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#5 僕の進む道を教えてくれた「ヘヴイメタルソング!」

#私の勝負曲

僕の人生を変えた1曲があります。

ある時期、僕は「ちゃんとしなければいけない!」と思いやりすぎて自分を見失ったことがあります。でも、ある曲を聴いて希望が持てるようになりました。

その1曲に出会うまでとその後の人生の変化について話したいと思います。

昔、僕はアメリカのカリフォルニアで通訳、ビジネスエージェントとして働いていました。

30歳を迎える頃に親のことが気になり帰国することを決めましたが、何の仕事をすればいいのかわかりませんでした。

英語の資格はあったので英語講師になり、はじめは英会話、TOEFL、TOEIC、英検、ディスカッションなどを教えました。

その後はTOEFL/TOEIC高得点・満点達成コースをやるようになり

受講生がリーディング、リスニングなど少なくとも1セクションで満点を取り「おかげで希望のMIT(アメリカの大学院)に合格しました。」と感謝されるとやりがを感じました。

ただ、いったん受講生が高スコアや満点を取ると次の受講生にも取らせてあげないといけない、できなかったら本当に申し訳ないと思いすぎて、一日中仕事のことばかり考えるようになりました。

そして、「満点を絶対取らせないとダメだ。」そう思うようになったのです。

僕はHSP ( Highly Sensitive Person=人一倍敏感でなんでも真に受けすぎる気質)なので、あまりにも真剣すぎたのも原因だったと思います。

英語試験を受けにアメリカまで行く

僕が教えていたTOEFLというのは、アメリカなど英語圏の大学、大学院に入学するために英語が母国語でない人が受験する英語の試験です。

このTOEFLはペーパーの試験(PBT-TOEFL) 、パソコンを使った試験(CBT-TOEFL) 、インターネットを使あった試験(iBT-TOEFL) と形式を変えてきました。

ペーパーからパソコンの試験に変わる時期はアメリカの方が早く、日本では遅れて実施されました。僕は受講生に教えるために、わざわざ自費でアメリカに行き、この試験を受けTOEFL対策をしていました。

日本でパソコンの試験が始まる前にしっかり準備をしないといけないと思ったからです。

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思いつめすぎて自分を責めた

当時、「満点を取らせないと講師生命が終わる。」とさえ思っていました。今、思えばそこまで思い詰めることはないと思うのですが。

たとえ受講生が満点をとれなくても、たとえばTOEIC930点でもとても良いハイスコアです。なのに「リスニング満点495点中480点、ああダメだ。満点じゃない。あと15点足らなかった。申し訳ない。」と自分を強く責めてしまうわけです。

それが自分の性格なのだからしょうがないとは思いますが。

高スコア、満点が取れるというのが口コミで広がると生徒さんが知り合いの方を紹介してくれます。ありがたいことです。大変ありがたいことなのに、「次、ダメだったらどうしよう?」と不安になり疲れも取れず体調不良になりました。

しばらくして「俺は何をやってるんだろう? なぜやってたんだろう?」と思うようになりました。


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何したいの? 

「自分は何を目指していた?」のかが、わからなくなっていました。

そこでぼっーとするうちに、だんだん思い出してきました。

「そういえば、俺は昔、英語できなかったよなあ。」

「アメリカで英語がしゃべれずアホと思われたこともあったなあ。」

「あっ、そうそう。俺は洋楽で英語をやり直して英語ができるようになったなあ。」

「そういえば、音楽最近聞いてない。」

「あー、なんてこった。音楽忘れてる。」

ようやく、

「そう、洋楽が好きだった。そうだ、洋楽を聞こう!」と思うようになりました。


ついに来た!運命の一曲!This is it!

早速、ネットでロック、ヘヴィメタルで検索して動画を見ました。

ヘヴィメタルの大御所のディオのライブの映像、Rainbow in the dark, ガンズアンドローゼズ、Welcome to the jungle、メタリカ:Enter the sand manなど「いやー、やっぱ歌は最高〜!」


ロック以外にも名曲はジャンルを問わず好きなのでエドシーラン、アデル、チャーリープース、アヴィチーなどポップ、EDMなどいろいろ聴きました。「いやー、久しぶり!音楽ってやっぱいいなあ!」音楽は元気をくれます。


どんどん嬉しくなって動画をクリックしていると、何やらブロンドでロン毛のボーカルが目に止まりました。

まず、「男か女か?」うーん、わからない。 

「ロン毛のスーザンボイルか?」

歌のタイトルは? 

「アバのマネー、マネー、マネー」となっているけど、ジャンルはヘヴィメタル?本当か?

気になって見てみると、見事にアバの歌をメタル化している。

スゴイ!ものスゴイ、ハイトーンシャウト!このボーカル。

この歌い方、サイコー!感動!

自分もこんな風に歌いたい!と大感激したのです。

こいつは一体誰なんだ?


原点を思い出す! Now I remember!

調べてみると、このボーカルはレインエクシードというバンドのトミーでした。この曲は衝撃で、ヘヴィメタルは素晴らしい!と再認識しました。

この曲のおかげで、自分の原点を思い出しました。

★教科書が苦手でロックやメタルで英語をやり直しマスターした。

★洋楽で人生が救われた。

★自分のような人に英語を教えようと思っていた。

そこで、今までの仕事をやめ、洋楽で英語が楽しく学べる洋楽英語をスタートすることにしたのです。


人生の転機になる1曲がある

ということで、レインエクシードというバンドのトミーが歌う「マネーマネーマネー」これが僕の運命の1曲。そして、元気をくれる勝負曲です。この歌に出会い感激し、「やりたいこと!好きなこと!」に気づきました。

洋楽とは昔から縁があったので、こうなるのが偶然というより必然なのかもしれません。


最後に:何に出会うかで人生は変わる!

人生何がきっかけで変わるかわかりません。それは、歌かもしれませんし、映画、人、本、旅、料理かもしれません。フランス料理を食べて感動し、フランスに行きシェフになった人もいます。

いずれにしても、何かと出会うことで生き方、仕事、付き合う人、住む場所全てが変わることもありますから、人生どうなるかわからないものです。

ただ言えるのは、

迷った時は「今までやってきたことをやらなくてもいいんじゃない。変わってもいいさ!」と開き直った時に、

何かいいものに出会う気がします。

それでは、また!


読んでくださってありがとうございます。
Thank you and have a good one!

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