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飲食店におけるアルバイト初期教育(日本人編)

今回はアルバイトの初期教育について書きたいと思います。私は飲食店に勤めて上司からまともに教わったことがないですし、教わったとしても今と違ってコンプライアンスへの意識が違うので参考にならないこともあるでしょう。教育方法も業態毎に変わってきますのであえて初期に限定します。初期教育が一番重要なのは皆さんもご承知の通りです。

さらにアルバイト教育に関しては日本人と外国人で方法が変わってくるので分けて書きたいと思います。

教育スケジュールを作成する

教育予算は限られていますのでまずは新人アルバイトのシフトをできるだけ先の分まで把握します。シフトに入るペースや時間数が分からないと計画しようがありません。教育の詰め込み具合はシフトインの頻度で変わります。

いきなり長時間はシフトインさせない

これは皆さんの上司に言われたり、感覚でそうしない人が多いと思いますが、あえて理由を説明しますと、初期の勤務時間は覚えることが多く新人アルバイトは疲れるからです。社員やベテランアルバイトにとっては簡単な仕事でも、右も左も分からない新人にとっては結構労力がかかります。最初の3回は3時間ぐらいがベストだと思います。

店内ツアーをする

しない人が多いと思いますが、した方が断然いいです。
新人さんは店のレイアウトや物の位置が分かりません。大体の飲食店は整理整頓されていて包材や肉や野菜等を分けて保管していると思います。ざっくりでもいいので店内を一緒に見回ってあげましょう。ついでに既存アルバイトに新人の紹介もできるので効率がいいです。

放置しない

当たり前のことですが、指示して放置は止めましょう。新人アルバイトが不安になったりしますし、正しく理解できていない場合思わぬトラブルに元になります。新人アルバイトがミスしていきなり怒ってしまう人はもう一度自分の教育方法やコンプライアンス、ミレニアム世代の特徴などを勉強し直しましょう。
めんどくさいですが新人アルバイトに1つの作業を教える度に実際にさせて自分の眼で正確にできているか確認が大事です。
忙しくていちいちしてられないという人はシフトの組み方を考えましょう。新人教育の初期は経費をケチるところではないです。余裕のあるシフト作成が重要です。

復習の時間を与える

復習なんて各々が家ですることだろ?って思ってる人は失礼ですが古いです。今のアルバイトさんは家で資料も読まなければ復習なんて時間をアルバイトのために作らないです。もちろん意識が高いアルバイトさんもいますが)30分は言いすぎですが、10分ぐらい与えるのが理想と思います。シフトの最後の時間やシフトインしてから復習させるのが効果的です。新人アルバイトが理解していないところを把握することができます。

メモを取らせる可否

一昔前なら取るのが当たり前ですが現代では違います。学生アルバイトさんは授業で黒板やパワーポイントを写メするのは当たり前になっておりノートを取らない、メモの取り方さえ分からない学生が増加しています。取らせる場合は内容もチェックすることをオススメします。
現代における飲食店では取らなくてもいい環境作りが重要です。
壁や冷蔵庫にレシピやポーション量を貼っておくことなどで容易にできます。ぜひ活用してみてください。

おわりに

私自身この記事を書いていてあらゆる面で飲食店も時代の流れに対応していく必要があると再認識しました。昔に職人全盛期なら体や見て覚えろ理論が多くてそれでもアルバイトの確保には困らない場合もありましたが現代の若者はついてきません。いくらコロナ渦で求人倍率が下がろうが選択肢は多いからです。この記事が飲食店の教育方法を見つめ直す機会になれば幸いです。


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