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トピックス(旅行記)

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2023年1月の記事一覧

義母の実家を訪ねたら、家族が20人増えました。

お義母さんの実家がある山梨へ、彼の家族と一緒に挨拶に行った。 山梨の大家族の話は彼からもたびたび聞いていたのだけど、想像以上、というより「話を聞いて知識として知っているのと、実際に体験するのはまったく違う」ということを、強く実感した2日間だった。 3人の叔父さんや9人の従兄弟とまるで親友のような距離の近さ、親族がみんな半径1km圏内で暮らしていること、ほぼ同い年で働きながら5児の母をしている人がいること…… 家族の形は、家族の数だけ存在する。 頭では理解していたつもり

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鶏始乳・にわとりはじめてとやにつく「1月30日~2月3日頃」

グレイス・サチ・トロクセルと廃棄野菜

グレイス・サチ・トロクセルと廃棄野菜 グレイス・サチ・トロクセル(Grace Sachi Troxell,1991- /アメリカのアーティスト・彫刻) 有機物、粘土、鋼を利用した彫刻家だ。 グレイス・サチ・トロクセルは、スーパーマーケット等に到着する前に、その3分の1が、美的理由から廃棄されている、その形が崩れた醜い野菜をインスピレーションの源として受け入れている。 彼女は自分で育てた野菜を*スリップキャストし、市場で一般的に拒否されている野菜の珍しい側面を尊重しようとして

東京の休日 159 〜【初春を祝う ―七福うさぎがやってくる!】展(静嘉堂文庫・丸の内)気分はふたたびの初詣でした〜

お正月からひと月。 すっかり日常に戻っていたところで また新春の麗しい気分を 味わわせていただきました。 『静嘉堂創設130周年・新美術館開館記念展Ⅱ 初春を祝う ―七福うさぎがやってくる!』 2023年1月2日(月・振休)〜2月4日(土) 丸の内に移転して間もない 「静嘉堂文庫美術館 (せいかどうぶんこびじゅつかん)」にて 現在開催中です。 お正月の華やかな雰囲気が好きな方、 卯年の方(わたしもです!)、 茶道をされている方、興味のある方に おすすめの美術展となっ

ヴェルサイユ宮殿の Power

3年ほど前に訪れたパリの美術館や施設に思い入れが深く、帰国してからフォローした Instagram は 今でも時々眺めています。 ルーヴル美術館、オルセー美術館にピカソ美術館。。。そして1月14日からの投稿で大いに楽しませてくれたのが、ヴェルサイユ宮殿の Instagram(ヘッダーの画像)。 ヴェルサイユ宮殿には年間数百万人、1日数千人が訪れるそうで、当然その中には公式・非公式を問わずセレブリティも含まれているのです。 これまでに訪れた有名人のフォトショットを投稿した記事

MEET HANNA WASHBURN

MEET HANNA WASHBURNインタビュー(Curina -NY):ハンナ・ウォッシュバーン(抜粋)Taste of You -展覧会のアイデアとプロセスについて 「私はほぼ完全にリサイクルされた素材を使用しています 」 布地の多くは私自身の生活や私の身近な人からの服です。 時々、子供の頃の実物や、両親の屋根裏部屋の古くて壊れた家具を取り入れます。 時間のかかる作業なので、素材や歴史を考えながら作っています。私のプロセスには儀式的な側面があります。 私の出来上がった

AIアーティスト:Avital Meshiを考える

AIアーティスト:Avital Meshiを考える アビタル・メシ (Avital Meshi) アビタル・メシ (Avital Meshi,1978- /サンフランシスコのメディア&パフォーマンス・アーティスト) ニューメディア(AI)、パフォーマンス アーティスト イスラエル、エルサレム生まれであり、主にサンフランシスコのベイエリアを拠点とする。 家族と一緒に渡米したとき、アビタル・メシは行動科学のキャリアから芸術のキャリアに切り替える機会を得た。 人間と機械がどの

【ゆにおの文フリエッセイ】文学フリマ広島5に向けての進捗を報告するよーーーッ!

