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ストレスフリーのやり方(2)

今回は、ストレスフリーのやり方の2回目のお話しをします。

1回目は、深呼吸でした。そして瞑想や静かな祈りの時間の状態のように「思考」のスイッチを3回の深呼吸で切って「意識」のスイッチだけを入れましょう。その時に心の平安が訪れるのです。・・という話をしました。

実は、この話の中の呼吸ですが、私たちの身の回りの木々のおかげで、木々が、吐き出した酸素を私たちが吸って、私たちが吐き出した二酸化炭素を木々は吸い込んでいるのです。これらの木々がなかったら私たちは生きていけないのです。私たちと木はとても親密な関係にあるのです。

身の回りにはどんな木があるのか目にとめてみましょう。大きな木から小さな木まで実に多くの木があることに気がつくでしょう。

それぞれの木を観察してみましょう。葉っぱの色、枝の張り方、葉っぱの形、枝の形、幹の高さ、樹齢何年かなどに目を向けて意識を向けてみましょう。
同じように、草や花にも目を向けてみましょう。きれいな花が見つかりましたか?

朝の通勤時や外に出かける時に、少し余裕を持って出かけてみましょう。ゆっくりと周りを眺めてみましょう。できれば木に近寄って葉っぱの様子や樹木の形、匂いなどを感じてみましょう。酸素をいっぱいに吸い込んでみましょう。
木々が呼吸しているのがわかりますか? 私たちの呼吸を助けてくれています。お互いに必要としています。

木々は、私たちの生活の中で当たり前の存在になっていて、このように木を丁寧にみたり感じたりしていません。しかし、注意して身の回りを眺めてみると、たくさんの木があることに気がつくでしょう。それらの木は自由に様々な形や色合いを出して私たちに呼びかけています。

この木々は、季節ごとに様々な姿を見せます。春は、若葉が一面に黄緑色の色に覆われています。夏には木陰を提供してくれます。秋には、木の葉は黄色やオレンジ色やがて赤に変わります。冬になると、木々は葉を落として落ち葉が道いっぱいになります。このような変化は季節の移り変わりを感じさせてくれて不思議と私たちを和ませてくれます。

悩みがあるときは、森林浴に出かけて木にもたれてみましょう。自分の意識を木の意識と一体化するのです。木の根ふかく地中に埋れている根の先端を意識し、それからその意識を上にゆっくりと持っていきます。最後に一番上の葉っぱに意識を持っていってみましょう。
そして、抱えている悩みについて木に相談してみましょう。「あなたは、私のこの悩みをどう思いますか?」と。

このように、人間が木と深いつながりがあることを意識すると、人間はすべての生き物と深い関係があってお互いに必要としていることに気がつきます。

緑豊かな自然の中でその景色を眺めたりさらには写真をみただけで、血圧が安定し、筋肉の緊張がほぐれて心に溜まっている怒りや不安が減ります。抱えている苦痛が和らぐのです。このようにストレスが減っていくことは多くの研究でわかっています。

木と私たちの関係に気づく練習をしていると、身の回りの多くの生き物の存在に意識が広がります。

多くの生き物を意識していくと現代人の多くを悩ましているストレスがまるで魔法のように消えていきます。

都会であっても、私たちの身の周りには多くの生き物が生きています。

体の中にも何十億もの生き物である生命体が住んでいることに気がつくでしょう。これらの生命体は私たちの命と深く結びついているのです。お互いに必要としています。例えば、腸の中の生命体である細菌にも様々とあります。これらの細菌のバランスが取れることと私たちの健康は深く関係しています。

まずい細菌やウイル%に悩まされることもあるかもしれませんが、私たちの体を正常な状態に保つ力が自然に備わっています。何重にもガードができているのです。自然の中の生命体を意識して敵とみなさないことです。そうすることで、私たちの身の回りの生命体と良好な関係を保っていれば免疫系も暴走することなく緩やかにしっかりと働くのです。

心を自分中心に考えて自分の中に閉じこもらないで、心を開いてみましょう。そして自分を生かしている自然のなかの多くの生命体と良い関係を結んでいれば、私たち人間はよりエネルギッシュに満ちた健康体になっていくのです。

現代はあまりにも自然の中の多くの生命を意識していないために、さらには多くの自然を破壊しているために、様々な病や不安を通して私たちに多くの生命体が知らせてくれているような気がします。



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