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【ハーブ紹介】ハグするハーブ:オーツ

オートとかエンバクとも呼ばれます。

オーツ(Avena sativa)といえば、

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朝食などで食べるオーツ麦を思い浮かべると思うのですが

メディカルハーブでは

葉や茎をオーツ・グリーン

種子をオーツ・シード

と分けて使ったりします。

神経系との相性が抜群のオーツ、

捨てる部分がないです。

今日は私の大好きなハーブ、オーツについて書いてみようと思います。

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神経系のサポート

神経を強くし養うハーブの作用を

メディカルハーブではNervine(ナーバイン)と呼びます。

オーツ(グリーン、シードどちらも)は、ナーバインとして有名なハーブです。

ナーバインと呼ばれるハーブは結構あるのですが

その中でもオーツが特別な理由は

その性質にあります。

オーツは

Moistening (湿)

のに対して、多くのナーバインはDrying(乾)なのです。

同じ神経をサポートするのでも

例えば、体質が

乾燥しやすい(髪、肌など)
冷え性

などの場合、オーツがあっている、と言えます。

神経系のサポートがいる人で冷え性の方、結構多いです。

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オーツ=ハグ

わたしがオーツに抱くイメージは

ハグ

ちょっと疲れたり弱った時

あったかいハグをしてくれるようなイメージです。

安心とサポート、そんな心強さをくれるハーブがオーツです。

疲労時、ストレスなど神経が疲れている時にオーツはとても良いハーブです。

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気分を持ち上げる

気分をよくする働きがあると言われており、

鬱や不安などにも良いハーブです。

シード(種子)の方がパワフルな感じで

グリーンの方が鎮静な感じがあります。

種子は朝、グリーンは夜に向いているのではないかと私は考えます。

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中毒との関係

賛否は分かれますがメディカルハーブでは

オーツは昔から中毒症(タバコやお酒、薬物など)の治療の一貫に使われてきました。

中毒症の患者さんは、神経系のサポートがたくさんいるので私はとても良いと思います。

また栄養が豊富なので体の回復にも役立ちます。

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注意事項

とっても安全なハーブです。

セリアック病の人でも使用しても大丈夫なケースが多いです。(短期・長期の研究でも影響は見られなかったと報告されています)

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最後に

オーツには血糖値を整える働きもあるので、

お腹が空くとイライラしやすい人にも良いかもしれません。

またストレスからお酒やタバコについ手が出てしまう、

なんて時にも役立つかもしれません。

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お家時間が増えて、神経がやられそうだ〜と思ったら

オーツのハグ、一度試して見てください。

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プロフィール

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