私のオタク人生
私はオタクだ。
中学生の頃、自覚した。
つまり、10年以上はオタクなのだ。
ただオタクと言っても、一つのジャンルを追い続けてきたわけではない。
本当に色々なジャンルに手を出した。
その私のオタク人生を歴代の推しを中心に振り返ってみようと思う。
①吹雪士郎(アニメ・漫画期)
おもに中学時代はアニメ漫画が大好きだった。
そして自分がオタクであると気付いたきっかけがイナズマイレブンの吹雪士郎だ。
世間一般では、男児がハマるアニメとして知られている作品にハマり、自分の様子がおかしいことに気付いたのだ。
まあ振り返ってみれば、小学生の頃から兄やその友人の影響で、ジャンプ作品を大量に読み漁っていたので、おそらくもともと片鱗はあった。
ただそういう存在をなんと呼ぶか知らなかった。
自分がオタクだと自覚してからは、意識的にオタクが見るようなアニメ漫画を好むようになった。
他のオタクと話すのが楽しくて、仕方がなかった。録画予約は常にパンパンだった。
②江口拓也(声優期)
中学3年生あたりから乙女ゲームにハマり出し、そこに出てくる声優を自然と覚えてしまった。
最初に好きになった声優は福山潤だった。スタスカの梓くんがきっかけだったと思う。
そこから出演している声優でアニメを見るか決めるようになった。
そんな中、たまたまニコニコ動画を開いた時、キラキラ⭐︎ビートというラジオを見つけた。
木村良平・代永翼・江口拓也の3人が楽しそうに話しているのがいいなと思い、毎週聴くようになった。
そこからKiramuneを知り、3人のユニット名がTrignalになってCDデビューするところまで見届けたところで愛着が湧いていることに気付き、応援しようと決意した。
その中でも、江口拓也が好きだった。
フォルムと眼鏡が好みだった。
高校に上がり、長期休みにバイトで稼ぎ、電車で5時間ほどかけて、Trignalのライブに通った。
ここでライブの楽しさ、現場の楽しさを知った。
③染谷俊之(2.5次元期)
受験のため、Trignalの現場を控えていた高3。
友人がミュージカル『テニスの王子様』が日々の癒しだと話しているのを聞き、調べてみた。
テニミュはよく空耳の動画を見てたので知っていたが、色々調べていくと弱虫ペダルや薄桜鬼の舞台もやってると知り、興味が湧いた。
現場に飢えていたのもあり、映像ではあるが演者の芝居や歌、ダンスに心震えた。
特に、その時ハマっていたのは、ミュージカル『薄桜鬼』だ。
音楽から、歌詞から、ビジュアルから、何から何まで好みで、受験が近いというのに、気が付けば夜通し見ていた。
そして、受験の試験本番が終わった週末には、東京へ舞台を見に行っていた。
その時見たのが舞台『ママと僕たち』。
テニミュに出ていた俳優が多く出ていたため、気になり、チケットを急遽手配した。
そこで二人目の推し、染谷俊之に出会った。
染谷俊之は単純に、生で見た時、顔が良過ぎたためハマった。
あと染谷自身のキャラクターが非常に変わっていて、面白く、そこも好きだった。
大学時代は染谷や2.5次元作品を見ることに時間とお金を費やした。
しかし、徐々に『行きたい』ではなく『行かなきゃ』という義務感で現場に行くようになってしまい、辛くなり、銀河鉄道999を最後に染谷を卒業した。
④ファンミンヒョン(K-POP期)
ちょうど染谷の現場が辛いと思うようになった頃、友人からKPOPは良いぞという話を聞いていた。
ただ最初は、そんな陽キャ文化、私にはハマれないよと敬遠していたが、ふと好奇心で数年前にオススメされていたSEVENTEENというグループを調べた。
最初に見たのが、13少年漂流記というリアリティー番組だ。なぜリアリティーから見たかはわからない。
最初は誰が誰だかわからず、女かよって感じの中性的なジョンハンが気になっていた程度だったが、見ていくうちに、ウジの言動に対して感情が忙しくなっていた。
