物売りの子どもたちをどう見るか。

私は、大学2年生の秋からカンボジア・シェムリアップにあるローカルNGO団体で5ヶ月間のインターンシップを終え、帰国しました。

カンボジアのシェムリアップと言えば、世界遺産でもあるアルコールワット。

年間約200万人が訪れるとされるこの遺跡には、人間が作ったとは思えないほどの迫力があります。

しかし、ここで目にするものは遺跡だけではありません。

それは、

「物売りの子どもたち」

遺跡を観賞した後は、物売りの子どもたちに囲まれます。彼らはマグネットやポストカードを買って買ってと言わんばかりに、観光客へ迫っていくのです。

観光客の中には、彼らを目にしても存在を無視をする人や、嫌な顔をして去っていく人、はたまた可哀想な眼差しで彼らを見る人が大勢います。

もちろん、ぼったくられている可能性もあるし、しつこさを感じてしまうことは事実です。

ただ、私がここで言いたいのは

彼らは決して可哀想な子どもたちではない。

ということ。

彼らのほとんどは学校に通っていますし、彼らにとっては遊び相手を探しているようなもの。

一度、物売りの子どもたちに話しかけて見てください。

すると、気がつきます。

彼らは、人懐っこく、笑顔がとても素敵な、普通の子どもであることに。

物売りだからといって、心構えし、貧しそうだとか、可哀想だとか思わないで下さい。一緒に遊んであげてください。

そして、子ども達に世界はこんなに広いんだということを教えてあげてください。

そんな風に育った彼らは、きっとカンボジアの次世代を担う勇者となってくれるでしょう。

そんな風に考える今日この頃でした。

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