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結婚式準備のレシピ

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50会場以上のホテル、式場で結婚式を創り見届けてきたフリーランスウェディングプランナーが、結婚式準備のノウハウを伝授!
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2020年5月の記事一覧

歓談中ゲストと会話出来る割合

披露宴の時間は、どの結婚式のスタイルも 2時間30分〜3時間。 そしてほぼ全ての🤵👰が結婚式準備スタートでおっしゃる言葉は “ゲストに感謝の気持ちを伝えたい”です。 進行を創りながら、本当にその感謝の気持ちを伝える時間をご用意出来ているのかな?っていつも自問自答する癖がついてます。 だって、本当にゲストと会話できる時間ってごくわずかだから。 披露宴時間 − 演出時間 = 歓談 リアルな話、この残りの歓談をゲスト人数で割るので、ゲストが増えれば増えるほど、直接お話しがで

平日に打ち合わせをすると得する理由

土日休みの🤵👰は打ち合わせは週末したい!と思う方多いはず。 でも、中々会場で、週末打ち合わせ出来ない事ありませんか?? 週末打ち合わせできない会場側の理由は様々あります ・ホテル・ゲストハウス(専門式場) カメラ、ビデオ、花、牧師などの担当者と直接打ち合わせをしなければならず、まとめて打ち合わせをした方が何度も日程を抑えずに済む為 ・レストラン ウェディングサロンやレストラン内に打ち合わせブースが、別にないところだと、週末ランチやディナーのお客様や、結婚式で打ち合わせ場

3秒間

“瞬間”という時間は心理学的にいうと“3秒間”だそう。 例えば結婚式の体験が1日に5時間だとすると “瞬間”は18,000回の連続ということ。 だから18,000回の“瞬間”の内、 どこに最高の“瞬間”をもってくるかというのはとても大事だと思っています。 ピークとエンドの法則。絶頂と最後。 それはエモーショナルな部分に限ります。 どこにピークを持ってきて、最後はどのように感じたいのか、もしくはゲストに感じてもらいたいのか。 プランナーであれば、感じてほしいと想う気持ち。

マリッジブルーの原因

そのひとつに”他人と比較する”という原因があります。 このスマートフォンをいぢるだけで、情報は常に入って無意識に比較している。そして選択している。私もあなたもそして花嫁たちも。 無意識なのに、なぜそれが出来るのだろうと考えてみた。 比較するのって楽なんですよね、きっと。 誰にも何も批判される事なく、心の中で評価するのを楽しいと感じたり、他人と比較してモチベーション上げたり… 花嫁に置き換えると、 その比較は”もっといいものあるんじゃない?”っていう人間の執着する欲望があお

映像作成のコツ

動画が簡単に作れてしまう時代のおかげで、プロフィールムービーは手作りしたい、って方が殆どとなりました。(手作りを断念してと途中でどこかの映像会社さんに頼む方もいらっしゃいますが) 作成には思っている以上に時間がかかるから、本当早めに動いておく事オススメしますよ。 映像の影響力は絶大で、結婚式演出にはとても重要なコンテンツ。 ただ中座中の時間つなぎで流すもの、ではなくて その会場の温度を上げたり、空気を変えたりする力があります。 だから必要な時は、当日ゲストと一緒に見る事もオ

知ってる?会場別のスタンダード

結婚式を創る上で最も重要である 「時間・場所・人」の圧倒的な差を説明したところで、それぞれの会場ごとのスタンダード(いわゆる”一般的”というところ)を会場別の施設の特徴と合わせて説明します! これまで説明してきた事と重複する事もありますので再度ご確認を! ①ホテル 皆様ご存じの通り宿泊できる建物ですね。 大きなホテルですと、宿泊できる場所以外に宴会ができるお部屋がいくつもあるので、企業のイベントなどで足を運んだ方もいらっしゃると思います。そのお部屋でお食事を提供する披露宴を

アシスタントちゃんのお仕事

デザインコーディネーターのアシスタントちゃん。主にビジュアルを担当してくれています。イメージを形にするのが得意で、スイスイなんでも魔法のように作るので、とっても助かっております。そんな仲間こお仕事をご紹介します。 ①カラーパレット提案 ドレス、お花、好みの色、求めている装飾雰囲気などの様々なものを掛け合わせて好みのカラーパレットを作ってます。カラーパレットを作ることで手作りアイテムや依頼するお花などのカラーを統一する事が出来ますよ。また、お好みのカラーがある場合はそちらを基

“スペシャル” と ”リアル”

プランニングする時に意識するのは “スペシャル(夢)”と”リアル(現実)” “スペシャル”とは厳選された項目を組み合わせて ゲストの事を想いながら、結婚式のイメージを最大限に引き上げて、創造すること。 特別な1日を作り上げる為に 時期や時間やゲストの動きなどを考えます。それは、とってもわくわくする時間であって、お客様が発する言葉全てが私たちの知識と経験の引き出しを開けて“リアル”に近づいていきます。 “リアル”とは現実的な部分。 いろいろなリスクを考える必要があって、雨の

人と比べてどうするのか説

SNSの普及と比例して 人と比べる結婚式や見栄やプライドで構築された結婚式をよく見かけるようになりました。 「あの子より良いと結婚式と思われたい」 などの欲望で創る結婚式は準備をすすめていく途中 何のために結婚式をするのかを見失って、いつのまにかワクワクがうすれていく。きっと疲れるんだと思います。 また、「一般的はどのようにしていますか?」 いう質問の答えを参考に結婚式準備を重ねると 自分たちも気づかない内に基準がいつしか他人の結婚式になっていきます。 結婚式とは 結婚と

余興の存在

昔から余興は大好き 二人の為に考えて、練習してお祝いする時間で 想いの塊みたいなもの。 自分がした時大変だったから、とか ゲストに面倒な事をさせたくない、とか 色んな考え方があるけれど もしもゲストが余興をしてくれる、っていってくれたら、断らない事をお勧めします。 もしもそれで進行が押しそうならなら 進行を変更する事をお勧めします。 余興の皆様には 出来る限りの事は対応してあげたいと思います。 もしも余興の内容が新郎新婦に内緒なら 席次表の配置も、さりげなく余興のスペース

聡明叡智 or 天真爛漫

結婚式の準備をお手伝いしていると、当たり前ですが様々な花嫁に遭遇します。以前ふと思った事があって、聡明叡智な花嫁と天真爛漫な花嫁どちらのほうが幸せなのだろうか、と。 結婚式の準備は、お相手様との密なコミュニケーションで成り立つもので、喧嘩したり励ましあったりしながら、二人の絆が強くなっていく時間だとも思っています。 準備段階でウェディングプランナーからの複雑な説明や、親御様のご意向が絡む面倒な確認事項などの宿題に対し、一度で聞き分け、メモしてすぐTodoにしたり、結婚式の