その後、ミンハオ(THE8)の愛嬌にやられ、KPOPに無限の可能性を感じ、ウジハオを推すことに。
そんな中、とある事情で韓国に行くことになり、そこのコンビニで運命の出会いを果たす。
コンビニに売っているチョコレートのパッケージのファンミンヒョンに一目惚れしたのだ。
ちょうどバレンタインシーズンで、Wannaoneがロッテとコラボをしていたのだ。
その夜ホテルで検索し、BeautifulのMVを見て、あまりの尊さに大号泣。
帰国後、PRODUCE101 season2を全て視聴し、Wannaone、NU'EST、そしてファンミンヒョンのオタクをすることを決心した。
その後、さまざまなKPOPアーティストに出会い、コンサートに行き、最終的には一人で渡韓するようになった。
⑤七種茨(スマホゲーム期)
社会人となっても、連休のたびに渡韓をしていたが、社会人2年目の時、ある問題が発生。
コロナによって物理的に現場に行くことが不可能となったのだ。
いよいよNU'ESTが再結成し、これからだというときに、こんな事態になってしまった。
現場もなく、推しにも会えず、病んでいたところを救ってくれたのが、七種茨だった。
あんさんぶるスターズは初期の頃から、少しやってはアンインストールして、を繰り返していたが、そのあんスタが音ゲーを出すということで気になってはじめてみた。
案の定、どハマりしてしまった。茨たんのうさんくさ眼鏡感に愛おしさを感じてしまうようになった。
茨たんのカードを得るために、課金に課金を重ねた。コロナ禍で現場がなく、金が有り余っていたので、ガンガン注ぎ込んだ。
そして、それと同時にツイステにハマり、久しぶりに二次元のオタクに出戻った。
毎日アプリを開けば現場。最高だった。
⑥宮本佳林(ハロプロ期)
もともとゲームがあまり続かないタイプだったため、ツイステは半年くらいでやらなくなり、あんスタは茨たんのイベントが来たら走る程度となった。
アプリを開けば現場と言えど、生のステージを渇望していた私は日本の推しを探し始める。
2.5次元に出戻ろうか、地下ドルでも推そうか、色々考えているところにYoutubeでハロプロの解説動画を見つけ、女の子の推し、新しいかも!と思い調べてみることにした。
そんな中で出会ったのが、juice=juiceの宮本佳林だ。
圧倒的にアイドルだった。実力派集団であるjuice=juiceの中でも何もかも圧倒的だった。
歌唱や表情、ダンスによる表現力、存在感、プロ意識、これこそが最強のアイドルだと思った。
佳林にどっぷりハマったのはいいが、その時にはもうすでに佳林は卒業を決めていた。
そのため私も、ハロプロとしての宮本佳林を見届け、熱は落ち着いた。
ハロプロは現場へは行かず、未だに茶の間をかましている。
⑦彩風咲奈(宝塚期)
2021年最もハマったのが宝塚だった。
何故宝塚に行こうと思ったのかもわからない。
そろそろ進出せねばと思ったのかもしれない。
現場なら何でもよかったのかもしれない。
チケットを自分で取って、宙組公演アナスタシアを見て、これは今追うべきだと確信した。
なんならなぜ今まで見なかったのだろうと。
宝塚には女オタクの夢が詰まっていた。
望海風斗様と真彩希帆様のお歌と朝美絢様のお顔に釣られて、雪組を見に行き、彩風咲奈様、朝月希和様に沼落ち。
現在は色々な組を見つつ、さききわの行く末を見守っている。
今回は代表的な推しを軸にオタク人生を振り返ってみたが、自分の好奇心旺盛さと衝動性はすごいなと感心した。そして心配した。
だが、これまでの人生、楽しく過ごせているのは間違いなく推したちのおかげである。
本当に感謝している。
今日もみんなの推しとそのオタクたちが幸せでありますように。
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