モモカン

特定の友達数人に向けて書いていたものを公開しています。 がんばって文章書いていきたいで…

モモカン

特定の友達数人に向けて書いていたものを公開しています。 がんばって文章書いていきたいです。 20代半ば。 【十人、野球少年奮闘記】 少年野球のコーチをしています。小学4年生を受け持っています。 その日々あったことを備忘録的な意味をこめて書いていきたいです。

最近の記事

【10】花言葉

 Super flyの「愛をこめて花束を」という歌が好きです。丁度、私が珍しくも、はまったドラマの主題歌だったので知るきっかけとなりました。あまりに有名な曲なので、ご存じだとは思いますが、その歌のサビに 「愛をこめて花束を大げさだけど受け止めて、理由なんて聞かないでよね。」 という一節があります。なんで理由はきかないでなのかを考えたところ、馬鹿な私でもわかりました。愛しているからだ。だいたい現代において個人的に花をあげる間柄なんで、なかなかありません。恋人もしくはそれに近しい

    • 【07】器用貧乏

       私のことです。あんまり考えたことがなかったのですが、高校の時、野球部のキャプテンから「お前って、器用貧乏やんな。」って言われて、確かにそうだなって思いました。器用貧乏という言葉は世界で一番優しい悪口だと思います。そもそも器用貧乏とは「なまじ器用であるために、あちらこちらに手を出し、どれも中途半端になって大成しないこと。」であります。もう、器用っていわれている時点で、後の言葉が耳に入ってきません。そんなこんなでキャプテンに言われたときも、素直に「そうやねんな。」とあっさり認め

      • 【05】無人島

         暑い日々が続きます。夏です。夏休みといえば、読書感想文みたいなところが2割くらいがありましたよね。高校生の時、あまりに読む時間を確保したくなさすぎて、あいだみつをの詩を読み、つらつらとうすっぺらい感想をかいた記憶が懐かしいです。読書感想文で課題図書を設定しない盲点をつくファインプレーでした。「やりたくないものはやれないんだなぁ、人間だもの」という感想文を読んだあの先生のリアクションをみることができなかったのが残念でした。この世には課題図書としての代表作がいくつもありますが、

        • 【04】人生期待値論

          「人生とは選択の連続」です。いきなり使いまわされた常套句で冒頭に入ろうとしていますが、今回は選択についての話をしたいと思います。  私の人生で一番高校数学が役に立っているのが、期待値という存在です。高校数学をきちんと将来に応用できる自分の素晴らしさに感動がつきませんが、迷った時の判断としては非常に便利です。  サイコロを一度投げた場合の期待値はいくらか。それは3.5です。ただし、サイコロの目が出る確率が同様に確からしいという懐かしい文句が付きまとう限りですが。 数式にする

        【10】花言葉

          【03】月が綺麗ですね

          皆さん、「月が綺麗ですね」という言葉をご存じですか?逸話レベルの確証のないお話ですが、夏目漱石が英語教師をしている時に、生徒が「I LOVE YOU」を「我君を愛す」と翻訳したことに対して、「日本人はそんなことは言わない。月が綺麗ですねとでも訳しておけ」と言ったそうです。グーグルで出てきます。 そしてグーグルでさらに調べると「月が綺麗ですね 返事の仕方」という予測変換が出てきます。それが「死んでもいいわ」というのが適当だというのがネット世論らしいです。こちらは二葉亭四迷がロシ

          【03】月が綺麗ですね

          【02】急募、即戦力ほっとけない男

           大学の友達に薦められた本に、太宰治の「ヴィヨンの妻」というものがあります。短編ですぐ読めるものなので、簡単にあらすじを申しますと、戦時中から戦後の話ですが、大谷というろくでもない人間がおりました。とっかえひっかえに女を変えては、ある夫婦が営む酒場で飲み、飲み代を女に払わせたり、踏み倒したりするのです。しかし、そんな大谷には妻と子供がいるらしく、この物語の主人公はまさにこの妻です。細かくは割愛しますが、この妻はその踏み倒している酒場で働くことを決意します。その理由が、夫である

          【02】急募、即戦力ほっとけない男

          【01】エッセイでも書きます

           誰が読むでもないですが、エッセイでも書きたいと思います。私はエッセイを読むのが好きです。好きな作家さんのエッセイをこれみよがしに買ってしまいます。といってもまだ4冊くらいですが。文の終わり方が好きです。オチの回収をしたり、うまいこといって締めたりした時のドヤってした作者の顔が浮かんでくるのが良いです。「自分の文章に酔ってるなぁ、この人。」って思いながらも、気持ちよく酔えるような文章をかけるって最高の気分なんやろなとも思います。熱いことを書くんではなくて、膝かっくんして、読者

          【01】エッセイでも書きます