなのか」と思われる曲でもあるが、それも込みで魅力である。

アニメの世界観にもマッチしているので、UVERworldのファン以外でもこの曲を知っている&好きな人が多い。

5曲に絞るのが難しすぎた

振り返ってみると、各バンドの定番曲が多い傾向となった。推し曲のリリース時期はさまざまだが、大体私が中学・高校時代に聴いた曲がメインである。

今回はドラムで叩いたことのある曲から厳選してみたが、あまりにも紹介したい曲が多すぎて、絞るのに1番時間がかかった。需要があるかわからないが、今後も定期的にnoteで紹介していきたい。

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