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不登校支援で身についたスキルの「お仕事活用」

2021年になり「プロジェクトマネジメント」の仕事に関わるようになりました。マネジメントをしていて意識していることは、

『担当の方が自分で動けるようになりプロジェクトが予定の通りに動いていくこと。』

そのために、不登校の子供たちの支援で身についたスキルをそのまま活用しています。

支援スキルだけではなく、「担当の方が自分で動けるようになる。」は、前職の公務員で常に意識していたことです。

子供たちのことで、学校や行政、民間の福祉関係者との関わりから、より意識するようになったことは、

『動けない時は必ず理由がある。』

もう少し詳しくいうと、本人の性格もあれば、動きたくても動けない周りの人間関係や環境が影響している可能性があるということです。

そんな中、プロジェクトが動くためにどうすればいいのか?

相手の方の状況を把握し、伝え方や根回しをその人ごとにカスタマイズしながら伝えることです。

最初は、「どのあたりに困っているのか」を把握することに時間がかかりますし、伝え方を試してみて合う合わないもあります。また、どうやっても変えられないこともあるので、落とし所をどこにするのかも検討しなければいけません。

不登校支援は、子供を中心に、子供のペースで大人の行動の微調整が必要なので、仕事よりも動きづらいですし、時間がかかります。親ということで感情的にもなりがちということも影響します。だからこそ、

いかに冷静になれるのか。
いかに第三者の力を借りれるのか。

も大事になります。

ということを、前職の仕事と不登校支援でやってきているので、仕事上のプロジェクトマネジメントは、私が感じている「ものすごく動かない」感覚ではないので、スムーズに進んでいます。

ちなみに、子供たちのことで言えば、9年経っても動かないことがあります。そのため、見守りながら冷静に判断し、次にどう動くかを日々実践している状況です。

先日、子供のカウンセリングで主治医と面談したとき、

「1人で2人分くらい大変な子育てだから。息子くんと娘さん2人だから、4人子育てしているのと一緒ですからね。無理をしないように」

とお話がありました。

じっくりゆっくり、そして、サポートも必要な子育てですが、結果的に、働き方を変え、仕事への意識も大きく変わりました。

私は、プロジェクトマネジメントとしての何かの資格を持っているわけではありません。しかし、発達障害や不登校支援で身についた知識とスキルで、よりきめ細やかなマネジメントはできるようになったようです。

便利なツールを使いながら、

「いかにその人が自ら行動でき自信を積み上げ、私がサポートしなくても動いていけるようになるのか。」

仕事も子育ても、私にとってはこれが最終ゴールのような気がしています。

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