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コロナウイルスについて(ちょうど一年前の再録)
このところ、わたしが異様なくらい新型コロナウイルス感染拡大について話すのを避けているのにお気付きだろうか。
理由はシンプルで、その語り口について、とても癇に障るものが多いからだ。
理屈が通る通らない、というのを置き去りにして話す人々が多すぎると思っている。
我々の行動は、理に基づき、一定の評価をした上で行動に反映される。
たとえばわたしは、マスクを着用しているがこれは主に「周囲に対する一定のエ
hagex氏が殺されてから3年が経った。
hagex氏が殺されたことをどんな風に捉えようか、実のところまだ決めかねている。
僕は氏と会ったことはなく、氏のblogも実はあんまり読んでなかった。時折読むblogに紹介されていたり、hagex氏と会った話を見たり、趣味の集いでhagex氏に会うチャンスができたりして、この人、なんとなく僕の人生ラインに最近よく浮上するなあ、などと思った矢先だった。
ご存知の通り僕が得意なのは人を傷つけること
慰謝料、制裁金、清算金。
まとまってないのでフワッとしたうえに非常に差別的な物言いになるんだけど、協議離婚の際、高額の慰謝料を取る気持ちってどうなんだろうなーと思っている。
離婚の理由にもよるんだろうけど、罰というか制裁というか、ダメージ喰らえ!という気持ちと、逆には、相手からはこの額を払ってでも離婚したいと思われてたのか、という気持ちがある気がする。
そのふたつは両立するが後者はなんか本当に辛そう。
そしてこの二つは
カクヨム短編 自作自薦集
こんにちは。
これを読んでいる方のほとんどは白蔵主天狗、ハクゾース、という筆名よりも「蘭之助、もう吠えないのか」のひと、「ローグ、ローグ、ローグ」のひと、あるいは「ハニカムウォーカー、また夜を往く」のひと、という方が通りがよいかもしれません。
単純に書くことと、それが響くひと数名に読まれるだけで満足してしまいがちなこの身ですが、ふと振り返ると、せっかく書いたものがほとんど読まれないのは惜しい!だ
文学と空手の話。(もう10年近く前の原稿の再掲)
日々ほとほと考えていたことですが、なんとなく結論めいたものにたどり着いたので覚書。
文学とは何ぞや、何を目的とし、何処へ向かうのか、という問いは、「文学」を「空手」に置き換えると分かりやすい気がしました。
空手とは何ぞや、何を目的とし、何処へ向かうのか。
はてさて。
空手の本質を問うには、まずは徒手空拳の技が産み出された一番最初にさかのぼることが必要です。
源流を明確にして、いかなるベク
自己肯定と自己評価の話(再録)
やりゃあ出来るんだよ、いいからやれよ、というのがすべて残酷なことだとは思わないけど、それを残酷だと思わないあたりが最も残酷なことなのかもしれない。
人の可能性を信じる、というのはちょっと小意地の悪い言い方をすると、特別なものなど何もない、という意味だ。
僕は才というものをあまり信じない。ある程度のレベルになった時、その先に行けるかどうかというのには関係あると思う。しかし、その「ある程度のレベル」
漫画村(古い)と、いただきますとかごちそうさまの話(再録)。
漫画村関連について話そうとするとついつい、ウボァー!と叫ばずにはいられないのだけど、発作を抑えつつ書いておこうかと思う。
何が嫌かって、どいつもこいつもまったく的外れなことばかり言っている、ということに尽きる。
曰く、著作権について、曰く、漫画コンテンツについて、マネタイズについて、作家の生活保障について、コンテンツビジネスの構造について、インターネットと法律について、知る権利、表現の自由につい
秩序型犯罪者ではないと自己確認する話(再録)
交差点に来るたびに思うこと。
行列に並んでいる時に横入りされると普通人は腹をたてる。その原因についての思考実験だ。
不利益が起きるから腹をたてるのか、決まりを破る人間を許せないのか、自分より得をする人間が面白くないのか、その辺りの鍵はこの交差点にあると思う。
青信号待ちでばらばらと人が並んでいるところをすり抜けて、先頭に立つことを責める人はあまりいない。それは、厳密に言えばズルではあるが、誰
「袈裟風呂敷」由来の豆知識(再録)
それ別にいいよってくらい細かい話なんですけど、なぜ「ちょっと」を「ちょっくら」というのか知らないで使っている人が多いので覚書。
由来を知らなくても使えるのが慣用句のいいところですが、由来を知る身からするとこの使い方どうなの、ということも多いです。
ちょっくら、は古典落語の「袈裟風呂敷」に由来するのですが、見栄張り同士の意地の張り合いで、なんでも量を多く言い合う中、うっかり「ちょっと」と言いかけて
「ハニカムウォーカー、また夜を往く」(ボイスドラマ版)
何言ってんのかなコイツって思ったでしょ。
オッケー。合ってる。その感覚は間違いないです。そのまま持ち続けていこう。この先読むことが何倍にも面白くなるはずです。
掲題通り、ハニカムウォーカーがボイスドラマになります。おおー、ハニカムウォーカー面白いもんな、とうとう世界に高橋が「見つかる」時が来たか、とお思いのあなた。違います。まだわたし見つかってません。潜伏してます。世界よ、見つけてもいいんだぜ。
再録 スペース辻斬りと差別意識の話。
さんざっぱら止められたけど結局見物にでてしまった。薄桃の寝巻きに羽織だけつっかけて、ごほごほ言いながら江戸の火事。なんでもスペース辻斬りが火事の現場でガソリンつけて刀拭いてるらしい。
「小夜ちゃん、どこ行くンだい、危ないからお家に居た方がいいよ、なンだい、髪も結わずに嬉しそうな顔をしてサ」と横丁のおかみさんに声をかけられたけど弾む足どり。わたしは狂気を好む。真っ赤に燃える江戸の夜。薄明かりの中、半
余計なお世話の話(再録)
ふっと気づいたけど、ほとんどの人は掻きまわそうとか荒らしてやろうとか思ってるんじゃなくて、ただひたすらに善意か、ただひたすら刺激に反応する虫みたいな生き物かのどちらかなんだよな。
いいものを見つけたから教えてあげたい、とか、間違った見方を矯正してあげたいとか、自分が惨めな存在だって教えてあげたいとか。
そのほとんどは「余計なお世話」なのだけど、それらが邪悪なのは余計なお世話だからではなく、ただ暴力