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銀座ミシュランイタリアン「アロマフレスカ」へ

ソムリエの最終試験の発表前日、大ママにイタリアンへ連れていってもらった。前祝いというやつである。

アロマフレスカは、銀座二丁目のビルの最上階にある。

電話で事前予約をしていた。ディナーは2種類のコースがあり、ノーマルなタイプのアロマフレスカコース(2万円ほど)と、スペシャルなタイプのコース(2万5000円ほど)があったので、せっかくなのでスペシャルでいくことになった。大ママ、ありがとうございます…!

まず乾杯はスパークリングワインでいただく。

イタリアのシャンパーニュといわれるフランチャコルタ、「カデルボスコ」。
シャンパーニュと同じ製法で作られているけれど、味わいはもっとカジュアル。ブドウ品種が違うことはもちろん、熟成期間もシャンパーニュより長い規定である。

お次は白ワイン。スタッフさんに、「あまり白は飲まないから一種類で」と伝える。

ブドウ品種はシャルドネ。場所はシチリアだ。こちらもカジュアルな味わい。フランスほど酸はたっていなくて口当たりがいい。


次は赤ワイン。ブドウ品種はピノネーロ、これはイタリアでの呼び方で、ピノ・ノワールである。ブルゴーニュのピノ・ノワール好きとして、イタリアのピノ・ノワールも興味があったのでとても嬉しい。

チェリーなどの赤系果実がすこし熟した感じ、ブラックベリーとまではいかない、チェリーとベリーのあいだ、のような香り。あとから、紅茶や腐葉土のような土ぽさがあって、酸はそんなに感じないぶん果実味しっかり。


4杯目はモンテプルチャーノダブルッツォというブドウ品種。
前にイタリア専門ワインバーでモンプルを飲んだときに美味しかったからこの品種をチョイス。

ラストにぴったりな、濃厚さある赤ワインだった。先ほどのピノ・ノワールにボディを足した感じ?もっと舌に残りやすい。


料理のご紹介。

「カペッリーニ 白海老 オシェトラ」
カッペリーニに白海老、キャビアが乗っている。キャビアのしょっぱさが、フランチャコルタをぐびぐび進ませた。


「寒ブリ 大根 カラシ」
ぶあつ〜〜〜い寒ブリ!を、花びらが可愛らしく囲っている。ブリは肉肉しくて、厚みのあるシャルドネと合ってよかった。


「上海蟹 フォアグラ サンブーカ」
上海蟹のスープに、フォアグラがひと口浮いているんです。もうこの一皿ひと口で終わっちゃう勢いなんだけど、だからこそなのかフォアグラの濃厚さが際立っていた!


「服部中村養鼈場産スッポン 金華ハム プレアヴェルデ」
すっぽん、ハム、それらの和え物?を、添えてあるバジルと絡めて食べる。

「すっぽんって食べたことあるっけ私?」「あるわよ〜!」「え〜あまり覚えてないなあ」「何回もあるわよ〜!」「ええ〜!!」と大ママとおしゃべりしながらいただいた。


「北寄貝 ジロール茸とピエブルー 焼きリコッタ」
わたし、キノコ類はあまり得意じゃないけれどこういう芳香なキノコは好きです。貝よりキノコの存在感がすごかった。真ん中に立てられているのはなんとニンニク!ピエブルーというのはシメジだそうで。チーズも相まって濃厚なパスタ。


「赤ムツ 赤茄子肝焼き 赤ワイン」
小さいながらのほぼメイン感がすごいです。銀杏がいいねえ、赤ワインと銀杏って合うのねえと感嘆!
魚と赤ワインのペアリングに拍手。赤ムツってのどぐろのことなのね!
赤ワインソースが濃厚すぎてついてきたパンですくって完食。


「短角牛フィレ ヴィンコット フレッシュポルチーニ」
途中で柑橘のシャーベットをはさみ、お肉料理がでてきた…!すごい…!
牛肉はもちろん、だけどポルチーニのほうが印象的だった。やっぱり香りの強さ。一緒に飲んだモンテプルチャーノが合う…!


デザートはいくつか選べるスタイルで、わたしはモンブランにした。なんてお上品なモンブランなの…!ショコラみたいな甘さ。だけどもたれない。エスプレッソと共に。


ご馳走様でした。素敵な空間で素敵な食事。ありがとうございます…!

嬉しい!楽しい!だいすき!