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歓談中ゲストと会話出来る割合

披露宴の時間は、どの結婚式のスタイルも
2時間30分〜3時間。
そしてほぼ全ての🤵👰が結婚式準備スタートでおっしゃる言葉は
“ゲストに感謝の気持ちを伝えたい”です。

進行を創りながら、本当にその感謝の気持ちを伝える時間をご用意出来ているのかな?っていつも自問自答する癖がついてます。
だって、本当にゲストと会話できる時間ってごくわずかだから。

披露宴時間 − 演出時間 = 歓談

リアルな話、この残りの歓談をゲスト人数で割るので、ゲストが増えれば増えるほど、直接お話しができる時間が必然的に少なくなります。


【ゲストと会話できる割合】

◆150名以上(5%〜10%)
結婚式中に全員のお顔を把握する事は難しいでしょう。それぞれと直接お話する時間は設けられません。
歓談中に5〜10グループ位と30秒〜1分位(ゲストが積極的に高砂に来た場合)
テーブルラウンド時、各テーブルに30秒〜1分位(ゲストが席を立っていなければ)
お見送り時に一人2秒〜5秒ずつくらい
(ゲストが先に帰っていなければ)

◆90名〜150名(10%〜20%)
「来てくれてありがと〜ぅ!」「ドレスめちゃくちゃ素敵!」「旦那さん初めまして!」「彼女が学生時代、いつも一緒にいた子だよ」と紹介するというような挨拶位の会話が出来る。
進行のほとんどを歓談にすれば10グループ位と4分ずつくらい
テーブルラウンド時、各テーブル2分ずつくらい
お見送りでは一人10秒ずつくらい

◆60名〜90名(20%〜40%)
歓談でメインテーブルにゲストの集まりが多ければ、全員とお話できかも!?
演出いくつか入れて、歓談中全グループと2分ずつくらい
テーブルラウンド時各テーブル3分ずつくらい
お見送りでは一人30秒くらい

◆40名〜60名(40%〜70%)
「スピーチめちゃ緊張するんだけど〜」「〇〇のお母さんと久々話した!」「今日の二次会の
ことなんだけど・・・」というような、3〜4回位のターンの会話が出来る。
歓談中 全グループと3分ずつくらい 
テーブルラウンド中 各テーブル5分ずつくらい
お見送りでは一人45秒くらい

◆20名〜40名(70%〜90%)
全グループごと確実に会話ができます 写真撮影したり、昔話に花が咲いたりします。
歓談中 全グルーぷと4-5分くらい
テーブルラウンド時 各テーブル10分以内ずつ
お見送りでは一人1分以内

◆20名以下(90%〜100%)
会話中心のパーティになるでしょう
演出以外のすべての時間を使ってゲスト一人一人と5〜7分位お話できます。


感謝の気持ちを伝える結婚式をしたいのに
ゲストと会話できる時間って意外と少ないと思いませんか?しかも、感謝の気持ちは来てくれてありがとう、だけじゃないと思うのです。本当に伝えたいのは。
結婚式は、進行の創り方と時間配分がキーとなり、それによりゲストが受ける印象がだいぶ変わります。

一般的な結婚式をお求めの場合は、上記割合が一概に絶対!とは言えませんが、内容を目安になさると会場側と担当者はより理解を示し、スムーズにお話が進むかと思います。


個人的には、ゲスト層に合わせて本当にじっくり考える事オススメします。

本当にその演出が必要なのか。
する意味があるものなのか。
逆にその演出を使って感謝の気持ちを伝えるのか。考えるのは、本当は自由だと思うから。
進行はパーツではなくて、ひとつの空気のような流れにすると、ゲストの温度に変わり感情が出てきて気持ちが伝わるものです。

準備をスタートした頃想っていたように、感謝の気持ちを伝えられるような、映像であったり、演出であってほしいなと思います。

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