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Comfortableな会社作り 愛社精神<居心地の良さ

非常に身につまされる記事だったので、ご紹介します。

要約すると…

・日経新聞・日経ウーマンの「女性が活躍する会社ベスト100」でアクセンチュアが初一位
・2006年から女性活用の取り組みを開始、2015年から多様性を重視した働き方改革
・働き方改革と並行して男性社員の意識改革にも力を注いだ

私はこの記事の中で「男性社員の意識改革」が重要だと感じました。
以前銀行員だった20代前半にバンダイで働いている男友達に「女性が出世できない、転職しようか」という話をしたところ、「そんなんじゃだめだよ、自分が変えるくらいの気持でいなきゃ」と言われました。
彼は励ますつもりで言ったのだと思いますが、私は「あぁ、男の人は簡単に言ってくれるな」と感じました。

大きな会社であればあるほど、多数派の見えない暴力というのはあると思います。(それは日本社会でも同じですね)
一方でこの記事の中でも「男性側の過剰な配慮」に関するコメントがありました。
子育て中の女性に対して早く帰るように声をかけるようなことです。

こういった「画一的に慮った行動は、仕事を優先したい女性には迷惑になる」と書いてあり、激しく同意します。
男性の意識改革+働き方改革+多様性重視という組み合わせが大切だと感じます。
youtubeで大学の先生がわかりやすく解説してくださっているので、ご覧ください。

私が普段働いている会社も男性と女性で出世・職種・仕事内容が分かれています。
会社の中で特殊なポジションにいるので、「私が出世したら少しは空気変わるかな…」と思ったりもしましたが、個人プレー<集団改革だと思います。
10年、20年前の会社は「まず女性のロールモデルを作って」というところに主眼をおいていたところが多いと思います。

ただパイオニアは負担が大きく、能力の高い人材はそこで苦労をするよりいい環境を求めて外に出てしまうのが常です。
これだけ「雇用の流動」が叫ばれている現在ですが、流動的になるからこそ優秀な人材を引き止め続けられる、魅力ある環境づくりが必要だと思います。
そういえば、先日正社員登用の際に人事部長にこう聞かれました。

「葉月さんがうちの会社を好きな気持がよくわかった。それはLike?Love?」
その時はうまく答えられなかったのですが、今なら「Comfortable」と言えると思います。(Cozyでもいいかも)
昔は愛社精神というものが尊ばれていたと思います。

この仕事が好きだから、この会社が好きだから残る、みたいなやつです。
でもこれからは優秀な人材を繋ぎ止めておくためのComfortableな環境づくりというのが、会社経営に必要になっていくのではないでしょうか。

今回もstand.fmでお話をしたので、よかったら聞いてください。

次回は「『将来何になりたいの?』という質問の暴力」に関して2021年5月31日(月)6:30配信予定です


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