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No.6『“SFM”6分間のマイファンタジー』《出会い編》🌈


《目次》
1.近所の叔母さんは霊能者
2.未来透視が私の転機
3.「運命?」能力者A君との出会い
4.透視能力の仕組み
5.守護霊のおばあちゃん
6.A君の過去と旅の約束

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能力者A「自分が興味があれば分かりますよ!でも自分に関わることだけは分からないんですww

私「自分に関わることだけ⁇


能力者A「はい…昔は視えてたんですけど精神が持たなくて…だって他の人が自分のことを『あーでもない』とか思う感情が常に飛んで来るんですよ〜!そんなん面倒ですから。だから有名なお寺の人の所へ行って、【せめて自分に関わることだけは視えないようにして欲しい】ってお願いしたんです!」


能力者A「そしたら、【その分の代償は大きいけどそれでも取るか?】って脅されましたが、『ハイッ』て答えたら神様に頼んでくれました。そこからは自分のことと、自分に関わる事は一切分かりません。」


後輩B「やばいでしょ!この話。聞いたときにスケールがデカすぎて自分はもう訳分からんかったんです…」
φ( ̄ー ̄ )


私「確かに…もうマジなやつだね。A君の能力を疑うとかもう、そんな次元のレベルじゃないのだけは分かる…。


今、彼はもの凄い過去をさらりと話してくれましたが、今さっき会ったばっかりの自分にこんな話を出すなんて…。

ほんと異次元過ぎる内容なのに、出会ったばかりの私に臆さず淡々と話すA君の言葉が胸に刺さり、なぜかこの時、お寺にいる彼の鮮明な風景が脳裏に飛び込んで来ました。


それは、両脇に火柱が立ったお寺のお堂の前で、彼が跪(ひざまず)き、一心に祈りお願いをする風景だった…

その隣で数珠を首にぶら下げ、A君の為に険しい顔で一緒になってお願いしている住職の姿もある…📿


そして、そのお寺よりも巨大な神様の光が柱になって降りてくる…

それはまさに映画のワンシーン🎞を観ているような光景が一瞬、頭の中に飛び込んで来たんです…


私「…お母さんとか…親はその能力の事を知ってるの?


能力者A「はい、知っています。それだけじゃなくて、変な霊とかが家に入って来たりもするんで、辿り着けないように改築してドアを増やしたりしてくれました。それでも朝起きたら目の前にいたりしますけど…」


私「


聞いておいて何も返せない…

『もし彼と同じ能力が自分にあったら…?』


そう置き換えて想像しただけでも、相当壮絶だったんだろうって思う…それに人に話しても理解されにくいだろうし…


そんな沈黙した2人に気付き、空気を読んで、B君が自分の話しをてくれました。


後輩B「僕は大学で彼に出会ったんですけど、最初は全く知らなくて…。ある日、彼がカミングアウトしてくれて、その時にもう1人ツレがいたんですけど、そいつは怖くなって音信不通になりました。中々難しいと思います…こういう話って。スピリチュアルって枠があるようで無いですから。不信感を持って当然だとは僕も思います。」


能力者A「そうですよ。皆さんホント勘違いしてますが、ただの同じ人間ですよ。この能力があって良いことなんて、ほとんど有りませんから!!」


私「なんか表現が違うかも知れないけど、僕らが思う、魔法使いになりたいみたいな憧れとはまるで違うんだね…自分もさっきまで勘違いしてた。他にも今まで誰かを視てあげて、大変だったこととかはある⁇


能力者A「ありますね。子どもが産まれない理由を聞かれたので、真実をそのまま答えたら、『お前のせいでそうなった。どう責任をとってくれるんだ?』って…ほとんどの真実なんて、恨まれるだけで言わない方がいいんです。」

能力者A「それに、たまたま私はポジティブ思考ですけど、普通の方なら能力あったって、ただ病むだけだと思います。」

確かに…また深過ぎて返す言葉が見当たりません…

とにかく、僕らとは経験の苦しみの次元が違い過ぎる。

そして、私には聞く以外何もしてあげれませんとすでに悟りました。


ここまでまだ1時間も話をしてないのに、もう彼が言う言葉の重みが、今まで読んだり聴いたりしたどんな未来透視能力よりも説得力があり、現実感が格段に違いました


そして『無理して理解してもらわなくていい』と肌で感じる純粋な声のトーンが、何より人間らしく、そこの感情に一点の偽りなどありません。


ただの日常会話となんら変わらないのです。

透視をわざわざ大げさに言わないし、自分達がただ目の前にある物を見た時の、たいした感情も無く話すその日常のトーンと同じです。

中々文字だけでは伝わりにくいですが、不思議な話が聞く側に違和感無くさらりと染み込んできます。


そして彼の実際現実で起きている視えない世界の話を聞くと、一般人の理解しない精神の低さと、私自身の未熟さ、そして学んだスピリチュアルの世界とのギャップとも彼の言う実体験とは大きなズレがありました。


