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「埼玉・深谷署長、トイレ紙盗む」みたいなバカバカしいニュースが結局好き

60歳の署長がトイレットペーパーを盗んだらしいが、こち亀の署長がトイレットペーパーを盗んだと思うと面白い。実際はただダサいオジサンが一人捕まったということかもしれない。

便意が急に来るので不安だったらしいが、5個もトイレットペーパーを盗むのは違う気がする。

ショッピングモールとかのトイレットペーパーはガザガザした藁半紙のような質で、私を含め便意がいつ来るか不安と共に生きている民は、正直あんなトイレットペーパーを常用していたらケツが割れて血みどろになる事は重々承知しているはずである。

なんだか、一般男性に「これトイレから盗んだものじゃないですか?」と指摘されて、警察を呼ばれたらしいが、指摘された後の警察が来るまでなどどうだったんだろうか。

こういうニュースが好きというのは、みっともないコントみたいという事もあるが、普通にこんなことで捕まってニュースになる日本が平和だという証明である事に好感を持てる。

一般男性が警察を逮捕するという不思議な感覚だが、私だったら絶対窃盗だと思っても本人に言わずサービスカウンターに言ってたか、自分の便意でそれどころじゃなかったかもしれない。

よくレストランやカフェで、荷物を椅子に置いておいても無くならないのは日本くらいなんて言い方もされる。海外なら、鍵をかけて保管していないなら、トイレットペーパーくらいそりゃ盗まれるだろ。と言われてしまうかもしれない。

その一方で日本はよくチャリが盗まれる。多分、チャリに鍵をかけない人が多いからかもしれないが、何が盗まれやすいのかは国で特徴がありそうな気がする。

日本にはニュースになるような変な警察官もたくさんいるが、やはり日夜一生懸命働いている警察官もいる。

アメリカの例を見て分かる通り、自分の気分次第で発砲したりしないし、犯人もそこまで凶暴じゃないということも言えるかもしれない。ある程度パワーを持った警察のモラルは国家の存続に関わるくらい重要なものだと思う。

これは別にアメリカに限ったことではなく、ある程度の先進国でも、警察が賄賂を要求したり、通報してんのに来なかったりということは珍しくない。

100%大丈夫という国家は存在しないと思う。そう考えると、日本はまだマシというか、外国人が日本の警察はちゃんとしていると言う感覚もわからんでもない。ただ、旅行者ではなく、普通に日本に住んだとしたら、外国人というだけでめちゃくちゃ職質されるだろう。

私は別に警察に友達もいないし、詳しい事情は知らないが、私が会う警察の人はそんなに好印象の人はいない。そもそも街ナカで会う警察にいい思いをすることなんかないので、当然といえば当然なのだが、何もしないよりは問題が起こらないよう見回っている方がマシとも考えられる。

車を運転する人は、警察が嫌いという人が多い。なんというか、警察の取締りシーズンというのに、まんまと引っかかると嫌になる人が多いらしい。

警察にはノルマがあるという言い方をする人がたまにいる。実際、ノルマという言い方をしているのかわからないが、警察の罰金はそのまま国費となり、その予算はあらかじめ国会で組まれている。

そのため、ノルマといえば見方によったらノルマと言えるかもしれない。取締りによって罰金で予算を賄えなかった場合どうなるのか知らないが、正直そんな大金でもないし、絶対に年によって差があるので何とかなるんだろう。

しょーもないニュースと言ってしまうのも良くないんだろうが、通り魔とか窓ガラスを割って人ん家の財産を奪ったりするような犯罪に比べれば、トイレットペーパーを盗むというのは悪質性は低いように思える。だからこそ、犯罪者が増える可能性があり、未然に防ぐ仕組みが必要である。

変な薬やパパ活と同じように、最初のハードルが低く、ある程度効果も上げられてお咎めなしなら続けてしまう人が多い。トイレはある程度密室だし、さすがに5ロールも持って帰ったらバレるだろうが、1ロールだったら指摘した一般男性が見逃していた可能性もある。

わざわざリスクを犯して盗むなら、そもそもショッピングモールにいるんだから300円くらいで買って帰れよ。と思ってしまうが、そこには多分、当事者なりの事情があるのかもしれない。

