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一時帰国へのプレッシャー

一時帰国に対するプレッシャーが自分の中で存在していたのだということに、最近気づいた。

今月末にやっと日本に一時帰国ができる。一年弱待ちに待った日本。すごく楽しみ。だけど、同時に、そんな楽しみな一時帰国が自分にとってのプレッシャーでもあった。

留学を経験した人がこぞって言うのが、
価値観が変わった
人として成長できた
ということ。

SNSの留学アカウントでも、留学に行って英語がペラペラになった、とか、
価値観が大きく変わった、とか、とにかく成長したというようなことを発信する人が多い。
そのため、周りの留学に対する期待値も大きい。
留学に行ったのだから、人として成長しているだろう。一体どんなふうに変化したのだろう、と期待されているのを感じる。

私自身、価値観や考え方は日本にいた頃と比べると変化はした。
だけど、人として成長したかと言われるとそこに自信を持てるわけではない。
むしろ、日本にいた頃の私はもっと英語学習においても留学においても高いモチベーションを持っていたのではないかと思う。自分のやりたいことに突っ走れていた気もする。

留学系のアカウントでよく目にするのが、留学先に染まりよく言われるような「海外かぶれ」として帰国をするというパターン。
私の周りでも何人かいるけれど(決して悪い意味で海外かぶれという言葉を使っているわけではない。)、寧ろ私はその人たちがとても羨ましい。
私は、留学に来る前は留学に来たら勝手に現地に染まると思っていた。
けれど、今の私は寧ろどんどんとその逆を行っている。
日本にいた頃は、洋楽しか聞かず、YouTubeも海外vlogばかりを見たり洋書を好んで読むような自分で、今思うと、きっと当時はそんな”海外かぶれな自分”に浸っていたのだと思う。
けれど、留学して半年以上たった今の私はその真逆で、邦楽しか聞かず、日本のメイク動画を見たりアニメを見出したりしている。

きっと、この先正規留学生として生活していくにはこの状況はあまり良くないのだろうなあと思う。寧ろとことんかぶれている人の方が留学生活を謳歌したり、留学のメリットを最大限に吸収できるのだろうなあ。


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