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広がるハーブの世界

あなたは「ハーブ」と言われるとどんなイメージがありますか?

私は昔、洋風なハーブガーデンとマダ〜ムな感じの人が扱うもの

と思っていました。笑

20年以上も前の話なので今は日本でももっと身近なものになってきているとは思いますが

私的にはハーブがもっともっと一般的になって

超やる気のない上下スウェットで寝っ転がりながらハーブティー飲む

くらいに庶民的で気楽に楽しんで欲しいなぁと思うのです。

近い将来そんなゆる〜いハーブティーを作って販売できたらな、と考えています。

のんびりゆるゆると「ハーブのこと」も書いてます。

ハーブについて知ってもらいたいので、身近なものから紹介しています。

いわゆるザ・ハーブというような

ラベンダーカモミールローズマリーなどもありますが

え、雑草?というような

たんぽぽすぎな

から、食品のような扱いの

オートザクロ緑茶ホップなどなど

「ハーブの世界」はとても広いことが伝わればなぁと思っています。

私のやる気は尽きてもネタは尽きないのです笑

ハーブは西洋のものじゃないの?

実はメディカルハーブの世界は本当に広がっています。

私の「ハーブ紹介」の中に

霊芝アシュワガンダなど

漢方・中医学アーユルヴェーダなどで使われるものも紹介されています。

アマゾンのハーブ、ニュージーランドのマオリのハーブ(マヌカとか有名ですよね!)などなど

私が勉強していた時に習わなかったハーブもたくさんあり、ハーブの種類はますます増えています。

ハーブは西洋のものじゃないの?

と思われる方もいるかもしれません。

(ちなみに私の資格は「Western Herbal Medicine 西洋ハーブ医学」 です。)

様々な伝統療法のハーブを使ってもメディカルハーブとして使われた時は「現代西洋ハーブ医学(現代メディカルハーブ)」である

と考える私の意見は以下に挙げられます。

ハーブをどのように使うかに注目する

同じ食材でも、和・フレンチ・中華などなど、違った調理法や味つけをされることによって違う一皿になりますよね。

ハーブの生産地よりも

ハーブをどのように処方するか

で違いがあると私は考えます。

ハーブ自体に色があるのではなく、使い方で色が変わる、と考えるのです。

例えば、同じアシュワガンダでもアーユルヴェーダで使われた時は、「アーユルヴェーダのハーブ」

メディカルハーブで使われた時は「西洋医学のハーブ」と考えるということです。

メディカルハーブで使う時は、その考えのもと患者さんを捉え、その診断をもとにハーブが使われます

液体ハーブ(抽出液・チンキ・エクストラクト)を使う

西洋ハーブ医学の考え方(ホリスティック)をもとに、

基本、液体ハーブを使って治療するのが現代のメディカルハーブの世界です。(液体ハーブを錠剤、カプセルにして使うこともあります)

アルコールと水でつけて抽出したハーブが、液体ハーブです。

液体ハーブは、チンキ・抽出液・エクストラクトとも呼ばれます。

ハーブの成分には水溶性のものと、そうでないものがあり、

アルコールを使うことによってハーブの成分をより抽出できると考えるからです。

「アルコールを使う」という点で、他の民間療法と違うと言えるかもしれません。

同じハーブでも、抽出法が変わることによりその効能は変化します。

例えば、漢方で使われる霊芝とメディカルハーブで使われる霊芝は少し違うと言えると思います。

メディカルハーブとしての効能が使われる

現代メディカルハーブ(液体ハーブ)の効能は

伝統的な効能

エビデンスベースの科学的な効能

からハーバリストの辞書「ハーブのマテリアメディカ」にまとめられています。

伝統・文化・他の療法を尊重して使う

伝統的に使われてきたハーブをその伝統を無視して使うことをしないのが原則です。

例えばニュージランドのマオリは、政府によって伝統が守られ、マオリの手法で育てられたハーブをマオリの許可のもと活用することが許されています。

反対にオーストラリアのアボリジニの文化はそれがなく、残念ながらオーストラリアのハーブをメディカルハーブの世界で使うことができません。(地元なのに悲しいです)

又、例えば中医学で使われるハーブを、中医学の資格がないハーバリスは、決してその専門医と同じようには使いません。(使えません!)

あくまで同じハーブでもメディカルハーブの診断・処方法を用います。

広がるハーブの世界

ハーバリスト&自然療法士(ナチュロパス)の中にはその伝統を重んじる保守的な人も反対に革新的な人も色々な考え方があり

これはあくまで私の個人的な意見ですが、私はハーブの世界が広がることにワクワクし、とても嬉しく思っています。

以前、『ハーブの魅力を語ってみる」という記事に

どんな症状や体質・気質にも見合うレメディーが自然界に存在すること」は、まるで鍵(ハーブ)と鍵穴(症状)のようである。

ということをお話ししました。

ハーブの種類が増えるということ=鍵が増えること

だと思うからです。

又、現代は鍵穴(症状)が増えていると感じます。

  • 科学や医学などの進歩で新たな症状・病気が発見されている

  • 人・社会・文化が広がると同時に、疾患や不調も広がった

  • 現代特有な病気や症状が出てきた

など、様々な理由が考えられますが

ハーブの種類が増えるということは、こう言った現代の不調や疾患に対応できるかもしれないという可能性を感じさせてくれます。

最後に

不調がなくても、

ちょっとリラックスしたいなぁとか

ホッと一息という時に

ハーブのことを思い出してもらえたら嬉しいです。

あなたにもハーブが広がればいいな


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