言葉にして伝えなければ、お客様には伝わらない
疑問を抱えたままのお客様は、意外と 多いのかもしれない
美容師以外の人と 美容室での話をすると、よく耳にするのが
「お店によってカラーの持ちが違う気がするのだけど、それはなぜ?」
「いつも、同じようにやってくれるけど、 正直なところ、何をやってもらっているか、 よくわからない。」
「なんでカラーって、時間が経つと明るく変わるの?」
などなど。
お店で聞こうと思ってたけど忘れてた。とか、 いつもちゃんとやってくれるから、今更、美容師さんに聞けない。なんとなく聞きづらい。 という声もききます。
?マークのままのお客様、意外と多いと思いかもしれません。
技術、モノが悪いわけではなく、価値が伝わっていない
実際、カラーの薬剤が滅茶苦茶に悪くて、色落ちが速いのであれば、製品の問題になりますが、 ジャパニーズクオリティでいうと、そこまで悪い物があると思えません。 (そもそも、悪い製品は、流通されません)
「私たちは、ちゃんと施術しています!」 というサロン、美容師さんは多くいらっしゃる はず。
ですが、事実、
お客様は 「何をやってくれているのか、わからない。」 という人が結構います。
お客様に専門用語で、施術内容を伝えても、 専門的に勉強してきているわけではないので、 伝わらない、わからないのは当然です。
せっかくの技術(価値)が伝わらないのは、悲しい。
?マークのままのお客様と平行線のまま、も残念です。
ギャップは常にあるもの
先日、知人のカットとカラーリングを させてもらった時のこと。
「色持ちは、カラー剤を流す前に、カラー剤を馴染ませていたか?がポイントになります。 これを乳化と言います。この乳化をするかしないかで、カラーの持ちが大きく違います。」 と、話したところ、
これまでにやってもらったことがあるのか? 気づかなかった。そもそも乳化という言葉も よくわからない。とのこと。
そう。 意外とお客様の記憶に残っていないことは、多いです。
その理由は、美容師側は、毎日の仕事でやっていることでも、お客様はサロンは、年に数回行くところ。
ここに、ギャップがあります。
2.3か月前のことを明確に覚えているか? ましてや、シャンプーやスパなど、お客様がリラックスモードに入っているとしたら、話しかけられても夢心地で、覚えていないということも 十分にあり得ます。
だから、施術前の一言、専門用語ではなく、 分かりやすい言葉で、伝え続けること、が大事なわけです。
あなたのその仕事の価値。 ぜひ、お客様に伝えてください!
Aya Horiguchi
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