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初めて行っても安心感 大分トリニータ

スポーツ愛する皆さん、こんにちは。
はやすぽです。

せっかくの旅行なので、なかなか行けない遠いところになるべく行きたいなと思ったりします。Jリーグも終盤戦で、緊張感も高まる中、九州で一番大きなスタジアムに行くことにしました。昭和電工ドーム大分で行われるJ2大分トリニータの試合です。

2002年FIFAワールドカップの開催地として立候補し、また2008年に国民体育大会及び全国障害者スポーツ大会が予定されていたこともあって、2001年にできたこのスタジアム。大きく盛り上がった2019年ラグビーワールドカップでも使われましたよね。

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大きなスタジアムだけに山の上にあり、大分駅前からシャトルバスに乗って向かいます。30分ほど進むと、その姿が目の前に現れます。スタジアム周辺も、スタジアムの中のコンコースもスペースがたっぷりあって動きやすいです。大分を味わえるようなグルメコーナーもあったりします。足湯もあるのは、嬉しいです。

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ゴール裏には熱心なサポーターがたくさんいますが、メインスタンド側にお店やブースが集中しているので、お客さんもそちら側に偏って座っています。大きなスタジアムなので、それをどう使うのかを考えた結果、こうなったんだと思います。

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試合が始まる30分ほど前に、選手紹介がスクリーンを使って行われました。選手たちはその時、ピッチ上でウォーミングアップをしていました。
この試合は、一部の席では声出しが解禁されていたので、ゴール裏にいるサポーターが選手の名前を順に呼んでいくのですが、その際に大きなスクリーンに名前が表示されます。初めて来た人だと、なんと言っているのかがわからないことがよくありますが、ここは表示があるのでわかりやすいです。

選手が入場してくる時にも大きなスクリーンに、「タオルマフラー、コレオを掲げましょう」みたいなことが表示されます。みんなやってるなということで、なんとなくはわかるのですが、このように表示されると安心感があります。そして、みんなと同じことをやってみると、サッカーの応援に加わっている楽しい気持ちが湧いてきます。

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ハーフタイムにも、きれいな演出がありました。選手たちのウォーミングアップが終わって、水を撒く間に、場内の照明が消されます。
スタンドにいる人たちは青いライトを掲げます。グッズ売り場で売られているようです。見た目もとてもきれいで、一体となって後半を戦う選手を盛り上げようという雰囲気になっていました。ハーフタイムにこういう参加型の演出があるというのは、案外珍しいのではないでしょうか。

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全体を通して、初めて行ったお客さんとしては、今、何をすればいいのかがわかるのは、すごく安心できます。そして、何千人もの人たちと一体になって、応援に加われるのは、なかなか他では味わえない特別な体験です。実際、タオルマフラーを掲げたり、青いライトを使ったりするのは、子供たちも楽しそうにやっていました。


熱心なサッカーファンの方の中には、スクリーンの表示などでいちいち指示を出されることに、「サッカーは、そういうもんじゃない」と思うこともあるかもしれません。確かに、サッカーの本場ヨーロッパではやっていないでしょう。でも、初めて訪れた人に安心して楽しめる環境をつくろう、"にわか"でも応援に加われる喜び味わってもらおうという心配りがあるのは、大きな魅力です。



スタジアムから帰るシャトルバスの中では、一体感を味わえた、ちょっと温かい気持ちになっていました。

スポーツの魅力を見つける旅は続きます。

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