感染が広がる理由と言われる「楽観視バイアス」を説明してみた!
知っている人は多いかしら?
コロナ感染者数の拡大でメディアが騒がしくなっていますね。
その中で『楽観視バイアス』が影響していると説く心理学者がいました。
『バイアス』とはなかなか聞き慣れない言葉だと思います。
実際に同僚から「バイアスって何?」と聞かれました。
確かにわたしも心理を学んでいなければ
バイアス?・・・・(。´・ω・)?ハテ
だったでしょう。
聞き慣れない言葉をメディアで使うのなら、ちょっと説明を入れてもいいように感じますが。
調べてみると難しいことが書かれていてわかりにくかったです。
そもそもバイアスを知っているほうが稀だと思うので、簡単に説明しようと思います。
バイアスってなに?
バイアスとは正確にいうと『認知バイアス』のことです。
『認知バイアス』は、思考の偏りで物事を判断するときに生まれる思い込みや先入観のことです。
例えば、
・太っている人は不健康
・化粧の濃い人は男好き
・働いていない人はやる気がない
・子どもは失敗ばかりする
などです。
どれも根拠はなく見た目や行動だけで判断していることがわかりますね。
酷く偏った考えですが、実際にそうだと思い込んでいる人は何も疑っていません。
同じように思い込みが強い人はどこにでもいますよね?
これはバイアスにかかる人が悪いというわけではありません。誰でも気づかないうちに考えが偏ってしまいがちだと思ってもらえるといいですね。
楽観視バイアスって?
『認知バイアス』には自己奉仕バイアス、確証バイアス、後見バイアス、信念バイアスなどなど幾つもの種類があります。
その中の1つが、今回話題となった『楽観視バイアス』になります。
『楽観視バイアス』は明確な根拠がないのに「大丈夫だろう」「何とかなるだろう」と楽観的に判断することです。
今回の感染者数の増加を『楽観視バイアス』によるものだと考えると、
オリンピックが開催され、海外からも人が集まる姿を目にします。
マスクと着用しながらも集団で観戦する姿も目にします。
すると
「海外から選手や関係者が来日しているけど感染者数が増えないな」
「オリンピックが開催して人が密になっていても意外と感染しないもんだな」
「みんな外にも出てるし大丈夫そうじゃないか」
などと情報によって判断してしまい、行動が広まったことが要因だと考えられます。
オリンピックを盛り上げる報道をすると感染者が増えるもどかしい状況です。
感染の拡大により再度警戒レベルの引き上げや緊急事態宣言などにより、楽観視できない状況になれば、判断が変わる可能性があります。
ただ一筋縄ではいかないのがバイアスです。予想とは違う判断が生まれるここともあるかもしれません。
心理師としてはそこが面白いところでもあります。
【まとめ】
■『認知バイアス』は、思考の偏りで物事を判断するときに生まれる思い込みや先入観のこと。
■『認知バイアス』は誰でも気付かないうちに陥るもの。
■『楽観視バイアス』は明確な根拠がなくても楽観的に判断すること。
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