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価値観と物の見方

私がマインドフルネスを日々行い、見えてきたものの一つに「俯瞰視」という概念があります。”俯瞰する”とは自分自身を少し離れた視点から見る、という事であり、”客観視”とは少し異なります。
その中で、新たに価値観への見方も変化をしていくことになります。

価値観、すなわちバイアスは人それぞれ異なっています。
他人から見る視点と、自分から見る視点、
それは性格や感覚、経験の差から違いが生まれてきます。

例えば、”リンゴ”があるとします。
Aさんはそれを、「リンゴ・好き・甘い・まるい」と認識し食べるという行動に出ます。
Bさんはそれを、「リンゴ・嫌い・すっぱい・重い」と認識し食べないという行動に出ます。

ここで見たとき、お互いの共通の認識は、
”リンゴ・果物・食べることができるもの”
となります。

物事を見る時は、共通の認識、またはそこにある事実を視て判断するべきではないでしょうか。

大事なことは、
相手の価値観を受け入れるということです。
受け入れるということは、自分の価値観を押し付けるのではなく、
相手の価値観を肯定し共有するということです。


そうすることで、建設的な意見が生まれることや、お互いの理解をより深く学ぶことができてきます。

相手の価値観がわかるということは、相手の課題もわかります。アドラー心理学の「他者分離」の考え方になりますが、まず他者と自己の課題を分けたうえで共有していく、この考えは、コミュニュケーションを取るうえでとても重要な考え方になります。


世の中では、SNS、インターネット、テレビなどで色々な情報が発信されています。例えばその中である情報を取り上げたとき、情報自体をどういう視点から見て、どういう意見を持つか、そしてどう行動するか、頭の中で瞬時に判断し、またそれを好きか嫌いかを判断してしまいます。

昨今、感染症の広がりにより、世の中には批判的な言葉や相手を罵るような言葉が多くみられるようになりました。
それだけ、人々が今、生命の危機、社会的立場、そして大切な人を守るために、様々な思いが頭の中を駆け巡り、物事を見る価値観が変わりつつあることは確かです。

相手の価値観を変えることはできません
でも自分自身の価値観は変えることができます

自分を知り、自己を受け入れ、相手を受け入れていくことにより、この世の中はもっと、ポジティブな言葉であふれ世の中の雰囲気が良くなってくるのではないでしょうか。


そうなることを願い、今日も静かに呼吸を整え、静かに瞑想をしていきます。





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