シャンパンとワインボトル
シャンパンはシャンパーニュ地方で特別な工程を踏んで作られたワインのアペラシォン/ブランド(appellation d'origine contrôlée/AOC)です。類似のスパークリングワインとしてクレマンがありますが、こちらはその他の地方で作られたもので、シャンパンと呼ぶことはできません。が、とても美味しいし安価です。
意外と知られていないようなのですが、シャンパンは赤い葡萄(ピノ・ノワールやピノ・ムニエ)と白い葡萄(シャルドネ)両方から、しかも年度の違うワインを複数混ぜ合わせて作ります。こうすることで年ごとの質を安定させるのだとか。また有名な醸造行程としてRemuageがあります。ここでボトルを少しずつ回転させながら傾けて、dépôtと呼ばれる沈殿物を取り除きます。
シャンパーニュ地方にあるEpernayを旅したとき、地元のスーパー(Leclerc)にあるシャンパンの量に驚きました。
ガラスケースに入っているボトルはお高いです。なぜか山崎のボトルがありましたが30万円ほどでした。
シャンパンを含むワインには、普通のサイズ(750ml)のほかにも、用途に応じていくつかのボトルサイズがあります。少し見にくいですが:
例えばマグナム(magnum,1.5L)、ジェロボアム(jeroboam, 3L)、バルタザール(balthazar, 12L)などなど。なぜか聖書に登場する人物から名前がとってあります。比較で私の指を:
フランス人のご家庭へ遊びにいくと、時々デコレーションで大きなワインボトルを見ます。またパーティーなどで回し飲みするときにも見ました。(回し飲みという日本語ってあるのか?)
シャンパンといえばドン・ペリニヨンですが、彼のお墓がある村がこの地にあります。機会があればこの村(hautvillers)の紹介もさせてください。