【ハーブ紹介】タンポポは立派なハーブ!
道端に咲いているたんぽぽ。
子供の頃、綿毛を飛ばして遊んだ人も多いと思います。
実は、薬効があり東洋医学で使われますが、
西洋ハーブ医学でも活躍するハーブです。
今日はこの身近なハーブ、たんぽぽ(Taraxacum officinale)についてです。
西洋ハーブでは、「たんぽぽの根」と「たんぽぽの葉」は分けられます。
効能が少し違うからです。
根っこを使われることが多いですがどちらも使えるハーブです。
まずは「たんぽぽの根」紹介です。
肝臓・胆のうに良い「たんぽぽの根」
肝臓の強壮剤としてしられていますが
胆のう(胆汁の出をよくすること)にも効果があります。
胆のうは
◻︎ 肝臓の横についてる袋のようなもの
◻︎ 肝臓で作られた胆汁を貯めて濃縮
◻︎ 食事のあと胆汁が出て脂肪の消化を助ける
解毒や肝臓が少し弱っている(お酒飲みすぎた〜とか)かなと思ったときにも良いし、
脂っこいものを食べ過ぎ・または消化できないときにも
たんぽぽの根はとても効果的です。
たんぽぽの根は「コーヒーの代用品」としても知られます。
ほろ苦くコーヒーのような味です。
少し肝臓・胆のうの手当てをしたときに、コーヒーの代わりに飲むというのも良いかもしれませんね。
消化器系に力を与える「たんぽぽの根」
ハーブの効能の中に「ビター」とか「ビタートニック」と呼ばれるものがあります。
味覚(苦味)、ガストリン、迷走神経を刺激して、食欲・消化・吸収を促進する働きがあるもの
たんぽぽの根はとてもよく知られる「ビター」の一つです。
たんぽぽの根は、消化の
◻︎ 調子が悪い
◻︎ 元気がない
ときにとても良いハーブです。
消化を促すことから便秘にも効きますが、「下剤」というよりは
弱っている消化器系に力を与えるため、排便にも効くという感じです。
なのでたんぽぽコーヒーを飲んで下痢になるってことはないです。
むくみには「たんぽぽの葉」
次は「たんぽぽの葉」の効能です。
葉にも「ビター」成分があるので消化にも使えますが
葉はそれよりも「利尿作用」で知られています。
余分な水分を排除してくれることから
むくみの治療に使われます。
カリウムを多く含むことでも有名です。
(利尿作用でカリウムを失うことがあるので、これはとても嬉しい点です)
葉のお茶を飲んだのはかなり前なのですがたしかあまり美味しくなかったようなぁ。😅
サラダにして食べる人もいますが、これもあまり美味しくなかったようなぁ。😰
トライした人は感想くださいね!
注意点
たんぽぽの根も葉も
胆のう・腸に炎症、閉塞がある場合は使用しないでください。
キク科の植物にアレルギーがある人は避けましょう。
採集する場合
道端のタンポポは何がついているかわからないから避けたほうがいいと思います。
人が入らないような安全な場所から採集するか、
自分で育てるのが良いと思います。
最後に
とっても身近にあるたんぽぽは
立派なハーブなのです。
私はあの花がなんとも可愛くて大好きです。
でもハーブとしては力強い感じです。
どこにでも咲いているタンポポを象徴しているようですね。
消化器系に元気がいるときに
あの黄色いハーブがお助けしてくれるかもしれません。
プロフィール
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