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1000%うまくいく。初期段階の事業作り②

ありがたいことに知人を中心に「早い段階での続き」をと何件か依頼を受けた。
本当はもう何日か後に書こうと思ったのだが、アウトプットの重要性を説いている自分自身が書かねばと気乗りしない今日でも黙って書くことにした。

気乗りしないなら書くなよと思う人もいるだろうが、どれだけ楽しい仕事をしていても気が乗る仕事ばかりではない。日によって気分は違うし、天気によっても乗る乗らないがある。さらにはクレームを受けた日には引きずることもあれば、賛辞をもらえれば寝不足の時だって頑張れたりする。個人差はあれど、それは人間誰でもそうである。

だから僕の気乗りするかしないかを気にする暇があれば、気乗りしていない時はいつもと何が違うか?を分析するほどの余裕を持って読んでくださるとありがたい。句読点の位置、文脈など微妙な差があるはず。
物事を抗う暇があれば、そんな余裕を持って楽しんでほしい。こういう好奇心がアンテナにつながり、アイデアに繋がる。

というわけで本題に戻ろう。
前回の記事で長所と短所について書いた。断っておくが、これらは私見であり、ビジネス本に記載している内容でもないし、当然エビデンスもない。
だけど最初の記事に書いている通り断言する。1000%結果が出る。

実は今回伝える事業作りのコツは前回の記事と同じ内容である。1つだけ何が違うと言えば精度を上げろという話だ。

前の記事で長所の抽出作業にフォーカスを充て、それを会社単位で行えという話を行ったが、次は事業単位で行う必要がある。長所の抽出は個人や会社と同じ方法で前回と同じように実施すれば良い。
しかし、事業になるともう1段階しなければいけない作業がある。それは分解だ。

この分解作業を舐めてはいけない。
この分解作業を行わない経営者はおそらく90%位いる。
この分解作業をしないために力があるのに伸びない企業が無数にある。

しつこく言う。本当に早く会社を軌道に乗せたいなら、分解作業を絶対に舐めないこと。特に長所の分解作業が大事だ。

そもそも分解作業の意味を伝えておくと、“コップと水“に分けることではなく、“酸素・水素・炭素と水素・酸素“に分けることである。
すなわち物質を元素レベルにまで分けてこその分解である。

例えを出そう。
とある業界の流れを「企画→生産→流通→営業→マーケティング」と仮に仮定したとし、貴殿の会社は何に強いか?と問われたとしよう。
そうすると“営業”や“マーケティング”と考えることが一般的だと思う。この時点でOUT。大事なのはこの答えを分解することだ。

営業が最も参入障壁が低く、且つどの企業にも隣り合わせなので、汎用的のため今回も法人営業を例えに出そう。では、その営業を分解するとどうなるか?

営業の中にも細かい分野がある。
1・リスト取得→2・リスト精査→3・アポイント獲得→4・成約→5・顧客フォロー
営業の流れだけをざっくり見ても5つの工程がある。この5つを担当しているからこそ「営業が強い」と思っている企業は多いが、僕の経験上では5つを常に賄っている企業は伸び止まりが起きやすい現象にある。
その最たる理由としては、実質“下請け化“していることに気づいていないからだ。

事業を伸ばすために重要なのは、何かの分野のプロフェッショナルになることが先決だ。そして1つの事業が伸びれば、複合的に全ての分野においてレベルが上がる。その理由も簡単で、伸びれば伸びるほど付き合う企業も人も必ず変わる。
要するに環境が勝手に自分達を伸ばしてくれるのだ。

では具体的にどういうことか?を先ほどの5つに置き換えて考えてみよう。実は全部を補おうとせず、1つに絞ることでのメリットは計り知れない上に事業として成立する。机上の空論と思われても癪なので具体例を出そう。

1・リスト取得→データ提供事業・ビックデータ事業
2・リスト精査→CRM事業・MA事業
3・アポイント獲得→営業マーケティング事業(DXなど含む)
4・成約→営業支援事業(組織改革など含む)
5・顧客フォロー→カスタマーサポート代行事業・MA事業

まともな起業家なら、5つとも事業として成立するのがお分かりと思う。
嘘と思うなら5つの分野を一社で補っている“営業”会社と、5つそれぞれに特化した企業のIR情報を見比べてみると一目瞭然だ。もう少し眼が肥えてくると時価総額も見比べてほしい。不思議なほどに雲泥の差がある。そう、5つを補っている企業の方が圧倒的に低い。

当然ながら得られるメリットは他にも多数ある。
組織化しやすい、リソースを集中できる、覚える知識量を制限して良いというマネジメントにおけるメリットは勿論のこと、事業の横軸展開も5つを補うよりも容易いこと極まりない。

5つ全てを賄う企業は業種業態の異動が難しく、仕入れ元との利益交渉が仕事の中心となってしまう。一方で5つに分解した場合は、それぞれがどの業種と組んでも良い上に100社1000社と取引しても構わない。
その1000社が全て違う業種でも構わず、その業種の知識をコンプリートする必要もない。取引相手が勝手に教えてくれ、勝手に身につくだろう。

残念ながらこう言っても、伝わって理解してくれる経営者はごく僅か。
まぁ理解できない人は仕方ない。そんな奴が経営者としてのプライドだけで多くの人を雇用することが、逆に多くの人の人生を不幸にすることになる。できないままで居てくれる方が社会の一員としては助かる。

会社の伸び方に悩みを持っている年商1億2億の経営者は、騙されたと思って実行してみてほしい。今までのしょうもない自惚れアイデアが恥ずかしくなってくると思う。でも、分解作業がしょうもないアイデアを聡明なアイデアへと磨き上げてくれることもある。結局、それの繰り返しで起業家も企業も強くなる。

このタイトルの3部作の最終はまた今度。

ちなみに読んでくれたと連絡をくれた知人達。読んでくれたのはありがたいが、明らかにLIKEボタンを押された数と連絡をくれた数が合っていない。
キャラを変えてまで偉そうな人格を演じ、こんな記事を書いているんは貴方のあためかもしれない。読んだならLIKEくらいしなさい。じゃないと書くの辞めるかもよ。ただでさえ気まぐれだし。

更新されなくなったら困るのは自分とわかってるから連絡してくるんでしょうから、他の読み手のために書き手が喜んで更新したくなると思うアクションくらいしなさい。それも経営者に大事なホスピタリティだと思う。

LIKEが欲しいから言ってるんじゃない。ただでノウハウ話してるんだから、できる最低限のことはしろって話。正規のコンサル料取るぞ。
(関係ない人たちは巻き込んですみませんでした)

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