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コロナ対応を中心とした食料品など…その22(経口補水液と手作り経口補水液(ORS)の作り方…脱水症2)

現在、COVID-19でのデルタ株の中にも オミクロン株での感染も拡大してきており、コロナ感染症での第6波に入ったと言われています。
感染者の数も日増しに増えてきており『COVID-19 Japan 新型コロナウイルス対策ダッシュボード』をみてもその数は急増してきています

参考サイト:COVID-19 Japan 新型コロナウイルス対策ダッシュボードhttps://www.stopcovid19.jp/

コロナに感染すると発熱もあります。コロナ感染だけでなく、一般的な風邪やインフルエンザなどでも、またその他の疾患などでも発熱は起こりやすい症状になります
コロナワクチン接種後での副反応として、発熱や強い倦怠感などの症状が出現している方もいらっしゃます

コロナに限らずに体調不良が悪い中での療養期間を乗り切るためにも自宅で過ごすための事前準備も必要となってきます


高熱が出ている時や熱中症などから脱水症状を起こしているときには、経口補水液など 水分、糖分、電解質を含んでいる点滴に似た成分のものを飲むことが症状軽快の助けになります

最近は、経口補水液(ORS)とうたって販売されている商品が増えていました


また、市販品ほどまでの精度はなくても 自宅にあるものでも 簡易的に #手作りの経口補水液  を手軽につくることはできます
砂糖と塩と水なので 普通のご家庭にあるものなので、安価ですので応急処置として使えるアイテムです

「経口補水液」とは、少し難しそうな名前ですが、原料はとてもシンプルで、食塩とブドウ糖を混合し、水に溶かした飲料水です。

これを飲用することで、小腸において水分の吸収が行われ、主に下痢や嘔吐、発熱による脱水症状の治療に用いられ、失った失われた体液を補うバランス飲料になります

経口補水液(ORS)は、口から水分と電解質を素早く補給できるように、ナトリウムとブドウ糖の濃度を調整した飲料で、その成分はWHO(世界保健機構)により定められています
このORSは、自宅で作成することも可能です。「水1000ml」「砂糖40g」「塩3g」を一緒に混ぜたものになります。重要なのは『水』『糖分』『塩分』をこの割合で一緒にとるということです。

1Lで作っても容器も入手しにくく大変なので、とりあえず 500mlくらいのペットボトルならば入手も簡単です
経口補水液は、美味しものではないのですし、比率をイメージしていただくために 厳密な配合ではありませんが、覚えやすい量での作り方で、今回はご紹介いたします

ただし、吸収力の関係から、人工甘味料ではなく必ず砂糖を使用してください


【用意するもの・材料】
500ml位ペットボトル1本、水、砂糖、塩を用意する

【作り方】
1)500mlのペットボトルで9分目くらいまで水を入れる
(水やお茶のペットボトルは500~550mlのものが多いので
容量によって50~100ml水を減らしてください))

水470ml


2)ペットボトルのキャップ山盛り4杯分の砂糖    (画像:緑の蓋)
  ペットボトルのキャップの凹としている部分までの塩1杯(画像:茶の蓋)
若しくは指で1つまみ分(抽象的なのでキャップを利用)
 ペットボトルのキャップ1杯=約5mlくらい=小さじ1 相当量になります
 計り方は 大雑把な感じでOKです 大体での比率の目安です 
 吸収速度などの問題もあるので砂糖を使ってください

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ペットボトル1本( 1000ml)に 砂糖を大さじ4杯強(40g)と塩を多めに1つまみ半(1.5g)
の材料を半量の500mlで調整したイメージにしてあります

3)ペットボトルの中に水、砂糖、塩を入れて 振って混ぜると経口補水液になります
お好みでレモン汁やりんごやオレンジなどの果汁を少し入れてください

飲むときは、少しずつ時間をかけるようにするのが無難です

【注意事項】
*冷蔵庫保管にして当日(24時間以内)の保管期限が目安です
*作る前に手を洗らう、きれいな容器に入れる、ミネラルウォーター、煮沸したお湯、湯冷ましなど衛生面に気を付けての作業をされてください
*果汁は風味付け&ミネラル分の補給にもなります
*柑橘系が苦手方だとリンゴ果汁がお勧めです

脱水症・熱中症4 - 460 最新版


~~~経口補水液の飲み方~~~


【飲み方のコツ】
・一度にたくさん飲む(飲ませる)と吐くことがあります
はじめは一口ずつ少量を頻繁に飲んでください
ある程度飲んでみて、吐かない、下痢をしないようであればそこからは好みのスピードでのんでください
・経口補水液を飲んで尿量が増えてきたり、尿の色がうすくなってきたら脱水が改善してきた傾向になります
・経口補水液が冷たすぎると腸を刺激することもあるので、はじめは一口ずつ飲むようにされてください(一口ずつ飲むようにすれば、腸に届くときにはそこまで冷たくないので刺激にはなりにくいです)

経口補水液の液体そのものが苦手な方の場合、市販されている経口補水液のゼリータイプのものだと比較的のみやすくなっています

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また、どうしても口に合わないなどの場合には、無理には飲まずに、みそ汁やスープ、果汁、飲料水、お茶(できれば加糖)、スポーツ飲料、重湯やお粥(梅干しや塩を加えて塩味をつける)など塩分や糖分を含む物など飲めるものを飲む形で対応をされてください
無理をして吐き気などがでて嘔吐をしてしまうと本末転倒ですので…

私が、経口補水液やスポーツ飲料は苦手なのでその時に飲めるもので対応しています


脱水症、水分摂取については別の記事でご紹介しています
・コロナ対応を中心とした食料品など…その23(経口補水液と手作り経口補水液とは…脱水症1)

また過去の投稿記事は下記のマガジン
『COVID19関連の自宅療養や日常備蓄、食事についてのまとめ』
の中にあります

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