「これくらいだったら良いだろう」という判断が人によってバラつきがあるし、そういうのは意外と当事者や被害者になってみないとわからないものである。

接客業のバイトをやったことがある人なら、世の中に常識から外れた結構ヤバい人がいることに気がつくし、自分が思っている以上に会計時に「ありがとう」とか言っている人も多いことに気づく。自分が想像している世界とは、しっかり向き合うと実体はズレている事が多い。

この事件はショッピングモールのトイレットペーパーだったので捕まったが、会社の中の公共物みたいなものを結構無駄遣いして私的利用するような人は意外と多いんじゃないだろうか。

会社内でもある一線を超えれば犯罪になるし、ある程度犯罪にならないようコントロールできてしまうので、その点はモラルの低い人が好き勝手できる可能性もあるし、見逃されている部分はかなりあると思う。

そういうのがある程度のところで収まっているのは、多分日本の教育がある程度犯罪を抑制する部分においては成功しているからと言えるかもしれない。あるいは、見て見ぬ振りで我関せずが多いのだろうか。

なんとなく盗むというのは、金だったり金同等に価値があるものという固定観念を持ってしまうが、価格が書いていない無料のサービスとして提供されるものであっても、当然ながら盗みは犯罪である。

価格が書いてあるものが、お金と交換されるものであって、無料で貰えるものは無料なのだから、いくらでも貰っていいと勘違いしてしまう人はいるかもしれない。

世の中の仕組みがわかっていない子供であれば、公共物を自分勝手に使ったり、緑道に植えられている花をむしってしまうのも理解できるが、大人になれば誰がどういう支援があって、どういう仕組みで動いているのかを知っていないと、恥ずかしい思いをすることになる。

よく高齢者が将来の不安から、万引きをしてしまう事はよくある。むしろ、万引きされていないスーパーなど日本にあるのかと言えるくらい万引きは日本の社会問題になっているし、年々増えている。

どうせ全て売り切れずに廃棄されるなら、一個ぐらい盗んでも良いだろうとか、自分勝手な判断をする万引きの常習者は多い。

本当に生活に苦しんでいるというよりは、なんか手軽に1個2個盗んでは、家計の足しにしているような印象にも思える。

ただ、経済の仕組みをちゃんと理解している大人であれば、スーパーの人件費や光熱費、輸送費やサービス代金もろもろが全て価格に含まれていて、たとえ10円ガム1個であったとしても、損失が10円以上になることは理解できる。

購入されて初めてトントンになる商品もあれば、目玉商品を赤字で売って、ついで買いで利益をあげようとしたり、様々な思考を凝らしている。

そんな様々な工夫が、万引き一発やられると全ての利益がパーになってしまうくらい損失がデカイ。散々これまで投資して、結局ゼロ円で泥棒に入られるわけだから、当然と言えば当然である。

最終的には相手の立場に立って考えるという思慮が欠けているということだと思う。自分の狭い世界で、自分の考えしか知らないと、自分勝手な行動を取ってしまう。

犯罪じゃないからOKとかそういう話ではなく、相手の立場に立つ重要性が、日本の教育においてそれなりに効果を発揮しているのではと思ったりもする。

海外で物が当たり前のように盗まれるのは、やはり相手のことを考える人が少ないからじゃないだろうか。もちろん貧しい人も多いかもしれない。逆に、日本の場合、自分がこの行動をとったら周りの人がどう思うか、という意識が強い。

周りの人間が見る自分を意識することは、防犯においてはかなり効果がある気がする。

想像力というか、短絡的に犯罪に走らないように思考を柔軟にするような教育も充実していけば良いと思う。

捕まるとわかっていたら、誰も犯罪に手を染めないだろうし、犯罪まで犯さなくても同じような効用やそれ以上の効用を得られる方法があると知っていたら、犯罪を犯すよりそっちに向かうだろう。

最低限の知識とアイデアで被害を少なくすることも出来るかもしれない。

蛇が逃げ出してニュースになったり、日清が蓋止めシール廃止したり、そういうことが報道され続けるような平和な日本が続いていけば良いと思う。










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