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9割のセラピストも知らない?【痛みの定義】

ご覧いただきありがとうございます🤲🏻

本日は痛みの定義についてです!

さて、題名にもある通り、痛みの定義は
セラピストの9割も知りません。

というのも、痛みの定義が変わりました。

41年振りの2020年に定義が変わったのです。

日本は何かと時代遅れなので、
先に知っておきましょう👍🏻

今回の定義が変わったことで、痛みに対する
捉え方も180度変わります。

国際疼痛学会(IASP)によると改定の理由は、

「痛みのニュアンスと複雑さをよりよく伝える
ため、そしてそれが痛みのある人々の評価と
管理の改善につながることを望んでいる」

とのことです。

さて、まずは定義された1979年から。

【原文】
An unpleasant sensory and emotional experience associated with actual or potential tissue damage,or described in terms of such damage.

【和訳】

(痛みは)組織の実質的あるいは潜在的障害に
基づいて起こる不快な感覚・情動体験であり、
それには組織損傷を伴うものと、そのような
損傷があるように表現されるものがある。


次に改定された2020年です。


【原文】

An unpleasant sensory and emotional experience associated with, or resembling that associated with, actual or potential tissue damage.

【和訳】

(痛みは)組織の実質的あるいは潜在的障害に
基づいて起こる不快な感覚・情動体験、または
それに類似した不快な感覚・情動体験である。

何が変わったかと言うと、

1979年
『(痛みは)組織損傷を伴うものと、そのような
損傷があるように表現されるもの』

つまり組織損傷があるか、ないかで痛みを
区別していました。

しかし2020年では
それに類似した不快な感覚・情動体験
と表現をしたことで、組織の損傷を前提と
しないようになりました。

組織の損傷が無くても、【痛み】は起こる
ということです。

【不快な感覚・情動体験】というところから、
気持ちやストレスとかでも痛みが起こると
言うことを意味しています。

現に過去の体験とかが痛みへ繋がりますし、
嬉しいことがあると痛みが和らぐ方も、
何人も見てきました。

理学療法士として働きだした時から、
組織損傷とか、筋肉・姿勢・関節などの
組織のみで痛みを説明するところには、
違和感を持っていました。

それが間違いで無かったということも、
証明できたのは僕の中では大きいです。

先日、こちらの記事をあげました👇🏻

僕が理学療法士に限界を感じているのは、
1979年から変わっていないからです。
組織のみで全て判断しているからです。

でも僕達セラピストが相手にしているのは、
あくまで人です。
筋肉・関節・姿勢といった組織(=名詞)を
見ているのではないのです。

本当の原因が見えていないから、
接骨院とか治療院とセラピストが増えるのに、
痛みに悩む方が減らないのです。

『気持ちの問題です』
この言葉も軽々しく言えなくなりました。

しっかり痛みの現象だけではなく、
"痛みを抱えるあなた"までも見てくれる
セラピストに出会えることを願っています😊

ちなみにこの方法は、この改定された痛みの
定義をもとに考え出した僕なりの方法です👇🏻


🤲🏻神経ケアマガジン も見てくださいね✨


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