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【旅行】福岡旅・後編〜金印と港〜

 福岡旅3日目は、午前中に国宝・金印を見てから筑後船小屋駅に移動し、ホークス2軍の試合を観戦する予定でした。しかし、朝8:00を過ぎた頃に雨が降り出し、早々に試合中止が発表されました。
 スタジアムなのだからこういうこともあります。そこで、機会があったら行ってみたいと思っていた筥崎宮とベイサイドプレイスへ行くことにしました。

 博多駅からバスに乗り、福岡市立博物館を目指します。博物館は福岡paypayドームの少し先にあり、車窓からドームを見ることができました。

●雨は止んでいた●
●とても大きな敷地●

 7年ほど前に大宰府へ観光に行ったとき、お隣の国立博物館にも寄り道しました。とても立派な建物で、どうして金印をこっちに移さないんだろうと素人ながらに疑問でした。
 今日初めて市立博物館に行き、その立派さに驚きました。また、博多の町の歴史がぎっしり詰まった展示はとても勉強になりました。金印はこちらに所蔵しておくべきものだと認識を改めました。

●小さすぎてブレる●

 お目当ての金印は、常設展示の入り口を入ってすぐ出会えました。
 そして、ちょっぴり拍子抜けしました。私の小指の先くらいの大きさでしょうか。とてもとても小さかったのです。今までは教科書でしか見たことがありませんでしたが、どれも厚みがある立派な大きさになって写っていました。実際は爪切りよりも小さいなんて…。
 拍子抜けした後、今度はその精巧さに驚きました。こんなに小さいものに蛇の装飾を施し、「漢委奴国王」と彫るのは相当な技術が必要だったはずです。いつまでも眺めていられるほど感動しました。

 また、これは私の知識不足や思いの至らなさに拠るものなのですが、文化や政治の中心は都であり、福岡の地は”外様”だと思っていました。知っていることと言えば蒙古襲来と黒田官兵衛くらいです。
 しかし常設展示から、実は交易の中心であり、古くから文化が発展してきた土地であることが分かりました。”博多の人たちは強い”という印象がありましたが、たくさんのことを築き上げてきた人たちの血が受け継がれているのでしょう。

 恥ずかしながら「伊都国」という言葉を聞いたのも今日が初めてでした。「漢委奴国王」の「委奴」は果たして何と読むものだったのか -- イトとも読める、という説明を読んでハッとしました。まだまだ歴史は謎ばかりです。

●西鉄ライオンズの展示もあった!●

 9:30過ぎに到着したのですが、出るころには11:15を過ぎていました。知らないことばかりでとても勉強になりました。
 サザエさん通りを歩いて地下鉄の駅に行き、筥崎宮を目指します。

●サザエさん●

 筥崎宮は地下鉄空港線と地下鉄箱崎線に乗っていきます。ちょうど乗換不要の貝塚行電車が来てラッキーでした。

●雨が降り出した●

 筥崎宮と言えば、毎年ホークスの選手たちが優勝祈願をしに来ています。

●広い●

 とても閑かな場所でした。毎年ホークスの選手たちが監督を先頭にぞろぞろ歩いているこの参道。向かって右から撮影している新聞記事が多かったように記憶しています。私もカメラマンになったつもりで同じ角度から撮影してみました。

●この角度の写真に見覚えあり!●

 ホークスの選手たちが書いた絵馬(?)もありました。

●みんなのサイン●

 御朱印もいただきました。

●御朱印●

 さて、午後はベイサイドプレイスへ向かいます。博多駅からバスに乗るのも良いのですが、調べてみると無料送迎バスがあるそうなので、乗ってみることにしました。
 博多駅のバス停は…え?「ブックオフを目印に」?停留所のようなものはなく、何人かがブックオフの前に所在なげに立っています。本当にここで合っているのかしら…。
 待つこと数分、ネットに出ていたかわいらしい送迎バスがやってきました。空いているスペースに停車すると、運転手さんがバスのお尻の部分を開けました。ここから乗り降りするのか!

●ベイサイドプレイスにて●

 ここ博多港は、フェリーの船着き場や資料館や寿司屋、ちょっとした遊べるスペース、温泉などが集合しています。

●中は資料館になっている●

 まずはポートタワーに向かいました。見上げるととても高いです。
 1階は「ベイサイドミュージアム」です。福岡市博物館で歴史を学んできているので、「あぁ!分かる分かる!」ろいう内容がたくさんありました。福岡にはたくさんの港があることや、それぞれの役割を新たに学びました。
 ミュージアムを楽しんだところで、次は展望台までのぼってみます。

●これは競艇?●

 あいにくの天気でしたが、眼下に都市高速や競艇場が見えました。ここから見ると、博多の海岸線(?)は港があってデコボコしていることがよく分かりました。そこをつなぐように都市高速が通っています。

●デコボコ●

 雨が止んだので、お目当てのお寿司を食べに行くことにしました。「豊一」さんはお寿司の食べ放題をしているそうで、色々な魚を味わえると聞いて楽しみにしていました。
 ところが…ものすごい行列なのです!ちょっとやそっとの列ではありません。帰りの飛行機が決まっているためそんなに並ぶことはできません。
 どうしよう…と思っていたら、テイクアウトならば並ばずに買えることが分かりました。1貫100円のお寿司たちがずらりと並ぶところをじっくり吟味し、好きなものを選んでいきます。7種類のお寿司を選びました。
 お店を出て座って食べられるところを探していたら、近くにいたおじいさんが「向こうの建物(C館)の2階にあるよ!」と教えてくれました。

●船の横を通った!●

 丁度空いている机があったので、ゆっくりお寿司を楽しみました。
 今回選んだのはクエ、イサキ、ヒラマサ、イトヨリ、かぼすブリ、イカ明太、海鮮軍艦の7種類です。

●おいしかった!●

 どのお寿司もお魚が分厚くておいしかったです。白っぽい身のお魚はあっさりしていて何個でも食べられそうです。
 ペロリと食べ終えた後、C館の中に入ってみました。
 すると、吹き抜けの階段の横に大きな円柱の水槽がありました。たくさんの魚が泳いでいます。いつまでも眺めていられますね。

●中央上部にウミガメが!●

 いつかまた福岡に来たとき、今度はフェリーにも乗ってみたくなりました。
 名残惜しいですが、飛行機の時間が迫っています。バスで博多に戻り、コインロッカーに預けていた大きな荷物を回収して空港へ向かいます。

 時間に余裕をもって到着したところ…なんと乗る予定の飛行機が45分遅れて飛ぶというアナウンスが入りました。なんてこと…。
 空港で蕎麦を食べつつ、時間をつぶしました。家に着くのは22:00を過ぎそうです。

 ●きれいな景色●

 予想通り22:00を過ぎての帰宅となりました。無事に着いてよかった!
 今回もとても楽しい3日間となりました。

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