高校時代の話…その3 専門科目(家庭経営・住居・保育)
私は、専門学科がある高校を卒業しました。家政科なんですけどね…
その後は、家政科から生活文化科に改変された後に 別の学校に統廃合され廃校してしまいました
家政科以外には、商業科を併設している学校でした
ある意味で、家政科の高校は専門科目ばかりなので、大学や専門学校みたいな感じで実習(演習)中心でした
家政科の主な専門科目は、食物、被服、保育、家庭経営、住居 というもので講義と実習が中心で授業の1/3を占めていました。残りは、普通の国語、数学、英語、社会、生物、化学、体育など一般科目の授業が2/3でした
これは、家政科だけでなく、商業科や工業科、農業科、美術科、音楽科、水産科などの職業学科の課程や芸術学科の課程でも同じで、それぞれでの専門科目の部分の内容が異なるだけで専門領域が1/3~1/2で、残りの2/3~1/2が一般的な普通科目になっています
私が、高校生のころの家政科での専門科目は、こんな感じでした
家庭科関連の専門科目の授業は、家庭科の教員が受け持っていました
その中で、家庭科の先生は2つ詳細な科に分かれていて、被服と家庭経営・住居の授業を担当する被服教室にいる教員 と 食物と保育の授業を担当する食物教室にいる教員に分かれていました
*家庭経営*
1年生から2年生の途中まで週に1回2時限での授業がありました
家族にかかわる法律(憲法や民法など)について、例えば、婚姻が可能な年齢、出生届け、死亡届けなどを学びました
あとは、生活設計(ライフサイクル)、家計簿の話などかあったと思います
*住居*
2年生途中から週1回授業(2時限)がありました
(家庭経営の分野の授業終了後にそのまま住居の学習に入りました。)
住居の歴史、(竪穴式住居、高床式住居とか)住宅設計図(見取り図)、照明の関すること、作業空間の高さなどの話があったと思います。家族数を決め、住宅を設計するような課題をやったような記憶があります
家庭経営と住居の授業は、1人の先生が1クラス40人を一度に担当されていて、普段の教室での講義でした
教科書も「家庭経営・住居」という名称になっていて、併せて「家庭一般」の強強も併用していました
他にも、校外学習で、現地集合での外部の洗剤企業の工場見学や実験講義、情報センターでのPCを使っての実習講義などもありました
(家庭経営・住居の授業だったと思うのですが被服かな?でも引率の先生方が被服の担当教員ではなく、家庭経営の担当教員だったので…まぁ~その先生方が被服メインに受け持っている方だったので…)
*保育*
2.3年生の時に週1回授業(2年の時は1時限、3年の時は2時限)がありました
2年生での授業は、1人の先生が1クラス40人を一度に担当されていて、普段の教室での講義で、3年生になると1クラス40人を出席番号順で前半班と後半班で2つにわけて、班別での20人名ずつでそれぞれの班に担当教員が1名ずつついて、少人数での講義も実習も、自分たちの教室か家庭経営・保育室の授業でした
母体についての受胎についてから始まって、出産、子供について、その成長、こどもに多い病気、食事について、保育園・幼稚園についてなどの話があったような気がします
実習では、沐浴実習、両親学級みたいな感じなのでしょうか、赤ちゃんの人形を使い、お風呂にいれること、オムツを替えるなどもやりました。また、離乳食をつくる実習もあり、子供向けのおもちゃを作る課題などもありました
あと、公立の保育園見学にも行きました、数名ずつ各年代のクラスに分かれて見学したり一緒に遊びました 私は5歳児クラスの見学で一緒に紫陽花の折り紙を折って、画用紙に貼るという活動でした
(保育園見学は 受持ちの担当教員単位で日程のこともあり見学先の保育園は別だったようです)
もちろん、実習だと感想文の提出などがありました
被服や食物は同じ時間帯に同じものを実習で作っていますので、授業進度も講義内容もほぼ同じでしたが、3年生の時の保育の授業は教室も教員も別なのでかなり、授業進度などは異なっていたようです
保育の担当教員はお子さんがたくさんいた方だったので、雑談も多めでご自身のお子さんのことを色々と話してくださっていました
教科書も「保育」という名称になっていて、併せて「家庭一般」の強強も併用していました