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ヘイヨーさんの人生

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「ヘイヨーさんの人生」を小説仕立てにして書いたモノです。  細かい記憶違いや演出はあれども、ストーリー的には、ほぼ100%実話!  序章「受験戦争編」(全9話)  第1章「中高… もっと読む
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2021年4月の記事一覧

「僕の改革 世界の改革」 第39夜(第6幕 16 ~ 20)

ー16ー 『無気力生物たちの街』は、以前と何も違っているようには見えなかった。人々は家に…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第38夜(第6幕 11 ~ 15)

ー11ー 何日か旅を続け、『無気力生物たちの街』が近づいてきたある日のコト。一軒の小屋が…

ヘイヨー
3年前
25

「僕の改革 世界の改革」 第37夜(第6幕 6 ~ 10)

ー6ー 耳を澄ませてみるが、何の音も聞こえはしない。 幻聴だったのだろうか? すると、チ…

ヘイヨー
3年前
25

長編小説執筆の途中で力尽きる

…と、ここまででした。 『僕の改革 世界の改革』は、当初、1幕が30~40話+プロローグとエピ…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第36夜(第6幕 プロローグ ~ 5)

~第6幕~ ープロローグー まるで、生きる意味を失ってしまったかのように動き続ける人々。…

ヘイヨー
3年前
26

「僕の改革 世界の改革」 第35夜(第5幕 26 ~ エピローグ)

ー26ー しばらくの間は何もなく過ぎていった。 『何もなく』という表現は間違っているかも…

ヘイヨー
3年前
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「僕の改革 世界の改革」 第34夜(第5幕 21 ~ 25)

ー21ー そして、ついに『革命の日』は訪れる。 世界改革連合の大部隊がこの国の国会に攻め入ることになったのだ。 もちろん、それを指揮しているのは、まぎれもなく他の誰でもないこの僕だ。 しかし、物凄いスピードで進んでいく現実に、常に違和感がつきまとう。まるで僕の心は全く別の場所にあるようだった。 「このまま進んでいいのだろうか?何かとんでもない間違いをおかしているのでは?どこかで進むべき道の選択を誤ってしまったのでは?」 そんな僕の思いをよそに革命は進んでいく。 もう何

「僕の改革 世界の改革」 第33夜(第5幕 16 ~ 20)

ー16ー 「まあ、お茶でもどうぞ」と、僕はシノザキ博士にお茶を出す。 すると、さっそくシ…

ヘイヨー
3年前
23

「僕の改革 世界の改革」 第32夜(第5幕 11 ~ 15)

ー11ー それから、公園住む他の住人たちにも声をかけて回ったが、答えは同じだった。 皆、…

ヘイヨー
3年前
24

「僕の改革 世界の改革」 第31夜(第5幕 6 ~ 10)

ー6ー 人々の心から希望が消え、その目からは光が消えた。 無気力生物は日を追うごとに増え…

ヘイヨー
3年前
22

「僕の改革 世界の改革」 第30夜(第5幕 プロローグ ~ 5)

ープロローグー 全てを失った僕に、もはや迷いなどなかった。ただ目的を果たすだけだ。この世…

ヘイヨー
3年前
24

「僕の改革 世界の改革」 第29夜(第4幕 26 ~ エピローグ)

ー26ー それでも、僕は食い下がった。 「お願いです。僕はそのためにここまで来たんです。…

ヘイヨー
3年前
28

「僕の改革 世界の改革」 第28夜(第4幕 23 ~ 25)

ー23ー 名前屋は、続けた。 「名前は、名前屋から買わねばならん」 「ハイ」と、僕。 「誰…

ヘイヨー
3年前
28

「僕の改革 世界の改革」 第27夜(第4幕 19 ~ 22)

ー19ー それから、3人でスープを飲み、ストーブの火であたたまった。 やがて、雨はやんだ。 僕は小屋を出て、お礼を言ってから2人のもとを去った。 「僕には、こんな生き方はできない!」 歩きながら、僕はそう思った。 彼のためにストーブの灯油を買ってくることも、スープを作ってやることも、そのためのお金を稼いで来てやることも。でも、「これが、この人たちの生き方なのかも知れないな…」とも思った。 この暗く荒んだ世の中で発現した、ひとつの生き方。 詩人が何もせずにボ~ッとして生き