人間の生き方 サン=テグジュペリ
サン=テグジュペリ(1900―1944)は、フランスの作家で、飛行機操縦士である。代表作は、『星の王子さま』や『夜間飛行』などがある。
彼は、名門貴族の子弟として、フランスのリヨンに生れる。海軍兵学校の受験に失敗後に、兵役で航空隊に入る。
除隊後に、航空会社の路線パイロットとなって、多くの冒険を経験する。その後に、様々な形で飛びながら、1929年に、処女作の『南方郵便機』を発表する。
以後に、『夜間飛行』(フェミナ賞)、『人間の土地』(アカデミー・フランセーズ賞)、『戦う操縦士』『星の王子さま』等を発表する。
彼は、行動主義文学の作家として活躍した。第2次大戦の時に、偵察機の搭乗員として困難な出撃を重ねて、1944年、コルシカ島の基地を発進したまま、帰還せずである。
サン=テグジュペリ(1900年―1944年)はフランスの小説家、飛行家である。詩情豊かな名作を世に出して、『星の王子さま』は世界中で長く愛読されている。
人間の生き方について彼は語っている。
「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである」
さらに彼はこういっている。
「人間は充実を求めているのであって、幸福を求めているのではない」