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2023年マイベスト10曲(邦楽ロック/ジャズ)

今年2023年にリリースされたアルバムの楽曲と配信シングルから
マイベスト10曲を選びました。
前半の6曲は邦楽のロック、ポップス、
後半の4曲は邦楽のジャズ
という並びになっています。

Spotifyのプレイリストにまとめていますので
もしご興味がありましたら以下のリンクからアクセスしてみてください。
https://open.spotify.com/playlist/1O2xnRnZEYyWGOLhZeVs0B?si=013868068e6046d7

以下に1曲ずつ書いていきます。

1. 三浦大知「能動」

この曲を聴いて、来年1月に発売される7年ぶりの新譜が楽しみで仕方がなくなりました。
2分40秒という短い尺で魅せる瞬発力と、これを一人で歌いながら踊るという非現実感こそが
誰にも成し得ない「大知クオリティ」だと思います。

2. jo0ji「≒」(EP「475」収録)

一聴して飛び込んできた歌心のある声。
藤井風と似たような感触を受けつつも、歌い回しや歌詞にもう少しパンクやロックの土っぽさや蒼さを感じられるところに惹かれました。
調べてみたら漁師の息子で、今も漁港で働いているらしい。土じゃなくて海だったか。。若いですし来年もっと名が知れるのではないでしょうか。

3. Galileo Galilei「あそぼ」(「Bee and The Whales」収録)

2016年に活動休止したGalileo Galileiが今年こうして新譜を発売したのは嬉しいニュースでした。
休止前と変わらない瑞々しい歌声と創造性豊かな音作りが楽しめる1曲です。

4. GRAPEVINE「Loss(Angels)」

邦楽ロックで一番聴いてきたバンドなのでどうしても贔屓目になってしまいますが、昨年の不祥事があっても、今年新曲を聴けているという現実からして、ファンもバンドも恵まれているんだろうと思います。
個人的には新譜「Almost There」に収録されなかったこの曲から、そんな思いが強く響いてきました。

新譜「Almost There」については以下の記事でレビューしています。

今年2月に行われたanother sky再現ライブ@中野サンプラザ公演については以下の記事で書いています。

5. APOGEE「遠雷」(「Sea Gazer」収録)

APOGEEが今も活動していたことを知ったのは今年一番嬉しい音楽ニュースでした。2008年にGRAPEVINEとの対バンライブを見に行ったことを思い出します。
ニューオーダーが好きな私には煌びやかなシンセと甘美な歌声が切なく交じり合うこの曲がたまりません。MVを見ていたら泣いてしまいました。

今年6月に行われたSOUND REVERSE 2023というイベントでAPOGEEのライブを観てきました。そのときの感想は以下の記事で書いています。

6. Mr.Children 「I MISS YOU」(「miss you」収録)

前々作「重力と呼吸」辺りから兆候のあったバンド本来の欲求が、
前作「SOUNDTRACKS」でサウンド的に結実して、
今作「miss you」で詩的に結実したように聴こえました。
そして率直に思ったのは、
もし「Q」の次がこのアルバムだったら、
その後の聴き方も変わっただろうなと、個人的には少し寂しくも感じました。

7. 挟間美帆「Abeam」(「Beyond Orbits」収録)

散歩中に思わず
「かっけぇ・・」
と呟いてしまった曲です。
クラシックの持つ優雅な規律性とジャズの持つ自由な即興性がバランスよく融合されていて、
大編成のジャズをどことなく敬遠していた私の先入観が、
一気に吹き飛んでしまいました。

今年12月に行われた挟間美帆 m_unit公演@ブルーノート東京を観に行ったときの様子は以下の記事で書いています。

8. 石川紅奈「Sea Wasp」(「Kurena」収録)

重厚なウッドベースを弾きながら艶やかで伸びのある歌声を響かせる。
こんな日本人がいるんだと知って嬉しくなりました。
ノラ・ジョーンズのようなハスキーな歌声、でももっと透明感がある。
聴き惚れてしまいます。

9. 賽(sai)「Rabbits」(「YELLOW」収録)

活動休止したSuchmosのその後を追えていませんでしたが、
キーボードのTAIHEI氏がジャズバンドを始めていたのを知りました。
そのバンドの新譜がすこぶる心地良くて
Suchmosのニュアンスも感じられて、すごく嬉しいです。

10. 上原ひろみ「N.E.W」(「BLUE GIANT」収録)

漫画BLUE GIANTから生まれた曲で、
上原ひろみ作曲による熱量の高さが光る
「分かりやすく格好良いジャズ!」と思える曲です。
サックス、ピアノ、ドラムという最小限の編成で魅せる
ダイナミックでスリリングな曲展開は、
ジャズをより身近なものにさせてくれました。

ここ数年はほとんどGRAPEVINEしか聴いていなかった身なのですが、
今年は、熱く激しく、時に静かに沁み込んでいく
ジャズに魅せられました。

以下の記事では、GRAPEVINE好きな私がハマったジャズの名演10曲について書いています。


2023年のマイベスト10曲は以上になります。
もし新しく気になる曲など見つかりましたら幸いです!

来年はどんな音楽に出会えるのか楽しみです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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