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最強の手作りチョコを作る。

当方、生まれてこの方手作りチョコというのを作ったことがございません。

お菓子は子どもの頃によく作りました。

それこそガトー・ショコラなんかも学校の部活のクリスマスパーティーに作っていったものです。

しかし、生まれてこの方手作りチョコに興味がなかったのは「え?チョコ手作りって、ただ溶かして再形成するだけでしょ?」と思っていたのです。

それを友人に話したところ「そうだよ。再形成するだけだよ。」と返されました。

ただの再形成とか意味あんのかよ〜〜!!!

「再形成とかコンクリートととか石膏かよ!」

「石膏みたいなもんだよ。」

ひぇ〜〜!たかだか再形成するためにこの世の女子頑張ってんの!?そのままあげればいいじゃん!!!とか思うヒグチトモミ35歳(今年は年女です)。

しかし、よくよく考えてみたのです。

手作りチョコを作るメリットを。

自分で手作りすれば、自分の好きなものをチョコの中に入れられる…!これこそが手作りチョコのメリット…!!!

そう気付いた私は、こよなく愛するバッカスやラミーを超える、酒漬けのフルーツを入れたチョコを作ることにしたのです!!!

という訳で、白ワインにドライいちごとドライオレンジ、家にあったりんご、そして…!!!グミも投入…!

白ワイン漬けのグミチョコとか最高だと思いませんか!?

お酒が飲めない友人もいるので、ミックスナッツ、ドライいちご、同じくりんごと蜂蜜を投入し蜂蜜漬けに!!!

そして数日後、いよいよチョコとの合体を試みる(なんかいやらしいな)。

チョコは共立食品さんのこれ。

裏の作り方を見て、早速萎える。

31度を超えたらやり直し…。

えー!!!再形成のくせに繊細かよ!!!

そうだった、思い出したら学生時代に彫塑の授業でやった石膏取りも大変だった。

すぐ石膏は素早くかき混ぜろだの、動かすなだのうるさかった。

再形成はめんどくさいという知見を得た。

再結成も大変そうだし、再婚も大変そうだから、再と付くのは大変なのかもしれない。

どう考えても31度を超えないとか、難しいし、ただの再形成はプラスワンがないし、簡単な上に、美味しく変化しそうなガナッシュを作ることにした。

電子レンジでも出来るらしいので、そっちでやることにした。

チョコを刻む作業をするものの、刻む作業のせいで少し減っていくのも虚しい。

手作りチョコ作りは虚しさとの闘いである。

そして…

これを

こうして…

チンよ!

一気に加熱したけど、2回に分けた方が良かったかもしれない。

チョコをかき混ぜ、トレーにアルミホイルを乗せ、その上にチョコを乗せる。

絶対に想像してはいけないものを一瞬思ってしまった…。

チョコ作りは煩悩との闘いである。

そしていよいよいい感じに浸かったこのフルーツとグミを!

ポチッとな、である。

さらに上からチョコを乗せ、少し冷やして手で丸めてトリュフにするつもりが冷やし過ぎて普通に固まってしまう。

しかし、見た目は悪いが美味しそうである。

まぁ、いつもTwitterで #インスタ映えない飯 とアップしている自分であるので、誰も私の作るチョコに美しさは期待しないであろう。

一応人にもあげる予定である。

一個食べたけど、普通に美味しかった。

まぁ、自分の作るものは自分の好きな味だからねぇ。

まだ一人にしかあげてないので、色々な人にあげて感想をもらおうと思う。

最強の手作りチョコ作り、途中虚しさや煩悩に駆られるがなかなか面白いものである。

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