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嫌いなことが好きなことになった話|試験と失恋【第2話】

▼前回までのお話


なんだかんだで高校を卒業した僕は
設計事務所に就職しました。


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話は変わりますが
僕はももクロが好きです。

高校の部活のきつい練習の日々を
支えてくれていたのはももクロでした。

部活の友達にだけそのことは話していて
クラスメイトや両親にだって隠していました。
(今を思えば、両親にはバレていたと思います。)


社会人になり
お金を稼ぐようになり
一人暮らしをするようになったのをきっかけに
ライブに行きまくるようになりました。
グッズを買いまくるようになりました。
ファンクラブにも入りました。

今でもたまにライブには行っていますが
当時の熱量は今とは比べものにならないくらい高かったです。

SNSでファンの方たちと交流するようにもなっていました。
(以下、『モノノフ』と表記する)


ある日、Twitterであるグループを発見しました。
『20代限定のモノノフさんのグループがあります。』
(表現は違ったかと思いますが、内容は同じです。)

「興味あります!グループ参加させてください!」

すぐにリプを送り、参加させていただきました。

全国の20代のモノノフが集まるそのグループは
みんないい方たちばかりで
1週間後に行われるライブでお会い、
感想戦(ライブ後の飲み会)を行うということで、僕も参加させてもらうことにしました。

お会いしてみても、やはりみんないい方たちばかりでした。

そのグループとの出会いをきっかけに
5大ドームツアーが行われた際に
全てに行こうとしました。
(結局、4か所・8公演に行きました。お金…)
それくらい、ももクロの熱が高まるのと同時に
このグループのことが大好きになっていました。

その他にも、ライブやイベント関係なく
プライベートでも集まって、遊んだり
旅行みたいなことをしたり
Twitterで頻繁に絡むようになったりしました。


グループに参加して数か月。
僕には気になる人ができました。

その人はそのグループのモノノフで
ももクロの推しメンが同じでした。
頻繁にLINEやTwitterで絡んでいました。

お互いにプライベートな話もするようになっていました。

そして、詳細は省きますが
付き合うことになりました。

ただ、お互いの住んでいるところは
名古屋と関西。

遠距離恋愛でした。

たまに会って遊ぶ。
ライブがあれば一緒に行く。
というような付き合い方でした。


久しぶりに会ったある日。

「やばいなぁ、最近太ってきたかも。」
と僕が冗談のつもりで言うと
「これ以上太ったらあかんで。」
と彼女に言われました。

え?俺って太ってんの?

正直、当時の僕は
太ってもいなければ
痩せてもいない。
ただ、高校時代の肉体はどこへやら。
そんな感じの体でした。

「あー、おっけ。」

とりあえずそう返したような気がします。



それから、月日は流れ
二級建築士の試験勉強が始まりました。

そのため、しばらく会えなくなることが続きました。

僕は自分自身に
「合格するまでライブには行かない!」
と決意させ
仕事や用事があるとき以外は
家に籠るようになりました。

そんな僕には構わず
彼女はライブに行っています。
Twitterには楽しそうな写真を載せています。

それを見て、俺は行けないのに
と、ストレスが溜まり始め
僕がとった行動は

「彼女への八つ当たり」でした。

わかってはいます。
そんなことしたって意味はないということ。
関係が悪くなるだけだということ。

そこで、気分転換に
久しぶりに運動をしてみることにしました。
まずは、ランニング。

とりあえず、通販で少し値段の高いランニングシューズとハーフパンツ、スポーツ用のTシャツを買いました。
高いものを買えば、習慣化すると考えたからです。

1日で飽きました。
てか、走るの辛くてやってられなくなりました。

次に筋トレ。

YouTubeで筋トレ動画を見ながらやってみました。

案外やれました。
高校時代、伊達に鍛えていたわけではなかったみたいです。

が、やっぱり続かない。
というか、試験勉強と仕事でやる暇がなくなっていました。

その結果、結局「彼女へ八つ当たり」をしていました。

お互い、どんどん険悪になっていきました。


それから数か月が経ち
試験にも無事に合格しました。

そして、試験後初のライブへ向かう新幹線。

「別れよう」

彼女からそう言われました。

少し考える時間(日数)をもらった僕でしたが
別れることにしました。


それからなんか楽しくない毎日。

ただ過ぎていくだけの毎日。

「刺激が欲しい。」

そう思っていると
YouTubeである動画を見つけたました。


【次回】第3話「あるレースとの出会い」


To be continued…

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