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システムエンジニアが成長できる環境とは?  

受託開発で上位工程にトライした若手エンジニアが思うこと


はじめに:システムエンジニアにはスキルに応じた役割がある

システムエンジニアの世界には、役割があります。システムを構築するにあたってクライアントの要望や課題から戦略をたてるITコンサルタントを筆頭に、プロジェクト全体の管理者となるプロジェクトマネージャー(PM)、計画の実行管理を担うプロジェクトリーダー(PL)、システムの設計を行うシステムエンジニア(SE)、SEの設計の基づいたプログラミングを行うプログラマー(PG)、検証を行うテスターなどです。
実務経験を積みながらステップアップをしていきますが、IT業界で一般的な客先常駐による技術提供(ITエンジニア派遣)において、システムエンジニアには工程を実行できる確実な技術力が求められます。ですから、未経験の上位工程にステップアップするには時間が必要です。
当社では早期にステップアップできるよう、自己学習環境のほか、未経験工程にチャレンジできる環境も用意しています。
飲食業界から転身した若手エンジニアの森本さんに成長の軌跡をインタビューしました。

HCグループの中核・ブレーンナレッジシステムズ(関西)の森本さん

22年10月に、プログラマーからシステムエンジニアにステップアップされましたね

ずっと興味のあったシステム設計に関わりたくて、受託開発チームに参加したいと手を挙げたのがきっかけです。プログラマーとしてアサインされましたが、そこでベテランエンジニアの方に自分がずっと気になっていた設計の修正について確認する機会がありました。自分なりに勉強はしていましたが、実践で通じるかどうかはやってみて、確認しないと分からないですからね。
受託開発のプロジェクトが終了した今は、次のプロジェクトでシステムエンジニアとして設計から携さわっています。

受託開発は、やりたいって言えばやらせてもらえるものなんですか?

プロジェクト自体がなければ無理ですけど、当社の営業担当者はエンジニアの意見をすごく尊重してくれます。受託開発にアサインしてほしいとか、JAVAを極めたいからJAVAを使う現場がいいとか、希望を伝えれば基本的には要望に沿った案件にアサインしてくれます。
私は会社が運営する『0円スクール』(※)を卒業して入社して、2年間は派遣先で「開発」に携わっていたのですが、その上の「設計」に携わりたかったので受託開発への参加を希望しました。

※ブレーンナレッジシステムズが地方創生の取り組みとして運営する、受講料無料のスクール。卒業要件を満たした卒業者は同社に入社も可能

受託開発とITエンジニア派遣はどこがちがいましたか?

チームで仕事をすること、コミュニケーションが重要なことはどちらも変わりありませんでした。ただ、派遣と違うのは、会社として一つのシステムを丸ごと請け負っている強い責任感と、コミュニケーションの濃さでしょうか。
派遣の場合は大きな組織の中に1つのチームとして加わり、任された作業を着実に実行します。それでこそきっちりとした技術提供ができるわけです。
受託開発の場合はシステムの納品までが自分たちの役割なので、様々な工程にトライできます。一方で、一人一人が作業する中でどこかに不具合が起きたら、すぐに対応しないと納期に間に合わない。必然的にお互いのフォローアップや進捗状況の確認が濃度の高いものになります。
それと、テレワークのほかは自社での作業になるので、他の受託案件に携わっているエンジニアや営業職、内勤の方と毎日のように顔を合わせるのも派遣先に常駐していた時とは違いましたね。会社がとても身近な存在になりました。


「エンジニア」って一人で黙々と作業しているイメージですが、かなり違うんですね

個人的な意見ですが、エンジニアにこそコミュニケーション能力は必要だと思います。
エンジニア一人ですべてのシステムを作ることはありえなくて、必ずチームの一員として動きます。任された工程を完璧に仕上げるためにはベテランの方から意見をもらったほうがいいし、困ったときは自分の置かれている状況を正確にメンバーや上司に伝えないといけないんです。納期ギリギリになってみて、実は全然できていなかったというのは一番困ります。
それに、エンジニアにとって完璧なシステムを作るのは当然のことで、だったらクライアントや相手にとって気持ちの良いコミュニケーションをとったほうが良いと思うんですよね。

マネジメント職にも昇職されました。何か変化はありますか?

今は業務委託のプロジェクトに移り、SEになったと同時にチームリーダーにつきました。これまでもコミュニケーションを重視してメンバーと関係を持ってきたのでやること自体に大きな変化はないと思っています。
会社は職位ごとに基準をきっちり定めてくれているので、新しい職位に就いてもやるべきこと、自分に足りない要素がきちんと分かりますし、困ったことがあったとしても、上司や支部のみんながとても面倒見の良い人たちなのでいつでも相談できる雰囲気がありますね。
私の所属する関西支部はメンバー間の交流が盛んですが、全国の支部とも受託案件等を通じて交流があります。関西にいながら東京の案件に参画できるのもこの会社の良い点だと思います。


飲食業界からエンジニアに転職しました。エンジニアは楽しいですか?

飲食業の経験が、今自分が大切にしているコミュニケーションの助けになっていると感じます。あと、エンジニアは一つの言語を習得したとしてもその言語はアップデートされ続けます。業界トレンドも含めて勉強し続けないといけないのですが、勉強するたびに成長した実感が持てるので苦ではないんですよ。
失敗からの学びも大きいものだと考えているんですが、会社も『行動』自体を評価してくれるので、これからも様々なことに挑戦していきたいです。

ブレーンナレッジシステムズ ホームページ:https://hch-ja.co.jp/