それは私の軽はずみな質問でさえきっと失礼で、その度に彼は話していい内容なのかを率直に神様か守護霊様に聞く、もしくは、透視映像を視て答えて判断するので、邪魔な思考を一切捨てるだけで無く、

純粋に私の事だけを思って1番適した回答をするんです…

それに気づかず、さっきまで好き勝手に質問をしていた自分…もう申し訳なくなってきます。


しかし、それも裏を返せば、確実に守護霊様も神様も私達に見えないだけでそこにいるから。


この世界は本当に信じるものは救われるんでしょう。

それだから悪いことも良いこともその行動がいつも誰かに見られている。

だから当たり前に自分が行ったことが返ってくるだけで…

そんな中、後輩B君もずっと大学から彼と親友でいて、本当に器が広く、きっとゆっくり彼を理解して来たのでしょう。後輩ながら本当に精神が落ち着いていて尊敬できる人間です。

しかしこんな興味本意でスピリチュアルを軽んじる私じゃあもう、彼を傷つけてしまうだけだ… 不意にそう思ったときに、彼が意外な言葉をくれました。


能力者A「早坂さん。今度3人で旅行に行きませんか❓神社⛩とかはどうです❓もしかして面白い体験が出来るかも知れませんよ^ ^」


(えっ自分で良いの❓❓)


と一瞬迷いましたが、もっとこれから彼と深く探究してみたい欲求と、すでに丸裸に自分のことを分かってる人が誘ってくれるなら、反対に彼を理解してあげれる人間にならなくてはという感情が芽生えました。

「じゃあ、3人で旅行行ってみようか❓」
(´∀`)(^_^*)(*´∀`)♪

能力者A「じゃあ、ついでに日程を決めますね。来月のお2人が、『この日だけ予定が視えない』ので1ヶ月後のこの日で。🗓」

「「エッ❓どーゆーことー❓❓」」
( ・∇・)?( ・∇・)⁈


能力者A「さっきも言ったみたいに、『私の事だけ』は絶対に視れないので、裏を返せばこの日は2人共、『私と会っている』という事になるんです。ですからこの日に行きましょうww」

✨…✨ ̄ー ̄ )✨✨

『『ぎゃ〜〜❣️❣️何その能力、便利過ぎじゃん〜〜❣️神さま〜〜』』
\(*゚▽゚*)⭐️(*゚∀゚*)/


こうして、1ヶ月後、不思議な3人旅が始まったのでした…



『“SFM”6分間のマイファンタジー』《出会い編》🌈

…終わり…


🔷最後に…

皆さん、ありがとうございました😊

いかがでしたでしょうか??✨

もし次回作も読みたいと思って貰えた方は
コメントをお待ちしています🌈

まだまだこういうファンタジー話などは世間ではタブーかもしれません。

しかし私は、皆様がこのスピリチュアルな世界を当たり前に理解出来るようになる時代がもう間もなく来ると思っています。

そしてこの物語を書くに当たり、相当悩みました。

本当に書いても良いのか⁇誰かの為になるか⁇ただ親友を傷つけてしまうだけなのか⁇

沢山のリスクを承知で書きました。

それでも私達3人で経験したという事実は何も
変わりありません。

だとしたらこの経験こそが重要で何よりも価値があると思い書かせて頂きました。


そして、読んでもらう限りは、愉しくなって欲しいとこのnoteという世界を選んでいます。

きっとこの一歩が何か皆さんの心の変化や、益々皆さんの未来の豊かさに繋がってくれることと信じています🌈

今回も最後まで読んで頂き本当に有り難うございました。

皆さんのお陰でこの記事が掲載できましたことを心より感謝を申し上げて今回の物語を終わりにしたいと思います🌈

“SFM”6分間のマイファンタジー
《出会い編》🌈
著者   早坂渚🌈
絵    B君
監修   A君


"SFM"シリーズは全てコチラから読めます👇

考察も上げてますので読みに来てください😆


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