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ほっこりとおだやかに

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2021年10月の記事一覧

東京の休日 #85 〜通いたいほど素敵でした「印象派・光の系譜」展@丸の内〜

日本でこれまで何度も開催されてきた 「印象派」をテーマとした展覧会ですが 今回の「印象派」展もとっても素敵でした! 訪れたのは、 『イスラエル博物館所蔵  印象派・光の系譜 ーモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン』 2021年10月15日(金)~2022年1月16日(日) 三菱一号館美術館(丸の内) エルサレムにある 「イスラエル博物館」。 1965年に設立され、 50万点もの文化財を有しているのだそう。 その中で近代美術のコレクションは 約2500点。 この度、

眠れない夜をいくつも過ごした

 昔、私がまだ物心つく前のこと、夜中によく起き出した。  元来どこか楽天的というか事勿れ主義的なところがあるので、あまり細かいことにクヨクヨする性格ではないのだが、とんでもない失敗を自分はしでかすのではないかという漠然とした不安が時々自分を襲った。眠れない、時計の針の音がやけに大きく聞こえて、じっと自分の心臓のドクドクいう音が鎮まるのを待つ。  私の生まれ故郷は関東圏の中でも端っこに位置し、夜になると外灯はまばらになる。彼方此方から田圃の香ばしい匂いがしてくる。秋にはコオ

秋晴れの空の下、自由になりたいと願った

誰かが奏でる、ギターの音色が聞こえてきた。 とても気持ち良くて、心を躍らせてくれるような、開放的なリズム。 秋晴れの空と、柔らかい風、ピンクのコスモスに、疲れた緑色の葉っぱが10月を知らせてくれている。 ◇◇◇ ギターの音色が心に落ちて、衝動が込み上げる。 「ねぇ、私、自由になりたい。」 緑の芝生にゴロンと寝っ転がって、青空を仰ぎながら私が口にすると、隣に寝ころんでいた親友が、がばっと起き上がった。 「それはね、私たちにはとっても難しいことだよ。」 さっきまで

東京の休日 #87 〜絶品パンプキンプディングと秋の麗かさを堪能できる「西」の街〜

月の三週を東京の西で、 一週を都内で過ごす生活を 始めてこれこれ一年。 この頃その魅力にすっかり はまっているのが 「立川」の街です。 以前は足りないものがあると 新宿まで出ないといけなかったのですが 今は「立川」まで行けば十分。 伊勢丹、高島屋、ルミネ、ecuteと 駅前のデパートや商業施設も充実していて さらには、広大な 「国営昭和記念公園」で 四季折々の花々を愉しむことができるのです。 昭和記念公園の秋の見どころは 立川口の銀杏並木と 日本庭園の紅葉でしょう

「週末、宇治ひとり旅」のすすめ。(1泊2日のプラン付き)

ふとしたときに、そんな想いが過ぎることはありませんか?わたしには、そんな瞬間がよくあります。 慌ただしい日常から離れて、少しだけ、立ち止まってみたいとき。 「週末、宇治ひとり旅」をしてみませんか? 京都府・宇治は、東京からも気軽に足を運べる距離にあり、ひとりだからこそ味わえる魅力がたくさん詰まった町です。 今回のnoteでは、「来世は京都で生まれたい」が口癖の、京都を愛して止まないわたしがお伝えしたい「週末、宇治ひとり旅」の魅力をご紹介します。 という方も、ぜひこの

みんな、母親を求めている

母親との関係は、人生の幸福度の数字にだいぶ影響すると思います。そこに、なんらわだかまりがなくても、憎たらしくてしょうがない場合でも、母親との関わりについて何かしら自分なりの答えがない限り、 (その人にとってそれが「必要かどうか」はまた別ステージの問題だろうと思いますが)、 その距離感が人生のあらゆるシーンで影響するものなんでしょう。 最近の個人的な感覚ですが、母親が憎たらしいとか顔も見たくないとかいう感情は、今にして思えば、憎悪という名前のついたビニールプールでパシャパ

神無月、ある日ある街で。

親の所用で休みをいただいた。もろもろの手続きのために街から街へと移動する一日。 早朝に郊外へ向かって運転をしていると、隣町に入ったころから尋常ではない濃霧が辺りを包んでいた。視界不良で緊張感が高まる。ハンドルを握っている手に気付くと余計な力が入っていて、その度に必要以上に握りしめてしまっている手の緊張を解く。何度か同じことを繰り返して、ふと客観的になり可笑しくなる。時間に余裕のない自分と重なり、思わず「リラックス」とつぶやいていた。 徐々に霧が晴れてくる。地上から水蒸気が

お久しぶりです

おはようございます。 久々の投稿になり、申し訳ないです。 小説の新作を書き出したり、前からあった体の痛みが再発したりして、少し投稿する時間がありませんでした。 小説に関しては、今書いてるものはコンテストに出す用です。 それが書き終わったら、出版用の小説を書きます。 そのため次回作は投稿サイトに載せません。 考え方はいろいろありますが、私としては投稿サイトで読めるものを、何の修正もなく出版したらわざわざ買ってくれる読者に申し訳ない気がするのです。 まだ次作のアイデ

《栗、終.》

 2021年秋。初めて挑んだ一粒の栗の皮むきから、二ヶ月で50粒以上の渋皮を剥いただろうか。親指の腹が妙にかさかさしているのは、きっとそのせいだろう。    始まりは重陽(ちょうよう)の節句。9月9日に長寿を菊や栗でお祝いする大人のひな祭りだ。この日に古来庶民が炊いていたという「栗ごはん」を炊いてみてから、栗の魅力にどっぷりはまった。これまでは、スーパーで売られている甘露煮やケーキ屋さんのモンブランででしか、栗を味わったことがなかった。いずれもお砂糖の甘さが際立つものだっ

磨硝子の煌めき。

ビーチクリーンDAYをつくりたい。

街中を歩いておりますと金木犀の香りがすることがあって、『秋だなあ…』と感じているおはなです。どうもこんにちは。 すっかり気分はクリスマスです!!! うん、『秋だなあ…』って書いたばっかなんですけど? え、クリスマス? 早くね? わたしの『秋だなあ…』返して? ドライブのBGMにクリスマスソングをチョイスしたら 「早くね?」 と突っ込まれましたよ(`・ω・´)イイヤン うん、そうなるよね、早くね?って、なるよね笑 はちこはクリスマスが好きだもんなあ。昨年も喜んでたも

富士山に会いに行くキャンプ(世界でいちばん旅するハスラー 4)

昨日から富士山のふもとへキャンプに来ている。 最初に行ったのは2017年5月。 2回目は翌年の夏。 3回目の今回は秋だから、今回はどんな富士山に出会えるのだろうかと、道中から胸が高鳴った。 静岡県に入り、車の中から富士山が急に顔を出し、夫と2人、わあっと歓声をあげる。 この雄大さ、迫力、美しさ。 また会いに来られたよ、と心の中でつぶやく。 関東の人には珍しくないだろうが、関西人にとってはなかなか見られない景色なのだ。 今回は急に決まったので(緊急事態宣言が解除されて慌て

ある日の猫*こんな日もある

ハッピーハロウィン💜 明日は特に予定がないので、最近サボってた卒制やって投票に行きます…🐈‍⬛