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金曜の夜にスタグルを楽しむ 熊本

金曜の夜にスタグルを楽しむー。

野球だったら、大昔に定着していることです。東京、大阪、名古屋、福岡などの大都市なら、職場からスタジアムに直行することは、そんなに難しくありません。じゃあ、地方だと、どんな感じになるのだろう?

そういえば、平日の夜に地方での試合を見たことはほとんどありません。

Jリーグが金曜日の夜にも試合をするようになったのは、DAZNと契約した後ですから、結構経っています。
「金J」は、こんな経緯で始まったという記事はこちら。


それを見るために、4月21日に熊本に飛んでみました。
このイベントには、Jリーグも力が入っていたようで、野々村チェアマンも来場していました。この日対戦した両チームでプレーした元日本代表の巻誠一郎さんと一緒にトークショーをやっていました。


巻さん(左)も野々村チェアマン(右)も、話が上手です


トークショーも面白かったのですが、それ以上にインパクトがあったのが、スタジアムグルメでした。スタジアム周辺に、ケータリングカーがずらりと20台くらい並んでいました。

各店イチオシメニューの一覧表


マップまであります


カレーや唐揚げ、弁当から、パンやスイーツまで幅広い。1000円を超えるものはめったになく、500円から800円がボリュームゾーン。ステーキ丼の店の前に、長い行列ができていました。熊本だけに、赤うしのステーキや馬すじカレーなんていうのもあり、 食べてみました。

この唐揚げ屋さんは、常に行列がありました
珍しいメニューが多い


スタジアムは総合公園の中にあるので、芝生の上に敷物を敷いて食べるのがとても気持ちいい。スペースが十分にあります。都心のスタジアムだとこういうゆったりさはありません。日が沈んでいく雰囲気の中で、美味しい食べ物を食べられるのは実に贅沢です。
トークショーを見て、食べ終わったらスタジアムの中に入る。ウォーミングアップを見る。スタメン発表を見る。そんな流れでした。


スタジアムは街の中心部と空港の間ぐらいにあり、電車やバスを利用すると1時間近くかかってしまいます。車で来ている人が多かったようです。だから、飲むより食べているという感じがしました。夕方なので、気温も下がっており、アルコールで喉を潤したいという感じともちょっと違いました。それから、子供が少なく大人の割合が高いと思いました。午後7時キックオフですから、家に帰ると10時頃になってしまいます。寝る時間を過ぎてしまうでしょう。


そういえば、スタグルと言われて久しく経っていますが、他の国とはちょっと違いますよね。
アメリカだと、マイカーで自分達で食材やバーベキューセットを持ち込んで、スタジアム周辺の駐車場でパーティーをしています。ヨーロッパのサッカーだと、スタジアムの近くにあるパブや飲食店で腹ごしらえをしたり、ビールを飲んだり、仲間と語ったりしてから、スタジアムの中に入るというスタイルです。台湾のプロ野球とかマレーシアのサッカー場では、日本に近い形で、場外に屋台が出ていました。
スタジアムの周辺にケータリングカーをズラリと並べる、ご当地メニューを楽しめる形は、日本独特のスポーツ文化なのかもしれません。どこか、お祭りの屋台の雰囲気もありますよね。

最近Twitterで、日本のスタグルが安くて美味しいと海外でも評判になっているという話が出ていました。確かに、その土地ならではのものがあったり、選べる種類がすごく多いですよね。
それから、場外でやっているから、試合のチケットを買わなくても、スタグルだけを楽しむこともできます。サッカーを見ることに加えて、別の楽しみがあるとも言えるし、サッカー観戦ともう一つ別のイベントが合わさっているとも見えます。

もう十分に発展してるじゃないか、これで満足だと思うのか。いやいや、まだまだ斬新なことができると思うのか。足を運んで、いろいろ食べて考えてみれば、いいんじゃないでしょうか。


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