ぶんぶんぶん! ゆにおだぜぃ! 1月ももう終わるねー! 文学フリマ広島5まで、あと一ヶ月足らず。 スペース番号も決定しました↓ 【2023/2/26(日)開催/文学フリマ広島5】 出店名: ゆにお★みすてぃか ブース: う-07 (東展示館 第2・第3展示場) よろぴくね~ ◇ 来月入ったら、何度かにわけて 新刊&既刊の紹介をしていこう思っとるけど 今日は「現時点での進捗状況」をnoteのみなさんにお知らせしておこうと思うよーーーッ! よろしければお読

東京の休日 158〜【江戸絵画の華】展(出光美術館・丸の内)帰国に深々感謝したい至宝ぞろいでした〜

本日ご紹介するのは 『江戸絵画の華』展。 〈第1部〉若冲と江戸絵画  2023年1月7日(土)~2月12日(日) 
〈第2部〉京都画壇と江戸琳派  2023年2月21日(火)~3月26日(日) 出光美術館(丸の内)にて開催中です。 館内を後にするのが 惜しくてたまらない 素晴らしい展覧会でした! さっそくその魅力をご紹介してまいります。 とその前に 今回の展覧会が開催された経緯を。 2019年、出光美術館のコレクション に新たな作品190件が加わりました。 アメ

ディオール夢のクチュリエ展 イギリスと東京ではどうちがう? ロンドンV&Aレポート

この記事では2019年にロンドンで開催されたクリスチャン・ディオール「DESIGNER OF DREAMS展」の展覧会レビューと、会場となったV&A(ヴィクトリア&アルバート)博物館の旅のレポートをお届けします。 展示される国ごとに異なるキュレーションが話題になっている「DESIGNER OF DREAMS展」(「クリスチャン・ディオール 夢のクチュリエ展」) パリ、ロンドン、上海、成都、ニューヨーク、ドーハなどで開催されてきた展覧会が、現在(2023年5月28日まで)東

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アイデンティティのマルチバース:Avital Meshi

アイデンティティのマルチバース:Avital Meshi AI アーティスト Avital Meshi は、異なるアイデンティティの「マルチバース」を作成した。 (註)マルチバース:多元宇宙/マルチ(複数)とユニバース(宇宙・世界)からの造語 集合的無意識は実在するのか? 集合的無意識は実在するのか? カール・ユング(Carl Gustav Jung,1875 - 1961/スイスの心理学者)の思考と行動の歴史の共有に関する理論は、クラウドソーシングされたデータと人工

【いとへんの旅】青森へ、繕いの手しごと 津軽こぎんをたずねて。

美しい津軽こぎんの世界に魅せられて、青森・津軽へ。深い藍に、降り積もる雪のように真っ白な縫い糸。こぎんをめぐるいとへんの旅です。 いとへんの旅津軽こぎん刺しとはこぎん刺しとは青森・津軽地方(青森県西部)の暮らしのなかで生まれた刺し子のこと。刺し子には、青森県南部の菱刺し、山形県庄内地方の庄内刺し子、津軽のこぎんがあり、これらは三大刺し子と呼ばれています。 もともと、刺し子は傷んでいる布の補強や防寒のためのものでした。かつて本州の最北端に位置する津軽地方では、厳しい寒さによ

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ジェネビーブ・ロウ:「Living Wall 21 (Ceiling)」-Green House

ジェネビーブ・ロウ:「Living Wall 21 (Ceiling)」-Green House Spring Break Art Fair 2022 リビングウォール21(天井) 2020 - 2022 インストール 手切り紙モノタイプ、シルクスクリーンプリント 15 x 10 x 2 feet Green House この展示会「Green House」は、グループ展であり、4 人の出展アーティスト(マリアンナ ペガロ、ビバリー アチャ、ハンナ ウォッシュバーン、

ハンナ・ウォッシュバーンとソフト・スカルプチャー

ハンナ・ウォッシュバーンとソフト・スカルプチャー(soft sculpture/柔らかい彫刻) ハンナ ウォッシュバーンの*ソフト・スカルプチャー(soft sculpture)は、人間の解剖学を参照する形で垂れ下がったり膨らんだりする。豪華な形は、衣服、家具、ファウンド オブジェクトからほぼ有機的に成長する。彼女が使用する素材は、国内のインテリア (家具製造販売業、ギンガム チェックのテーブル クロス、カーテン) に由来する生地で語られた過去の物語を持つオブジェクトから来