施設見学 1日4社 ~介護と癒し~
怒涛の1日。
週半ば、母の次の施設探しで、見学に行ってきました。
初めての施設探しの時は、その当時のケアマネージャーさんに数社ご紹介をいただき、母に了解を得て、決断しました。
そして、今回は強力な支援者が。
病院からご紹介をいただいた、施設の紹介会社さん。
施設のピックアップ、空室状況確認と、1日に最大限施設見学ができるよう時間調整と当日の送迎まで。
前回の施設探しと違って、母の体の状態でも受け入れ対応可能な施設探し。
「24時間の看護体制」が整った施設となると、さらに条件が厳しくなるなか、本当に短時間で手配をいただきました。
「連絡は24時間いつでもOKですよ」と信じられないハードワークにもかかわらず、細やかなプロの仕事ぶりに感銘を受けるばかりでした。
一人ではなかなかここまでできなかったこと。本当に感謝です。
入院先で母に確認
現在の入院先では、面会は1週間に1回。1回15分。
週初めに面会に行った時には、当日の施設見学先がもう決まっていたので、母が覚醒していれば話ができる。
「どうかな・・」と思っていたところ、私が来たことを認識し、母は「パチ」っと目を開けました。
さすが!ここぞの時にはやってくれます(笑)
私「これからは痰の吸引が必要やから、これまでいた施設にはもう戻られへんねん」
母「(無言でうなづく)」
私「これから施設を探すんやけど、4つ候補があるねん。(それぞれの場所を伝えながら)どう思う?」
母「〇〇(私の名前)がいいんやったら、どこでもいいわ。」
私「じゃあ、任してくれる? ありがとう」
母「1か月に1回ぐらいは会えるん?」
「私がいいのであれば」と母が言ってくれた時、私は涙を止めることができませんでした。
悲しいとかではなく、母の大きな優しさが伝わってきて・・・。
私「(泣きながら)◯◯(母の名前)には、どこの施設がいいんやろって凄く迷ってたから、ありがとう」
私「一緒に見に行かれへんかっても、この施設がいいって多分分かると思うねん。その時には、〇〇(私の名前)に、心で伝えてきてよ。」
母の手を握りながら、伝えました。
施設見学当日
9:30に自宅まで迎えにきていただき、10時から見学スタート。
移動時間もあるので、各施設の滞在時間は約1時間半。その間に、必要事項の確認と施設の部屋・設備の見学。
施設探しが2度目になるので、何を確認すべきかポイントを得てきているとは思いますが、それでも超駆け足スケジュールです。
「施設を選ぶ際に何を優先するか?」皆さんそれぞれ違うと思います。
最終的には総合的な判断になりますが、私の場合、
・通院サービス
・面会への行きやすさ(施設の場所・面会制限など)
・母の住む部屋の間取り(雰囲気や住みやすそうかなど)
あとは、金銭面。
本当はホスピタリティを優先したいところです。
しかし、東京⇔関西への移動が前提となっている私にとっては、距離がもともとあるため、どうしても「何かあった時に、私が対応できるかどうか?」が大切なポイントになる。
「何だか、自分中心だな・・」と失笑してしまいます。
見学の次の日に、決断
施設見学が終了した時、正直迷いました。
「あ~この施設”しか”ないな!」という感覚でもなく、「あ~この施設”は”ないな」という感覚でもなかったからです。
「この点はこちらの施設がよかったけど、この点はあちらの施設のほうがよかった」という感じ。
車中で、紹介会社さんにお話をしながら、自分なりに何となく整理がついてきて、最終的には、1番最初に見学をさせていただいた施設に心を決めました。
次の日に、施設へ提出する診断書を病院に届け出。
当初「診断書ができあがるのに、3週間ぐらいかかります」と言われて、「・・・」絶句しました。
が、退院支援の看護師さんのプッシュもあり、翌日には施設から電話をいただき、「1週後、母施設入居」の予定でいけそうです。
私に施設選びを任せてくれた母。
見学まで伴走して下さった紹介会社さん。
施設が決まるまで、入院させて下さっている病院。
「お母さんのことを優先してあげて」と言ってくれた会社の上司。
思えば、いろんな方たちの好意や協力のもと、事がスムーズ進んでいることを感じます。
来週半ばには、引っ越し対応、新しい施設との契約。
母の退院→施設入居と続きます。
もう少し走ります!
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