国際平和拠点ひろしま+東京コミュニティは、一般社団法人ユースキャリア教育機構と連携し、社会を変えられる人の考え方を手に入れるソーシャルビジネスアイデアソン「ぴ~す・CAMPUS」の第1回を2024年3月30日に開催しました。
平和とビジネスに向き合い、社会を変えたい!仲間を作りたい!!という熱き14名の高校生・大学生たちのバラエティに富んだ発表内容と、紆余曲折あった開催までの裏側ストーリーを、企画メンバーである矢幅さん、泉さん、兒玉さん、中雄さん、そして、ユースキャリア教育機構メンバーの水谷さん、松村さんに聞きました。
1.イベント内容の概要を教えてください。
「能登半島地震の被災者を救うための事業を考える」というテーマで、ケーススタディを用いて実践的に考えるアイデアソンを開催しました。最初にロジックモデルについて講義を聴いた後、4チーム(3人×3組、2名×1組)に分かれて、ケーススタディを選んでグループ毎にアイデアを発表しました。最後に審査員(佐々木、宇野)から講評がありました。イベント終了後も交流を楽しんだり、審査員を囲んで色々と意見をもらうことができました。
2.特徴や魅力は何ですか?
事前課題やロジックモデルを組み合わせながら、アイデアを実現する視点について、経営者などの審査員からフィードバックをもらえることです。
3.なぜこの企画をやりたいと思ったのですか?
漠然とした平和に対して「積極的平和」という考え方があることを知ってもらいたいということ、そして「ロジックモデル」という考え方を学ぶことで、漠然としたアイデアではなく、意味のある社会問題解決アクションに繋げたいと考えました。
4.今回のイベントのゴールは何でしたか?
実践的な社会課題解決の方法を参加者が学べるプログラムの実績を作り、より多くの人に拡げていくきっかけ作りです。
5.企画で工夫したことがあれば教えてください。
国際平和拠点ひろしま+東京コミュニティとユースキャリア教育機構が連携し、平和について理解を深める事前課題やグループワーク、難しめなロジックモデルをワークシートでわかりやすくするなどの工夫をしました。
6.事前課題で力を入れたポイントがあれば教えてください。
全員が制作に関わる平和的なプロセスで、伝えたい重要なポイントをシンプルに要約し、多様な視点でわかりやすさと読みやすさを改善しました。
7.事前課題の勉強会ではどんな学びがありましたか?
具体的な「災害」というテーマやAIスタートアップの事例などを通じて、これまで着目していなかった視点や考え方に気がつきました。また、漠然と考えていた「平和」の構造やソフト面などの重要性の理解が深まりました。
8.当日までの準備で苦労したことはありますか?
企画書作成から告知集客まで0から1にする難しさ、テーマを設定して事前課題制作するまで手探りで時間がかかったこと、ワクワクするような伝わるコンテンツ作り、どれもが大変でした。
9.各チームの発表内容にどんな発見がありましたか?
実際の事業イメージや発生しそうな課題と事業機会、当事者の本当のニーズをどれだけ解決し、ビジネスモデルや利益構造として成立しそうか、事業を長期的に存続できそうかなどのリアルな視点が得られました。
10.今回の経験から、どんなやりがいを感じましたか?
ロジックモデルという考えを知ることで、事業アイデアを組み立て、社会課題解決までの具体的な行動ステップに落としていく過程にワクワク。イベント企画制作のスキルや思考力も鍛えられました。一方で、実際にアイデアを行動に移せるくらいまでは詰め切れなかったのが難しかったです。
▶ 参加者のアンケート結果
イベントの満足度はどうでしたか?
満足度:平均4.6/5
ロジックモデルの使い方を理解できたと思いますか?
満足度:平均4.6/5
イベントで学んだ内容は将来役に立つと思いますか?
満足度:平均4.8/5
イベントの良かったところについて教えてください。
イベントの改善点について教えてください。
▶ 「ぴ~す・CAMPUS vol.2」開催予定
2024年6月~8月頃に開催を予定しています。
気になる人、次回参加してみたい方はInstagramのフォローをお願いします!
▶ 企画運営ボランティアも募集しています。
イベント企画運営を経験することで、学校では得られない実践的なスキルを身につけたり、仲間と出会うチャンスが広がります。さぁワクワクしよう!
https://activo.jp/users/115117